誕生20周年の「SLK」が改名して大幅に進化!メルセデス・ベンツ「SLC」クラス 海外試乗レポート(1/2)
- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
GLCと同様、Cクラスとの関連性を示す名称へと変更された「SLC」
SLKとして日本でも親しまれてきたコンパクト2シーターロードスターが、誕生から20周年を迎えた。
1996年、思い起こせばそのデビューはかなりインパクトがあった。当時可動式メタルトップはレア中のレア。撮影用広報車のトップを開け閉めするたび、まわりの人の足がピタッと止まるのがよくわかった。
そして今回、20周年を機にネーミング変更が行われた。「GLK」が「GLC」になるのと同様、「SLK」は「SLC」となった。
この一連の流れは、シャシー共有の帰属性を意味する。3文字目がCクラスとの関連性を表すといったカタチだ。もちろん、今回の変更はそれだけではすまない。
同時にフェイスリフトやパワートレーン、電子デバイスの進化を遂げた。名前が変わるのだから当然といえば当然だが、実はアップデートの内容は半端じゃない。
エンジンは、馬力違いの2リッター直4ターボ(SLC200/SLC300)とメルセデスAMGの冠を持つ3リッターV6ツインターボ(SLC43)、それと2.5リッター直4ディーゼル(SLC250d)がラインナップされる。
発表されているエントリーモデルの1.6リッター直4ターボ(SLC180)は遅れての導入になるのか、この日の国際試乗会場には準備されていなかった。
9G-TRONICやダイナミックセレクトの採用で、よりスポーティに走りを楽しめる
トランスミッションは、一部モデルにトルコン式「9G-TRONIC」を標準装備している。試乗したSLC300はまさにそれで、パドルシフトを駆使するとかなりスポーティで気持ちのいい走りができる。
この9G-TRONICは、ご存知のようにオーバードライブ的なギアが増えただけではなく、通常の2速から4速あたりの領域にギアを増やすことでシームレスに機械的なエネルギーロスを少なく加速させる。ある意味、運転がし易くなったとも感じるであろう。
「Mercedes-AMG SLC43」は9G-TRONIC スポーツという専用チューンのギアボックスを積む。ギアチェンジのスピードが上がり、減速時のブリッピングも頻繁に行う。
そして、これに同調するのが新採用の「ダイナミックセレクト」。エンジン、AT、ステアリング、サスペンションを「Sport+」から「エコ」まで5段階調整できるシステム。結果、総合的にスポーティさが増し、かなり攻めの2シーターとなったのは確かだ。
しかも、モードを「Sport」もしくは「Sport+」にするとエキゾーストサウンドがより一層攻撃的になる。ドライバーは思わずステアリングを握り直すことになるだろう。
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