ジャガー XJ・XF 2.0ターボ[2013年モデル] 試乗レポート/石川 真禧照(2/3)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:茂呂幸正/オートックワン編集部
よりスポーティなXFの味付け
もう1車、ミディアムサルーンのジャガーXF 2.0 リッター ターボ「Luxury(ラグジュアリー)」は、XJよりも小さめのボディなので、もう少しスポーティな味付けを楽しめる。
エンジンは2500回転からトルクが太くなり、グングンと加速する。8速ATは80km/hで8速にシフトする。加速データを計測してみると、0→100km/hは6秒台。これなら3.0リッターエンジンは不用だ。しかも燃費は高速走行では16~20km/Lという好数値を達成した(JC08モード燃費は9.3km/L)。
エコな2.0リッターモデルにこそアイドリングストップ機構を!
ジャガー XJとXFに新たに搭載された直列4気筒2.0リッターターボエンジンだが、これはすでにランドローバーブランドから発売されている「イヴォーグ」や「フリーランダー2」に投入されている。このエンジンはフォード製なのだが、エコで、パワー/トルクも高性能なエンジン。最近のエンジンのなかでは、トップレベルに仕上がっているエンジンといえる。
組み合わされるZF社製8速ATだが、V6やV8エンジン車と同じギア比を採用しているものの、最終減速比は2.73とローギア化されている。これはXJもXFも同じだ。
アイドリングストップは2.0リッターモデルには装備されていないが、それでもすでに書いたように燃費はかなり良い。近い将来、アイドリングストップが装備されれば(他のモデルは装備済)、街中での燃費はさらに向上するに違いない。
[次ページへ続く]
この記事にコメントする