アルファードを買うなら“残クレ”(残価設定ローン)が通常のオートローンよりお得! クルマによっても異なる残価設定ローンのメリットとデメリット

  • 筆者: 萩原 文博
  • カメラマン:Honda・TOYOTA・小林 岳夫
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クルマを購入する際、費用は現金一括もしくは分割払いのローンを利用するのが一般的です。クルマは自宅の次に大きな買い物と言われるほど、現金一括で支払うのはユーザーに大きな負担となります。そこで今回は、頭金なしでもクルマを所有することのできる分割払いのオートローン(オートクレジット)、そして近年注目の“残クレ”こと、残価設定ローンに(残価設定型クレジット)ついて紹介しましょう。特に人気車種を手に入れるなら、実は残価設定ローンのほうがお得な場合があるって、ご存知でしたか!?
目次[開く][閉じる]
  1. 新車購入時の分割払い、「オートローン」と「残価設定ローン」(残クレ)のメリットとデメリット
  2. オートローンと残価設定ローン(残クレ)の支払額を徹底比較!
  3. 狙い目はズバリ「アルファード」! 残価設定ローンで重要なのは何より“残価”、つまり中古車人気の高いクルマが有利なのだ!

新車購入時の分割払い、「オートローン」と「残価設定ローン」(残クレ)のメリットとデメリット

クルマを購入する際、現金一括払い以外の方法として、分割払いで主流になっているのは「オートローン」(オートクレジット)「残価設定ローン」(残価設定型クレジット、通称“残クレ”)の、大きく二つに分けることができます。

分割払いの定番「オートローン」(オートクレジット)

「オートローン」というのは、購入車両の車両本体価格に加えて、オプション装備。そして税金や手数料など諸費用を含めた乗り出し価格を分割する支払い方法です。

支払い方法の選択肢が多いのが、オートローンのメリットとして挙げられます。

例えば、ホンダのオートローン(ホンダでは「クレジット」と呼称)では、均等払いとボーナス併用払いが選べ、支払回数は3回~84回。月々の最低支払金額は3000円となっており、自分で月々の支払い額や支払回数を設定することができます。

また手数料なしで、一部繰り上げ返済、早期一括返済も可能となっています。

“残クレ”の名で近年注目の「残価設定ローン」(残価設定型クレジット)

一方、最近よく耳にするのが「残価設定ローン」です。ホンダでは「残価設定型クレジット」、通称“残クレ”の名で呼んでいるものが該当します。

残価設定ローン(残クレ)の分割払いは、購入時に数年後の買取保証額である残価をあらかじめ設定。車両本体価格、オプション価格に税金などの諸費用を加えた乗り出し価格からその残価を引いた金額を分割して支払う方法です。

オートローンは支払が終了すると、クルマは自分のモノになりますが、残価設定ローンの場合は、最終回の支払時に3つのプランを選ぶことになります。

▼残価設定ローン(残クレ) 最終支払い後の3つの選択肢▼

1.車両を返却して、新車に乗り換える

2.そのまま乗り続ける

(最終回の支払額を一括で支払うか再分割して支払うかを選択)

3.車両返却

結果的に残価設定ローンは、支払いが終わっても自分のモノにはなりません。しかし、オートローンに比べると月々の支払金額が安くなるというメリットがあります。

デメリットとしては、自分好みにパーツを装着できない(メーカー純正アクセサリーは装着可能)、走行距離制限があるなどが挙げられます。

※注記:本項での見積もり額などはあくまでも参考値です。購入月や店舗の金利設定、支払設定の違いにより条件が異なる場合もあります。実際の購入の際には必ず正式な見積もりを取得の上でご検討ください。

オートローンと残価設定ローン(残クレ)の支払額を徹底比較!

ここで、オートローン(クレジット)と残価設定ローン(クレジット)での支払金額を比較してみましょう。

なお最近ではさらに新たな乗り方として、月々定額を支払うサブスクリプション(サブスク)サービスもありますが、こちらはまた別の機会にご紹介します。

実質年率は3.5%、支払回数は60回(5年)と設定します。クルマは「ホンダ フィット e:HEV ホーム」(FF)で算出してみましょう。

車両本体価格は211万7500円で、ボディカラーはプレミアムサンライトパール(+5万5000円のオプション)で計算してみます。

ホンダ フィット、5年払いのオートローンは月々2万9500円、5年後に車両を返却する残クレなら月々1万9800円で済む

通常のオートローンで頭金10万3410円とした場合、初回3万1701円、通常月2万9500円×59回。そしてボーナス加算月6万円×10回で、総支払い額は237万2201円となります。

一方の残価設定ローン(残クレ)は、いくつかの設定条件があります。月々の走行1000km以内、頭金10万円という条件でみてみましょう。

初回の支払いは2万4562円、通常の残クレの支払いは月々1万9800円×58回。さらにボーナス加算月6万円×10回が加わります。

5年後の最終回に車両を返却すると、総支払い額は177万2962円となります。

こうやって見比べてみると、様々な制約はあるものの、残価設定ローンのほうが、より安くクルマに乗ることができます。

狙い目はズバリ「アルファード」! 残価設定ローンで重要なのは何より“残価”、つまり中古車人気の高いクルマが有利なのだ!

残価設定ローンで重要なのが、残価(乗り続ける場合の「最終回支払額」)です。残価がより多く残る、すなわち将来の中古車人気が高いと予想される人気モデルでこのサービスを利用すれば、より割安な価格で高級なクルマに乗れるということです。

具体例としてトヨタの人気のミニバンで比較してみましょう。

ヴォクシー(新車価格約344万円)5年後の残価率は39.6%

「トヨタ ヴォクシー ハイブリッド ZS 煌(きらめき)III」(7人乗り・FF/車両本体価格344万3000円・消費税込)で算出します。ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン(+3万3000円のオプション)で、諸費用などを計算すると、総額417万4829円となります。

このヴォクシーを残価設定型プラン60回(実質年率5.8%)で計算してみましょう。初回5万2749円、通常月払いは4万9700円×58回。

この場合のヴォクシーの残価、つまり最終回の支払額は123万9480円となります。5年後の残価率は39.6%です。

(※残価率は最終回支払額を税抜車両本体価格で割った率で算出)

アルファード(新車価格424万円)5年後の残価率は42.9%

今度はクルマをトヨタのフラッグシップミニバン「アルファード 2.5S タイプゴールドII」(7人乗り・FF/車両本体価格424万円)で比較してみましょう。ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン(+3万3000円のオプション)で諸費用等を計算すると、総額は499万6300円となります。

残価設定型プラン60回(筆者が見積もりを取得した店では実質年率4.8%と、ヴォクシーよりも優遇されていました)で計算すると、初回5万9900円、通常月払い5万6600円×58回。

アルファードの残価、最終回支払額は165万3600円となります。5年後の残価率は42.9%です。

ヴォクシーの5年で39%もかなり優秀な部類(5年後の残価は一般的に20%台から良くても30%前半が主流)ですが、アルファードの人気は突出しているようです。

ヴォクシーの支払いに+6900円でアルファードに乗れちゃう例も!

このようにヴォクシーに比べ、アルファードのほうがより人気は高いので、残価が高くなるだけでなく、ローンの年率も1%も安くなり、月々ヴォクシー+6900円の支払いで高級ミニバンのアルファードに乗ることができるのです。

実際、トヨタの販売店で話を伺ってみても、近年はアルファードで分割払いを希望する大半の利用者が残価設定ローンを選択している、ということでした。

人気車では特に残価設定ローンが有利! ただし月々の支払い以外にも車検や諸税、メンテナンス代も生じることをお忘れなく

やはり残価が多い、すなわち人気車ほどこの残価設定ローンでの威力は抜群です。そして、月々の支払額が低く抑えられるだけでなく3年~5年で契約できるので、結婚などのライフスタイルの変化が多い若い人にピッタリな購入方法と言えるでしょう。

ただし、残価設定ローンの場合は、走行距離制限があったり、自分の好みにカスタマイズできないといったデメリットがあることは忘れないようにしましょう。

そして、オートローンや残価設定ローンで注意したいのは、購入後の税金やメンテナンス料、車検代。これはそれぞれ別に発生します。その時になって慌てないよう、予算をあらかじめ積み立てておく必要もあります。

前回ご紹介したオートリース(メンテナンスリース)との違いはこうしたところにあるのです。クルマを分割払いで手に入れる際には、トータルコストを見据えつつ、今の生活水準にマッチした支払い方法を比較検討したいところです。

[筆者:萩原 文博/撮影:Honda・TOYOTA・小林 岳夫]

※注記:本項での見積もり額などはあくまでも参考値です。購入月や店舗の金利設定、支払設定の違いにより条件が異なる場合もあります。実際の購入の際には必ず正式な見積もりを取得の上でご検討ください。

トヨタ/アルファード
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新車価格:
359.7万円775.2万円
中古価格:
21万円2,011万円

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筆者萩原 文博
監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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