フランスで対面した、新型SLC。SLC300、AMG SLC43のステアリングを握り、地中海沿いのワインディングを長い時間走り回ったが、それでも飛行機までの時間があったので最後に「SLC250d」を試乗。
すると、これが悪くない。低速トルクはもちろん、伸びもあって気持ちがいい。まるで3リッタークラスの自然吸気エンジンが持つ力強さだ。
日本でもディーゼルをポジティブに受け入れる風潮が強くなっているだけに、こんなモデルを入れてもおもしろい気がする。
まぁ、それもこれも基本骨格のよさが浮き彫りされた試乗会であったことは明白である。
[Text:九島辰也]