コルベット史上“最強”のコンバーチブルが浅間ヒルクライムにて日本初披露(1/2)

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コルベット史上“最強”のコンバーチブルが浅間ヒルクライムにて日本初披露
(左)シボレーコルベット Z06クーペ(右)シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル シボレーコルベット Z06コンバーチブル 画像ギャラリーはこちら

初見参のニューモデル、シボレー コルベットZ06コンバーチブル

(左)シボレーコルベット Z06クーペ(右)シボレーコルベット Z06コンバーチブル

2015年5月30日、長野県小諸市で開催された「浅間ヒルクライム2015」の会場に、シボレー・コルベット(C7)のニューモデルが登場した。

イエローはすでにプレオーダーキャンペーンで詳細が明らかになっていたシボレーコルベットのハイパフォーマンスモデルであるZ06クーペだが、レッドは今回、初めて日本での正式発表となったZ06コンバーチブルだ。

シボレーコルベット Z06コンバーチブル

C7コルベットZ06は、シボレーのLT4型スモールブロックOHVユニットにスーパーチャージャーを装着し、「659馬力(485kW)」の最高出力と89.8kg-m(881N-m)の最大トルクを発揮する。

これは、C6時代に設定のあった647馬力(PS)のハイパフォーマンスモデル「ZR1」をも大きく凌いでいる。

シボレーコルベット Z06コンバーチブルシボレーコルベット Z06コンバーチブル

ごく一部のミッドシップスポーツカーを除いて、通常はコンバーチブルモデルはクーペに比べてボディ強度が落ちるために、600馬力オーバーのフルスペックの設定は避けるものだが、コルベットZ06コンバーチブルは659馬力フルスペックのパワーユニットを搭載してきた。

これはクーペとコンバーチブルの分け隔てなく、それこそレーシングモデルのC7Rとも共通するボディユニット、すなわち高剛性と低重心を備えるためにクーペモデルであってもルーフ部の構造体に応力を伴わないボディ設計を採用したC7コルベットならではの特徴と言える。

クーペモデルから屋根を落としてコンバーチブルにする他メーカーの様な構造と違い、コンバーチブル化におけるボディ補強は一切必要が無く、そのためクーペに対して電動ソフトトップ機構の分の重量増加で659馬力を受け止めるコンバーチブルを実現できたのだ。

シボレーコルベット Z06コンバーチブル

コルベットZ06はクーペ、コンバーチブル共に659馬力を有効に活用するために空力面を大幅に改良しており、新たにフロントのリップスポイラー、サイドスカート、3分割のリアスポイラーが追加された。

このスポイラー類はすべてカーボン製となっており、また3分割リアスポイラーのセンター部分は後方視認を考慮して強化ポリカーボンを採用する。この透明なセンター部分は高さを調節でき、リアのダウンフォースを好みに調整することが可能となっている。

ただし、この展示車両のコンバーチブルは参考車両となるため、このリアスポイラーが標準装着されて市販されるかどうかは現時点では未定となっている。

またハイパワー化に合わせてサイズの大きなタイヤを履くことができるようにボディ幅も拡大されており、その拡大幅はフロントで56mm、リアで80mmとなっている。

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トランスミッションは新開発の8段ATを搭載

シボレーコルベット Z06コンバーチブル

ハイパワー化に伴う施策はエンジンの排熱やブレーキの冷却などのエアフローも大きく変更することとなり、フロントフェンダー後方のエアアウトレットはかなり大型化され、そこにZ06エンブレムが輝くことになる。

これに伴いスティングレイ(エイ)のエンブレムは省略された。またリアフェンダー前方には新たにブレーキ冷却用のエアインレットが装着される。

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インテリアは基本的にノーマルのコルベットに準ずるが、ダッシュボードはカーボンパネルとなり、ハンドルデザインも変更され、ハンドルのカーボンアクセントにはZ06のロゴが輝く。

コンバーチブルのトランスミッションは新開発の8段ATで、変速タイミングはデュアルクラッチロボタイズドミッションを凌駕するとのこと。当然パドルシフトも装着される。

1953年の初代発表から伝統的にコンバーチブルをラインナップに加えてきたコルベット。アメリカのオープン文化の究極的形態となるスーパーハイパフォーマンスなコンバーチブルの登場は、まさに歴史的必然であったのだろうと考える。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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