実は遅れていない、トヨタの自動運転分野の技術力(1/2)

実は遅れていない、トヨタの自動運転分野の技術力
トヨタ自動運転テスト車両 トヨタ自動運転テスト車両 右折時注意喚起(路車間通信を活用) 通信利用型レーダークルーズコントロール(車車間通信を活用) Toyota Safety Sense Toyota Safety Sense 衝突回避支援型PCS(Toyota Safety Sense Cに設定) 歩行者検知機能付衝突回避支援型PCS(Toyota Safety Sense Pに設定) 交通コメンテーター:西村直人氏 画像ギャラリーはこちら
歩行者検知機能付衝突回避支援型PCS(Toyota Safety Sense Pに設定)

世界屈指の自動車販売台数を誇るトヨタが、自律自動運転技術の分野でもトップランクの技術力をもっていることは意外に知られていない。それは“より確実に、効率良く”そうした技術を世に送り出せるという確証が得られるまでは、じっくりとしたため育んでいくというトヨタ流が貫かれているからだ。

故に、周囲からは奥ゆかしいとも、じれったいともとられてしまうことがある。しかし、地道な研究開発に裏付された車両や先進技術の多くが市販化され、そして世界各国へと普及が進んでいることも事実だ。

Toyota Safety Sense

2014年11月、トヨタは次世代型の予防安全技術をパッケージング化した2種類の「Toyota Safety Sense」を発表した。

赤外線レーザー+単眼光学カメラ方式の「Toyota Safety Sense C」では5万円という低価格でグローバルカー「カローラ」や、コンパクトカー「ヴィッツ」にも装着可能とし、ミリ波レーダー+単眼光学カメラ方式の「ToyotaSafetySenseP」では歩行者検知機能が付いた衝突被害軽減ブレーキを搭載した。

トヨタはこうした予防安全技術の延長線上に自律自動運転があるとし、各方面の技術開発を行なっている。だとするならば「交通事故死傷者ゼロに向けて」をテーマに実用化された「Toyota Safety Sense」と自律自動運転技術にはどんな関係があるのだろうか。

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西村 直人
筆者西村 直人

1972年東京都生まれ。クルマとバイク、ふたつの社会の架け橋となることを目指す。得意分野はパーソナルモビリティだが、WRカーやF1、MotoGPマシンの試乗もこなす。近年では大型のトラック&バス、トレーラーの公道試乗も行うほか、HVのバス&電車など、物流や環境に関する取材も多数担当。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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