フォルクスワーゲン ゴルフGTI 実燃費レビュー【100-200km】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
GTIの優秀な燃費はDSGの効果が大きい
後楽園前から100キロ走って辿り着いたのは、関越自動車道の上里サービスエリア。
ここまでの燃費が13.1km/L。パフォーマンスを考えれば、とても優秀な値だ。燃費を決める要素はさまざまだが、ゴルフGTIの場合には他のゴルフ同様に、DSGトランスミッションの働きが大きいだろう。
ツインクラッチ式の6速2ペダル・トランスミッションは賢い電子制御と組み合わされ、つねに最適の段を選んで、素早く変速する。
通常の“D”モードで走行していると、DSGはポンポンッとトップ6速に持っていこうとする。スロットルペダルを戻したり、ブレーキを踏んだり、ハンドルを切ったり、何らかの操作をクルマに加えると、それを感知したDSGは状況に応じ、判断して、ギア段をキープしたり、反対に下の段に落としたりする。
しかし、基本的には素早く上の段に上げて燃費を稼ごうという設定だ。その“D”の下にある“S”モードはスポーティモード。“D”モードのように、ポンポンッと急いでシフトアップせず、各々のギアをホールドし続け、エンジン回転も高回転域まで回す傾向を備えている。
上里サービスエリアから千曲川さかきパーキングエリアまでは高速道路が主体なので、“S”モードの出番はほとんどなかったが、混雑したりアップダウンの多い高速道路などでエンジンブレーキを有効に使いたい場合などには、“S”モードを使いこなせば便利だ。
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