ダイハツ ミラココア グレード比較(2/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:ダイハツ工業株式会社/小平寛
ミラココア L・プラスL/4速ATでベーシックな装備のみを搭載
ココアとココアプラスの両方に、ベースグレードの「L」が設定されている。
搭載エンジンは全車共通だが、LだけはトランスミッションがCVTではなく4速ATとなる。また、パワーステアリングもLの2WD車だけは電動式ではなく油圧式になっている。このため、LグレードはXやGに比べ燃費性能が大きく劣っている。
2WD車を例にすると、XやGは23.5km/Lなのに、Lは19.4km/Lと2割近く燃費が悪くなる。
Lグレードの装備に関しては、マニュアルエアコン、パワーウィンドウ、パワードアロック、キーレスエントリー、デュアルSRSエアバッグなど、基本的なものだけが標準で用意されている。
Lの装備で問題なのは、ABSがオプション設定になっていること。今どき、ABSが付いていないようではクルマとはいえない。
わずか3万1500円の安全装備をなぜ標準にできないのか。スーパーマーケットのバーゲンチラシに乗せるおとり商品ではないのだから、ABSは全車標準にして欲しい。
ABSとトランスミッションの問題から、Lはミラココアを買うときに選んではいけないグレードといえる。
どうしてもLを選びたいなら、ABSをオプション装着するのを忘れないように。
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