ホンダ アコード&アコードツアラー 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:小平 寛
輸入車に肩を並べた上質感
8代目のキーワードは「アドバンスド・クオリティ」というだけあって、より高級感を演出する仕上がりとなっている。
このキーワードはセダン&ワゴン共通で、先代ではセダンとワゴンで異なるコンセプトを打ち出していたのをもう一度元に戻した格好だ。したがってそれぞれのディメンジョンはほとんど同じ。旧型比では、セダンの全長+65mm、前幅+80mm、全高-10mm、ホイールベース+35mm。ツアラーは全長が旧型と同じの±0mm、全幅+80mm、全高-25mm、ホイールベース-15mm。全幅はセダン・ツアラー共に広がり、これによって室内のショルダースペースも共に65mm拡大され、フロント席のカップルディスタンス(運転席と助手席の間隔)も40mm拡大されている。これによって、室内のゆとり感が増した。
全長はセダンが伸び、ツアラーは据え置きとなった。セダンとツアラーの共通化によって、ホイールベースはセダンが長くなりツアラーが逆に短くなって、セダンと同じ長さになっている。ちなみに、床は10mm低床化されている。
スタイリングは写真を見て判断していただくのが一番だが、エッジの効いたシャープなイメージで最近のホンダ車としてはセンター前クリーンヒットと感じている。また、ツアラーのルーフを短くしてリアガラスの傾斜を強めたことで、人気のあった6代目に回帰した印象を受ける。
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