誕生20周年の「SLK」が改名して大幅に進化!メルセデス・ベンツ「SLC」クラス 海外試乗レポート(2/2)

  • 筆者: 九島 辰也
  • カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
誕生20周年の「SLK」が改名して大幅に進化!メルセデス・ベンツ「SLC」クラス 海外試乗レポート
Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 Mercedes-AMG SLC43 画像ギャラリーはこちら

進化を遂げながらも、SLK時代の美点であるハンドリングは健在

Mercedes-Benz SLC300

この日も峠を入り口でモードを変えると、一気に頭が覚醒した。

ダイナミックセレクトはSLC300にも積まれていたので、メルセデスAMG専用というわけではない。ただ、モノがモノだけに、スポーツマインドの高いモデルとの組み合わせが効果を倍増させる。

個人的には、SLKの時代からこのクルマの美点はハンドリングだと信じている。特に高速時での素直なフィーリングと安定性は他を圧倒する出来映えだ。

今回もそれは如実に出ていて、どんな状況下でも安心感を与えてくれた。実寸よりもワイドトレッドに感じる安定性はある意味メルセデスらしいセッティングかもしれない。

Mercedes-AMG SLC43Mercedes-AMG SLC43Mercedes-AMG SLC43Mercedes-AMG SLC43

バリオルーフと呼ばれる電動トップはこれまでと同様に信頼性の高いシロモノで、当然だがクローズド時はクーペ然とした気密性を保つ。走行中でも開閉は時速40キロまでなら可能。

オープン時には得意のエアスカーフもあるので、首もとを温風で暖かくしながらドライビングできるのが嬉しい。首もとを暖めると、温泉にでも入っているような気になるから不思議だ。

この他の電子デバイスも、他のラインナップ同様に順次進化している。

自動ブレーキのアクティブブレーキアシスト、ブラインドスポットアシスト、レーンキーピングアシストなどが標準もしくはオプションで広く用意される。

まるで3リッターNAのような力強さを楽しめる2.5リッター直4ディーゼル

Mercedes-Benz SLC250dMercedes-Benz SLC250d

フランスで対面した、新型SLC。SLC300、AMG SLC43のステアリングを握り、地中海沿いのワインディングを長い時間走り回ったが、それでも飛行機までの時間があったので最後に「SLC250d」を試乗。

すると、これが悪くない。低速トルクはもちろん、伸びもあって気持ちがいい。まるで3リッタークラスの自然吸気エンジンが持つ力強さだ。

日本でもディーゼルをポジティブに受け入れる風潮が強くなっているだけに、こんなモデルを入れてもおもしろい気がする。

まぁ、それもこれも基本骨格のよさが浮き彫りされた試乗会であったことは明白である。

[Text:九島辰也]

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九島 辰也
筆者九島 辰也

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX」副編集長、「アメリカンSUV」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON」副編集長なども経験。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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