三菱 ギャランフォルティス スポーツバック 編集部員試乗レポート(2/3)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
中間グレードの「SPORT」が手頃
ギャランフォルティススポーツバックは、ハッチバックの人気が高いヨーロッパをターゲットにセダンボディのギャランフォルティスをベースとして開発されたモデル。
余談かもしれないが、このクルマの初公開は日本ではなく、2008年10月パリ・モーターショーであったことから、欧州車を意識して作った車というより、欧州向けに開発されたコダワリ日本車といってもいいだろう。
グレードは「TOURING(ツーリング)」、「SPORT(スポーツ)」、「RALLIART(ラリーアート)」の三種類。
「RALLIART」は可変バルブ機構を搭載した2LインタークーラーターボエンジンにツインクラッチSSTを装備し、駆動方式は4WDで価格は3,013,500円。「TOURING」と「SPORT」はインタークーラーターボが搭載されないものの、可変バルブ機構の2Lエンジンと6速スポーツモードのCVTを搭載し、2WD(前輪駆動)と4WDから選べる。
価格は「SPORT」の2WDが2,163,000円、4WDが2,373,000円。そして最もベーシックな「TOURING」が2WDで1,921,500円、4WDが2,131,500円となる。
単純に走りにふったクルマが好きなら「RALLIART」をおススメする。しかし今回の課題である「マニアではない人へ勧めたいクルマとは?」から選ぶのであれば、車両価格や装備の内容から「SPORT」を推したいところ。
そこで確認のために試乗を行った。
絶妙なフィーリング
試乗に選んだ場所は海岸の断崖を削って作られた起伏のある道路で、ドライバー運転のしやすさを優先したというより、地形に合わせてカーブを作ったという、クルマにもドライバーにもハードな場所。
早速、ギャランフォルティススポーツバックを走らせると、思いのほか加速がスムーズ。正直なところ走りにふったクルマ好きである僕としては、グレード「RALLIART」に後ろ髪を引かれる思いはあったが、起伏と連続するカーブが続く今回の試乗場所においては「SPORT」のNAエンジンの素直なフィーリングが好印象だ。
そしてなにより、驚いたのは6速スポーツモードCVTのパドルシフトの使い勝手のよさだ。三菱に限らずパドルシフト搭載車の広告は何故かシフトアップする操作を映す。確かに広告の作りとしては、自動車のもつ爽快感やスピード感を広告で表現したいのはわかるのだが、実はパドルシフトの真価はシフトダウンにある。
ちょっと想像してみてほしい。今回のような起伏とカーブが連続するような、場所ではエンジンブレーキとフットブレーキを併用するようなシーンが頻繁にあるかと思う。ギャランフォルティス スポーツバックのパドルシフトはかなり反応がよく、シフトダウンによるエンジンブレーキの速度調整が容易だ。
ちなみに、パドルシフトは自動的に変速が行われるDレンジでも操作が可能で、パドルシフトでエンジンブレーキを掛けて速度を調整し、カーブを抜けたあとはCVTの変速でスムーズに加速させるといったこともできる。
市街地ではパドルシフトを積極的に使うシーンは少ないかと思うが、ディーラーで試乗の際はこのパドルシフトの操作感を確かめてもらいたい。
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