ホンダ アコード&アコードツアラー 試乗レポート(4/4)

ホンダ アコード&アコードツアラー 試乗レポート
フロントスタイリング リアスタイリング サイドビュー 直列4気筒DOHC i-VTECエンジン インパネ フロントシート リアシート メーター シフト ステアリング ドアライニング 画像ギャラリーはこちら

賛称する点はシートの質感

ラゲッジアレンジ

ハンドリングのシャープさやコーナーリング中の安定性もFFを知り尽くしたホンダならではの印象は予想通りだが、あらゆるシチュエーションで軽量なクルマに乗っているかのように身のこなしが軽い。先代モデルに対してサスペンションの設計でロール剛性を上げていて、その分ダンパーの動きをスムーズな方向にすることでシャキッとしたハンドリングのまま乗り心地も良くなっている。

また、エンジンのマウント位置を下げていることで重いトランスミッションの位置も下がり、さらにエンジン及びミッションマウント方法をモディファイして、コーナーリング中のエンジンの動きをコントロールしている。これらが相乗してノーズヘビーな印象を感じなくなった。

インテリアでは視認性と操作系を中段にまとめるなど使い勝手が良い。さらに、シートのフィーリングもフィット性と質感が高く、シビックタイプR以降、最近研究に力を入れている成果が出ているといえるだろう。また、新型オデッセイで成功したAピラーを細くして視界を上げる手法も良好で、フラットなダッシュボードアッパーにより+80mmの車幅を感じさせず全体の見切りも良い。

他に、使い勝手を考えた親切設計も多く、コンソール両サイドに携帯電話などが置けるサイドユーティリティポケットはユニークで使いやすい。ツアラーの荷室はリヤシートを倒してフルフラットが可能で、床下収納を設けているので目立たせたくない荷物を隠すことができる。セダンはトランク開口下部を80mm下げて積み下ろしが楽になっている。

新型アコード及びアコードツアラーは、スタイリッシュになったことと使い勝手を考慮しつつ、より高級車になったといえるだろう。

サイドビューインパネサンルーフタイヤ&アルミホイール試乗6
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松田 秀士
筆者松田 秀士

1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間&ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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