車載型地球局
公開日:
最終更新日:
- 筆者:
- カメラマン:佐藤靖彦
毎日働くパトロールカーや工事のときに出動する作業車両と異なり、車載型地球局が活躍するのは災害のときだけです。しかも、道路が破壊や寸断されるような大地震や大津波など巨大な災害に限られます。
したがって、活躍する雄姿はなかなか見ることができません。もし、見ることができたとしたら、それは大きな災害が起こったってことを意味しますから、できることなら一生出動して欲しくないクルマなのです。
が、東北地方太平洋沖地震が起きた今、被災地のどこかで活躍しているのではないでしょうか。
車載型地球局の仕事は災害によって破壊や寸断された道路の状況を現場からNEXCO東日本の本部に伝えること。災害現場にいち早く駆けつけて、損傷を受けた箇所をクルマに備わった固定カメラなどで撮影し、衛星を通じて状況を報告します。屋根の上のパラボラアンテナは衛星通信のために備わっているのです。
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