スバル「国内生産2,000万台達成」記念式典レポート/マリオ高野

スバル「国内生産2,000万台達成」記念式典レポート/マリオ高野
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1958年にスバル360の生産から始まり、56年の歳月をかけて達成した2,000万台

スバルの国内生産台数が2000万台に達し、その記念式典が行われるというので、年明け早々、大興奮しながらスバルの群馬製作所矢島工場へ飛びました!

1958年にスバル360を生産して以来、56年という年月をかけて達成したわけでありますが、この2000万台の中には、自分が買ったヴィヴィオと初代インプレッサWRXも含まれていると思うと感慨深いものがあります。

カローラ1車種だけで4000万台を越えているトヨタなどと比べると、自動車メーカーとしての規模の格差を感じさせますが、個人的には、だからこそより親近感を覚え、応援したくなる気持ちが高まるというものです。

記念すべき2000万台目は「フォレスター」!

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重ね重ね私事にて恐縮ですが、実は私、先日インプレッサG4(1.6i/AWD/5MT)を注文しました。納車は1月末と聞いているので、まさに今、私が注文したインプレッサが工場で組み立てられていると推測されます。

「もしかすると、記念すべき2000万台目のスバル車は自分のG4だったりして!?」と本気で期待してしまうも、2000万台目にラインオフされたのはフォレスター!XTアイサイトのサテンホワイトパールでありました!

1月下旬頃に白いフォレスターXTが納車される予定という方は、もしかするとアナタのクルマが2000万号車かも知れません!(笑)

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式典の冒頭では、群馬製作所の責任者であられる笠井雅博工場長に続いて吉永泰之社長が挨拶されましたが、お二方とも、まずこれまでスバルを支えてくれたユーザーと、そのユーザーの期待に応えるために努力と苦労を積み重ねてきた富士重関係者への感謝の気持ちを表明。

そして、お二方ともに「納車をお待たせして申し訳ない」「販売は好調ながら、気を緩めずこれからも1台ずつ真心を込めて生産していく」ということを強調されたのが印象的でした。

2017年度頃には2012年度比で4割増しとなる年間100万台を目指せるほどに世界販売が好調のスバルですが、お二方とも世界中に急増したスバリストたちの熱い眼差しをヒシヒシと感じておられる様子にて、その期待を裏切るようなことがあってはならないという覚悟と緊張感が伝わる名挨拶だったと思います。

スバル 国内生産2000万台達成 記念式典

まさに今、注文したインプレッサG4のことで頭がいいっぱいで、今か今かと納車を待ち焦がれている状態にあるユーザーの1人としても、深く頷ける良いお話でした。早く欲しいのは山々ですが、スバルの誠実なクルマ作りを信じてジックリ待とうと思います。

予想以上に多数集まったマスコミ関係者ウケを狙った派手な演出などはなく、セレモニーとしてはやや地味だったかも知れませんが、そこがまたなんともスバルらしいと思える実直な式典だったといえるでしょう。

ちなみに、この式典は工場内の生産ラインに囲まれた中で行われましたが、少しでも生産が滞ることのないように工員の皆さんは早朝出社をして対応。昼休みの時間を利用しての開催だったのであります。

「スバルのクルマを作りたい」人が増えている

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式典のあとは、完成車の検査エリアとエンジン搭載工程を見学。

個人的には、半年ほど前にも同じ工程を見学させていただきましたが、あれから増産体制はさらに強化され、現在は「1分に1台ペース」になっています。朝6時半から夜中の3時ぐらいまでフル生産状態が続いていますが、もちろん生産ラインに慌ただしさや疲労困憊の様子は一切感じられません。生産の質が落ちたりしていないことは、元自動車工場の工員としての勘というか、肌でそれを感じました。

ここ近年、スバルはアイサイトなどの先進技術や世界的な販売絶好調などで世間からの注目度が空前の高まりをみせており、生産モチベーションはかなり高まっているようです。「スバルのクルマが作りたい!」と希望する工員応募者も増えているとのこと。

また、86&BRZでの共同開発や、北米でのカムリ生産などでトヨタと意見交換が進んだことにより、生産面でも切磋琢磨して互いに良い影響を与えあっているという話もありました。たとえば、スポット溶接の電極の研磨の仕方ひとつとってみても、スバルとトヨタとでは異なっていたそうですが、そういう地味な部分から互いに見直す契機となったり、様々なメリットがあるようです。

繁忙極まる工場内を見学した結果、空前の増産体制を敷いていてもスバル車の品質はこれまでと同じ、いやこれまで以上のレベルで我々を満足させてくれるに違いないと確信。

納車を待ち焦がれている皆さん、スバルの真摯なクルマ作りを信じて待ち続けましょう!待つ価値はあります!

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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