試乗レポート

三菱ギャランフォルティススポーツバック編集部員試乗レポート(3/3)

公開日:2009/08/30 07:00 最終更新日:2009/08/30 08:39

ルックスとユーティリティ

見た目は、リアハッチが傾斜しているためクーペのようなスタイリッシュさがある。セダンからの追加モデルということもあるかもしれないが、ここまでクーペのようなボディーラインを彷彿させるような傾斜は、ハッチバックの人気が高いヨーロッパのメーカーでもなかなかない。

もちろん、実用性はハッチバックそのもの。後席のシートを倒せば荷室として大きく使えるのは当然だが、後席のシートはワンタッチフォールディングシートで、リアハッチからすぐ手が届くところにあるレバーを引くだけで、シートが簡単に倒れ利便性も兼ね備えている。

欧州車以上のルックスとハッチバックの実用性、そして日本車らしい利便性を兼ね備えたコダワリの一台と言えよう。

最後に購入のアドバイスだが、見た目にこだわるようであれば、オプションのルーフスポイラーはお勧めだ。しかし、コンパクトなハッチバックだとリアハッチが垂直に近いため、スポイラーの装着は好みが分かれるところだ。

ところが今回取材した車両を見る限りでは、クーペのようなスタイリッシュさの演出に一役かっているような感がある。

メーカーオプションで42,000円という決して安くはない金額だが、リアスポイラーといったエアロパーツにネガティブな印象をもつ年配の方もいるかもしれないが、ここは先入観をなくして是非ともチョイスしてもらいたい。

筆者オートックワン編集部

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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