【価格判明】新型レヴォーグレイバック S:HEVはターボと同額の424万6000円〜! フォレスターとの違いや立駐対応を徹底解説
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:SUBARU
スバルのSUV「レヴォーグレイバック」に、新型ストロングハイブリッド「S:HEV」モデルが追加されます。注目の受注開始日は2026年7月4日(土)。正式発表を前に、早くもその驚きの価格戦略が判明しました。
新設定されたS:HEVの価格は既存の1.8Lターボ車と同額。フォレスターではガソリン車と約45万円の開きがあるS:HEVですが、なぜレヴォーグレイバックではこれほど戦略的な価格設定が可能だったのでしょうか。
この記事では、気になる新型レヴォーグレイバックの価格や、2つの新グレード「プレミアム」「プレミアムブラック」の装備差、そして買い得グレードを徹底検証。ハイブリッド化に伴って変更された最低地上高や立体駐車場への対応などの進化点まで徹底解説します。
新型レヴォーグレイバックにストロングハイブリッド「S:HEV」が登場! 2026年7月に受注開始
スバルはハイブリッドのラインナップが少ないメーカーですが、最近はストロングハイブリッドの「S:HEV」を充実させています。
水平対向4気筒2.5Lエンジンを使って、燃費の向上だけでなく、動力性能にも余裕があります。総合的な性能を高めたスバルらしいストロングハイブリッドです。
従来の「S:HEV」搭載車は、クロストレックとフォレスターのみでしたが、今後は新型レヴォーグレイバックも搭載します。
受注開始は2026年7月4日
新型レヴォーグレイバックは、2026年6月に1.8Lターボエンジン車を改良しており、ストロングハイブリッドの「S:HEV」は、2026年7月4日(土)に受注を開始します。
したがって価格が正式に公表されるのも7月4日ですが、販売店では、6月上旬から価格を明らかにして実質的に注文を受け付けています。
新型レヴォーグレイバック S:HEVの価格
ここでは、新型レヴォーグレイバック S:HEVの価格をグレード別に紹介します。
グレード別の価格
新型レヴォーグレイバック S:HEVの価格は、「プレミアム S:HEV EX」が452万1000円、「プレミアムブラック S:HEV EX」は424万6000円です。
「プレミアムブラック S:HEV EX」の価格は、「プレミアム S:HEV EX」よりも27万5000円安いです。通常はスポーティな「ブラック」が高いですが、新型レヴォーグレイバックは逆です。
| グレード | 価格(税込) |
|---|---|
プレミアム S:HEV EX | 452万1000円 |
プレミアムブラック S:HEV EX | 424万6000円 |
「プレミアムブラック」が「プレミアム」より安い理由
両グレードの価格の違いを販売店に尋ねると以下のように返答されました。
「プレミアムブラックS:HEV EXのシート生地は、本革で色彩はブラックですが、プレミアムS:HEV EXでは、さらに上質で肌触りの柔らかいナッパレザーを使います。色彩もタンカラーが用意され、プレミアムブラックS:HEV EXよりも価格を高めました」。
買い得グレードはプレミアムブラックS:HEV EX
以上を考慮すると、新型レヴォーグレイバック S:HEVの買い得グレードは、「プレミアムブラックS:HEV EX(424万6000円)」です。
新型レヴォーグレイバック S:HEVの割安な価格設定|1.8Lターボ・フォレスターとの比較
ここでは、新型レヴォーグレイバックの1.8Lターボエンジンやフォレスターのガソリンとストロングハイブリッドの価格差を検証します。
新型レヴォーグレイバックの価格を一覧表でまとめました。
| 車種 | パワーユニット | グレード | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
新型レヴォーグレイバック | 2.5L S:HEV | プレミアムブラック S:HEV EX | 424万6000円 |
プレミアム S:HEV EX | 452万1000円 | ||
1.8L ターボ | リミテッド EX | 405万9000円 | |
ブラックセレクション | 424万6000円 |
「プレミアムブラックS:HEV EX」が1.8Lターボと同額の424万6000円である理由
注目されるのは、新型レヴォーグレイバックの1.8Lターボと比べた時の価格差です。
1.8Lターボに本革シートなどを組み合わせた新型レヴォーグレイバック「ブラックセレクション」は424万6000円なので、ストロングハイブリッドの「プレミアムブラックS:HEV EX」と同額です。
装備内容は、1.8Lターボの新型レヴォーグレイバック「ブラックセレクション」に標準装着されるリアゲートの電動開閉機能、「ハーマンカードンサウンドシステム」、後席ヒーターが、ストロングハイブリッドの「プレミアムブラック S:HEV EX」ではメーカーオプションです。
価格は同じでも装備は少し劣りますが、「S:HEV EX」を割安に設定していることは間違いありません。
フォレスターではS:HEVが約45万円高い
ちなみにフォレスターでは、同等の装備を採用するS:HEVと1.8Lターボを比べると、価格はS:HEVが約45万円高いです(100V・1500Wの電源コンセントなどを含む)。
つまり新型レヴォーグレイバック S:HEVは、価格を意識的に安く抑えました。
参考までに、フォレスターのグレード別価格一覧を表でまとめました。
| 車種 | パワーユニット | グレード | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
フォレスター | 1.8L ターボ | ツーリング | 385万円 |
ツーリング EX | 399万3000円 | ||
スポーツ EX | 419万1000円 | ||
スポーツ EX ブラックセレクション | 430万1000円 | ||
STI スポーツ | 446万6000円 | ||
2.5L S:HEV | X-BREAK S:HEV | 437万8000円 | |
X-BREAK S:HEV EX | 452万1000円 | ||
プレミアム S:HEV EX | 464万2000円 |
新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様の魅力|快適な乗り心地とS:HEVの相性
もともと新型レヴォーグレイバックは、「レヴォーグなどのスバル車には、乗り心地が硬い印象があり、クルマ好きの夫には好まれても奥様に反対されて購入に結び付きにくい」という意見を反映して開発されました。
静粛性の高い「S:HEV」と快適な乗り心地が生む抜群の相性
開発者は「ライバル車にはトヨタ ハリアーなどを想定しています」と述べており、スバル車では異例なほど乗り心地が快適です。内装も上質に造り込みました。
この新型レヴォーグレイバックの特徴と、ノイズが小さく実用回転域の駆動力を高めたS:HEVの親和性は高いです。つまりS:HEVの本命は、新型レヴォーグレイバックだといえます。
最低地上高と全高をレヴォーグシリーズと比較|立体駐車場でも使いやすい
新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様と1.8Lターボ仕様、レヴォーグのサイズを一覧表でまとめました。
| 項目 | レイバック S:HEV仕様 | レイバック ガソリン仕様 | レヴォーグ |
|---|---|---|---|
全長 | 4735mm | 4770mm | 4755mm |
全幅 | 1820mm | 1820mm | 1795mm |
全高 | 1550mm | 1570mm | 1500mm |
ホイールベース | 2675mm | 2670mm | 2670mm |
最低地上高 | 180mm | 200mm | 145mm |
最低地上高を20mm低い180mmに
新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様は、1.8Lターボに比べると、最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)を20mm低い180mmに抑えています。
この変更により、全高も1550mmに収まり、立体駐車場の利用性も向上しています。
最低地上高は、レヴォーグが最も低い145mmで、新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様は180mm、1.8Lターボの新型レヴォーグレイバックが200mmです。
この中間的な最低地上高を基準にすると、新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様は、新型レヴォーグレイバックのバリエーションに含まれながら、レヴォーグのストロングハイブリッド仕様にも位置付けられます。
スバルの分類では「ハッチバック/ワゴン」
そのためにスバルのホームページを見ると、新型レヴォーグレイバックの1.8Lターボが「SUV」のカテゴリーに分類されるのに、新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様は、「ハッチバック/ワゴン」に属しています。
レヴォーグからの乗り替えにも適している
立体駐車場を使いやすければ、全高の低いレヴォーグから、新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様への乗り替えもしやすいです。
しかもレヴォーグの1.8Lターボに本革シートなどを組み合わせた「STIスポーツEX」の価格は441万1000円なので、新型レヴォーグレイバック「プレミアムブラック S:HEV EX」の価格は、ストロングハイブリッドを搭載しながら約17万円安いです。
まとめ|ハイブリッド中心の時代に応えるスバルの価格戦略
以上のように新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様は、高機能なストロングハイブリッドを搭載して装備も充実させ、価格は割安です。スバル車のユーザーだけでなく、他メーカーのSUVからの乗り替えにも適しています。
今後は2030年度燃費基準の達成度合いに応じて、自動車関連税の税額を決める案も検討されており、燃費の優れたハイブリッドの販売促進が大切な課題になっています。
トヨタのヤリスシリーズやカローラシリーズ、ホンダのシビックや今後改良されるフィットも、ノーマルガソリンエンジンを減らしてハイブリッド中心のグレード構成にしています。
新型レヴォーグレイバック S:HEV仕様の価格は、時代の流れにも応えているのです。
【筆者:渡辺 陽一郎 画像提供:SUBARU】
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