トヨタ アルファード、2022年登場の新型は長期の納車待ちも!? いまだ新鮮さを保つ現行型アルファードも有力な第二の選択肢だ

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人気の高級Lクラスミニバン「トヨタ アルファード」が、2022年上期にもフルモデルチェンジするとの噂が聞こえ始めている。3代目となる現行型は2015年1月に登場。来年2022年1月にはデビューから丸7年を迎えるが、いまだ人気が衰えることがない。いっぽうで現在、部品供給不足により新車の生産調整が行われ、各社ともニューモデルの登場も当初より遅れが生じているようだ。そんな中では、現行型アルファードの納車は比較的スムーズだという。

ならばいっそ、いつになるかわからない新型を待たず、ひとまず現行型アルファードを買ってみるというのはどうだろうか。

目次[開く][閉じる]
  1. 2022年にもフルモデルチェンジする新型アルファードは「キープコンセプト」… ところでキープコンセプトって、なに!?
  2. 最近のニューモデルはどれも、先行予約で注文しないとすぐに買えない事態に!
  3. 納車を待つくらいなら、今すぐ現行型を楽しむ乗り方もありだ! 将来の売却にも有利なアルファードの買い方をご紹介

2022年にもフルモデルチェンジする新型アルファードは「キープコンセプト」… ところでキープコンセプトって、なに!?

2022年にも登場が噂される新型アルファードは、現行型の登場から7年の時を経てのフルモデルチェンジだけに、内外装デザインの全てが一新する模様だ。

とはいえいっぽうで現行型との連続性を保つこと、つまり「誰がどう見てもアルファード」であることにも注力しているようである。これを自動車メディアではよく「キープコンセプト」などと呼んだりする。

人気が高いモデルのフルモデルチェンジでは度々見られることだが、トヨタのデザイン部門は特にそのさじ加減が上手い印象がある。

例えば、アルファードを印象づけるあの大きくてゴージャスなフロントグリルや、歴代モデルで継承されるスクエアで大柄な全体のフォルム(シルエット)などで共通した第一印象を与えつつも、じつは新旧のアルファードを並べてみるとまるで違うデザインだった、といった具合。

写真で見た第一印象は「あまり変わってないなあ」と現行型オーナーを安心させるいっぽうで、実車をまじまじと見たら「あれ、まるで新しい!」と心を動かせる訳だ。

最近のニューモデルはどれも、先行予約で注文しないとすぐに買えない事態に!

ここ数年、新型車の発表スタイルは大きく変わっている。発売の数ヶ月前からデザインを公開し、先行受注を開始。正式発表の頃にはある程度まとまった生産台数を確保することで、初期段階から高い販売台数を狙うのだ。

2020年6月にフルモデルチェンジしたトヨタ ハリアーは、同年の春頃から早くも車両を公開。正式発売の頃には爆発的な受注台数を確保し、デビュー1年以上が過ぎた今でも半年レベルの納車待ち状態が続いている。

人気の高いアルファードならば、ハリアー以上の状況が今から予想される。ましてや昨今のコロナ禍の影響による部品供給不足などの影響もいまだに尾を引いている。MOTA編集部が得た情報によれば、正式発表のタイミング自体も当初の計画より随分と後ろへとずれ込んでいるようだ。

納車を待つくらいなら、今すぐ現行型を楽しむ乗り方もありだ! 将来の売却にも有利なアルファードの買い方をご紹介

なかなか発表されず、デビューしても早々に納車待ちが想定される新型アルファード。そんな不透明な状況を待つのはなかなか厳しい。車検切れの時期を間近に控えているならなおのこと。

ならばいっそ現行型アルファードを狙ってみることをオススメする。3年程度の残価設定ローンを組むなど、比較的短期で乗り換える作戦を立ててみよう。

首都圏のあるトヨタ販売店に問い合わせたところ、他の新型車が軒並み3ヶ月以上から半年を超える納車待ちとなっている中で、アルファードは比較的供給がスムーズなのだという。

人気色・人気グレードを選び、短期の乗り換えも想定した買い方を選択するのがポイント

現行型アルファード 特別仕様車の「S“TYPE GOLD II”」(エアロボディ系)は現在の売れ筋。売れる見込みを立てて、販売店があらかじめメーカーへオーダー済みの車両が、タイミング次第では短い納期で手に入るケースも度々あるとは、前出の販売店のコメントだ。

とはいえ、新型登場の噂が流れる中であえて現行型を狙うのだから、それなりの値引き額にも期待したい。早期に納車可能なグレード、値引きサービスがしやすいグレードはお店によっても異なるから、その辺りもざっくばらんに聞いてみよう。

ボディカラーは人気の黒がオススメ! 不人気色と数十万円の査定差が出るケースも

売却時のことも想定し、中古車人気の高いボディカラー(黒もしくは白)限定とするのも鉄則だ。特にアルファードの黒は鉄板人気だと、筆者は複数の中古車販売業者からのコメントを得ている。不人気色と黒では数十万円規模で査定額に差がつくケースもあるというから驚く。

もし予算に余裕があれば、さらにエアロボディにモデリスタ製の純正エアロパーツを加え、ほどよくカスタマイズするのも良いだろう。

パワートレインの選択だが、ハイブリッドもいいが、アルファードの場合は2.5リッターのベーシックなノーマルエンジン車も意外なほど人気が根強い。予算に応じてこの2択で選ぼう。

なおもう一方のガソリン車、パワフルなV6 3.5リッターモデルは高価だが、毎年の自動車税が高く中古車市場では人気薄なため、避けたほうが無難だ。

新型アルファードの納期を指折り数えるのもまた楽しいが、今すぐ買って今すぐ楽しむというカーライフの方法もあるのだ

新型アルファードの登場を待って発売と同時にすぐ乗ることが出来たら、街の注目度も高く、新型車を所有する喜びを得られるだろう。ただ昨今の状況を鑑みると、以前にも増してそのハードルが上がっているように感じられる。いつになるかわからない納車を待つのも楽しいが、あまりにも納期が長くなるようなら大変だ。

新型は納車待ちが少し落ち着いたところで改めて乗換えを検討するとして、ここは今すぐ現行型アルファードを買い、海へ山へとドライブを存分に楽しむというのも、新たなカーライフの考え方ではないだろうか。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA]

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新車価格:
540万円872万円
中古価格:
30.1万円2,317.3万円

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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