2009年 下半期ベスト・バイ・カー/石川真禧照(1/2)
- 筆者: 石川 真禧照
【国産車編】トータルベストカー/トヨタ サイ
国産車のトータルベストカーの選出はかなり迷った。
スカイラインクロスオーバーのトータルな使い勝手のよさも捨て難いし、エクシーガのスピードと多人数乗員も実用性が高い。スポーツモデルとして魅力があった。しかし、どちらもマニアックな選択だ。
2009年後半の話題はやはり、レクサス HS250hとトヨタ サイのハイブリッド ミドルクラスセダンだろう。どちらも、発売1ヵ月で半年以上の納車待ちという人気ぶりだ。
2車種のうち、僕は「トヨタ サイ」を推したい。サイとHS250hとの価格差は約70万円だが、装備の差は助手席パワーシートなど僅か。あとはレクサスのブランド料。車重も軽いサイのほうが軽快だし、フロントマスクもシャープだ。
【国産車編】ベストハンドリングカー/ホンダ シビックタイプRユーロ
ホンダというブランドはやはり、走りの楽しさがよく似合う。このクルマに乗ってそう思った。
以前から欧州に出かけると、このスタイルのタイプRに時々出会うことがあった。出会う度に、その個性的デザインにドキッとさせられていた。
そして、日本にタイプRユーロが入ってきて、今度は走りの楽しさにワクワクさせられた。
2リッター 201ps+6速MTのフィーリング、専用バケットシートのホールド感など、すべてが走りを楽しむために造られている。こういったホットなクルマには、久しぶりに出会った。
トルク感応型ヘリカルLSDも使いこなせれば、さらにコーナリングが楽しくなるだろう。
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