新型フリードvs現・売れ筋コンパクト徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
今回のセグメントには、各メーカーがそれぞれ独自性を追求した車種を送り込んでいる。
先日、ホンダからニューモデル「フリード」がデビューした。ホンダにはフィットというベストセラーカーも存在するが、こちらはスライドドアや3列シートなど、ミニバン的な要素を盛り込んだ、実質的にはモビリオの後継にあたるクルマである。今回持ち込んだのは、「Giエアロ」というスポーティグレードである。
ラクティスは、ファンカーゴの後継車として2005年10月に登場。新しい車名とともに、コンパクトカーの主流となってきたトールワゴン~ミニバンスタイル、さらにスポーティで男性的なイメージとなっている。
2007年12月のマイナーチェンジで、前後ランプやフロントグリル、ホイールキャップなどのデザインが変更。インテリアカラーにグレージュを追加、前席サイド&カーテンシールドエアバッグが標準装備された。今回は、パノラマルーフを装備した「G“L パノラマ Package”」を持ち込んだ。
2005年1月に登場したノートは、日産のBプラットフォームを用い、マーチとキューブの間を埋めるモデルである。
2008年1月のマイナーチェンジで、ヘッドランプやグリルなどフロントまわりのデザインを変更。室内はシートやトリムの生地、メーターのデザインが変更された。今回は、スポーティな「15RX」を持ち込んだ。
実は、フリードのコンセプトからすると、本来はトヨタではシエンタ、日産ではキューブキュービックあたりが直接的なライバルになる。しかし、最近マイナーチェンジしたこと、月販の実績などをかんがみて、ラクティスとノートを取り上げることにした次第である。
ちなみに、2008年1~6月の販売台数をみると、ノートは9位(計3万5991台)、ラクティスは15位(計2万9532台)である。
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