華やかなカラーが勢揃い! フォルクスワーゲン 新型up!プレス発表会レポート
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
新型になってもベーシックグレードが158万7千円~の戦略的価格
2017年4月27日、フォルクスワーゲン「up!」(アップ!)がマイナーチェンジを実施した。up!の日本デビューは2012年9月。149万円~(2012年当時)という低価格戦略や、クラス初のシティエマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)を標準装備するなど、輸入コンパクトカーの常識を覆す衝撃のデビューだった。あれから早くも5年が経過。新型up!はどこが進化したのだろうか。
グレードラインナップは先代同様。2ドア(3ドアハッチバック)のベーシックグレード”move up!”(ムーブ・アップ!)、同4ドア(5ドアハッチバック)の”move up!”、そして上級グレードの4ドア”high up!”(ハイ・アップ)の3タイプが用意される。価格は相変わらずの戦略的な設定で、2ドアmove up!が1,587,000円、4ドアmove up!が1,787,000円、high up!が1,938,000円(価格は全て消費税込)。
ちなみに2012年のデビュー当時は消費税率が5%だった。税抜き価格で新旧の価格を比較すれば、わずか5万円程度の値上げとなる。やはり相変わらず旧型同様にお得な価格設定だということに変わりはない。
ベーシックカーらしいミニマムなインフォテイメントシステムを採用
新型up!は今回のマイナーチェンジで内外装の小変更を受けているが、ハイライトはやはりインフォテイメントシステムの追加だろう。それもベーシックカーらしく、ゴルフなどに採用される大画面8インチ“Discover Pro”ではないところがポイント。新型up!では、通常ならオーディオが配されるゾーンに、5インチの横長ディスプレイを有する”Composition Phone”(コンポジション フォン)を設定。スマートフォンと連携し、専用アプリでナビゲーションや駐車場情報をスマホ側に表示させるほか、スマホの音楽再生も自在に出来る。
このコンポジション フォンはhigh up!グレードのみに+86,400円でオプション設定出来る。アレルゲン除去機能付きフレッシュエアフィルターとフルオートエアコンのセットで、high up!グレードを買うならぜひつけたいオススメ機能だ。
カラフルな新型up!の中でモデル・矢野未希子サンが選んだ意外な色とは!?
会場のスクリーンでは、矢野未希子さんが都内で新型up!をドライブする映像を紹介。普段は大柄なクルマを乗りこなすというアクティブな矢野さん。しかし、狭い道でも躊躇なくスイスイ進んでいける5ナンバーサイズのコンパクトなup!をドライブしてみて、その使い勝手の良さや、しっかりした走りの性能などに感心したと話す。
新型up!では新色3色を含むカラフルな全7色が用意される。会場でも、新色のハニーイエローメタリックやティールブルーをまとった”high up!”、そして2つの限定車、白色の「up! with beats」と赤色の「roof up!」が並んでいた。では矢野さんのお気に入りは?の問いに、聴衆のだれもがカラフルな答えを期待する中で、「黒ですね」と即答していたのが印象的だった。
[レポート/Photo:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
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全長x全幅x全高:3610x1650x1495mm/ホイールベース:2420mm/乗車定員:4名/車両重量:950kg/エンジン種類:直列3気筒 DOHC ガソリンエンジン/総排気量:999cc/最高出力:75ps(55kW)/6200rpm/最大トルク:9.7kg-m(95Nm)/3000-4300rpm/トランスミッション:5速ASG(Automatisiertes Schaltgetriebe:オートメーテッド マニュアル トランスミッション)/燃料消費率:22.0km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:185/55R15/メーカー希望小売価格:1,938,000円(消費税込)
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