BMW 6シリーズグランクーペ 試乗レポート/小沢コージ(1/3)
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- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:柳田由人
そして今回、満を持して登場したのが「BMW 6シリーズグランクーペ」だ。
今後、レクサスなども参戦してくる可能性はあるが、いわゆる“ドイツ御三家”では最後発となる。果たして、この群雄割拠のジャンルにBMWがどういった作戦で来るかだが、同社は非常に“らしい”手で来た。それは、あくまでも「BMWデザイン」で勝負するという手法である。
メルセデス・ベンツ CLSは、ダメンズ小沢に言わせると“メルセデスをジャガー化する”という手法を取った。そもそもこの4ドアクーペというジャンルはジャガーが先鞭を付けたと言っても過言ではなく、クーペさながらに流麗で低いボディを4ドア車に応用してきた。
そしてCLSは、特に初代モデルのリアビューなどは正に往年の名車である「ジャガー Eタイプ」風のデザインを採用。それが見事に際立つ美しさをもたらしてきたのだ。
しかし、「BMW 6シリーズグランクーペ」はそれとは微妙に違う。そこが、今回の面白さのカギとなる。
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