新型フリードvs現・売れ筋コンパクト徹底比較(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
マーケットを変えるパワーがあるかも
ホンダのこのタイプのクルマは、かつてSM-Xがヒットを飛ばしたものの、前作モビリオは少々不発だった。その最大の要因は、やぼったさの残るスタイリングだったと思う。ユーティリティについては、ボディサイズのわりには悪くなかったと思っている。
そしてフリードだが、まずスタイリングの印象がまるで違う。さらに、3つの後席のバリエーションが選べるという点も大きな武器となろう。
発売2週間で2万台の受注というのは、かなり健闘しているといえるだろう。
価格の問題もあり、フィット並みに売れるとは思えないが、こうしたコンパクトミニバンが出てきて、コンパクトカー界にも、ミニバン界にも、少なからず影響を与えるのではと思っている。
また、ミニバンについていうと、ひたすら何でも“できる”ことを追求し続けてきた流れが一段落し、2列目キャプテンシートの設定が増えてきた。それが、このクラスにいたっても設定されたことを歓迎すべきだろう。実際、2列目がキャプテンシートであるかどうかという点で、ミニバンの車内の雰囲気はまったく違ってくる。そして今のところ、受注の約半分が7人乗りというデータも発表された。ユーザーの本当のニーズに対し、メーカーがちゃんと応えてくれるようになったところは、大いに歓迎すべきだと思う。
また、市場はミニバン全盛だが、このクラスで十分という話になれば、ミニバンを欲しいと思いつつ、これまで不満があるので上のクラスを買い求めていた人にとって、ダウンサイジングにもつながる。フリードには、マーケットを変えるパワーがあるかもしれない。
ラゲッジスペースの使い勝手に強み
ヴィッツクラスのクルマよりも、スペースユーティリティを求めるユーザーのためのクルマ。前身のファンカーゴもそれなりに支持されたが、より真っ当にコンセプトを立てたクルマだと思う。あるいは、フィットの大成功を受けて、コンセプトを考え直したのだろう。そして、車名まで変えて出てきたのがラクティスである。
見た目も走りもいたってそつなく味付けされ、ユーティリティも高い。
セールス的には、月販で15位前後と、かつての勢いこそないものの、登場からそれなりに時間がたっていることを考えると、まずまずといえるだろう。また、同じトヨタ内でも、現行ヴィッツは、デザイン性も高く、初代に比べると大幅にスペースユーティリティを高めたこともあり、しかも価格がかなり安いということもあって、そちらに目が向くユーザーも多いのだろう。それでも、ヴィッツとの最大の違いは、やはりラゲッジスペースである。積載性を重視するのであれば、こちらを選ぶべきである。
何度もいうが、3列目シートがないだけで、ミニバンなみの使い方ができるラゲッジスペースを持つ。その点ではクラス王者のフィットをしのぐ優れた部分である。
乗用車的にオールラウンドに使える
販売的には、マーチの1.5倍ぐらい。デザインも万人向けであり、ユーティリティが評価されているからだろう。
日産としてのフィット対抗馬であり、マーチよりもむしろノートを日産のコンパクトクラスの本命モデルと捉えていいと思う。
マーチに対してはそうであるが、今回のように、トールワゴンタイプのコンパクトカーに比べると、もっとも手軽で、価格面でもアドバンテージがあり、乗用車的にオールラウンドに使えるところも良い。それほど大きなスペースは必要ないとか、あまり重視しないのであれば、ベストチョイスといえるだろう。
実際、コンパクトカーの購入を考えたときに、軽自動車と同じで、スペースの大きさに目が行きがちだが、価格と燃費、走りのフィーリングなどにおいて、乗用車的であるノートは、数々のメリットを持つ。最小回転半径が4.7mというのも強みだろう。
総合的に、価格に対する価値がもっとも高いように思えるのだ。
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