日産”オーテック”車オーナーが年にいちどの里帰り|AOG湘南里帰りミーティング2017、雨にも負けず!今年も盛況に開催(1/3)
- 筆者: 中込 健太郎
- カメラマン:中込 健太郎
目次
- オーテック車の生まれ故郷”湘南”で行われる恒例「里帰り」イベントが今年も開催
- 総生産台数30台のマーチボレロA30のうち11台が里帰り!
- e-POWER追加でさらに大人気! あのクルマが2017年の最多来場車に
- 開発者、そしてオーナーたちと共に・・・大いに”夢”を語り合おう
- AOG湘南里帰りミーティング 関連記事
- オーテックもうひとつの顔、”LV”(ライフケアビークル:福祉車両)もじっくり見学
- オーテックこだわりのワンオフ記念試作車やレアな限定車に同乗試乗も
- 松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手、片桐オーテックジャパン社長によるトークショーで2017を振り返る
- オーテックジャパンが生み出すカスタムカー 関連記事
- 会場一番乗りはエルグランドのキャンピングカー[参加者インタビューその1]
- 「ひもがキモです!」茅ケ崎仕込みの小ネタ、アリマス[参加者インタビューその2]
- はじめての遠出です!と語る福島のボレロA30オーナー[参加者インタビューその3]
- マーチボレロA30の1号車も里帰り[参加者インタビューその4]
- AOG湘南里帰りミーティング参加のためだけにオーテック車を買ってもいい!?
オーテック車の生まれ故郷”湘南”で行われる恒例「里帰り」イベントが今年も開催
日産のエンブレムを掲げているものの、ただの日産車とは”ちょっと違う”オーテックジャパンが手掛けるクルマたち。そんなオーテック車オーナーのための交流の場になっているのが「オーテック・オーナーズ・グループ(AOG)」だ。オーテックジャパンが主催する年に一度のオフ会ともいえるAOG湘南里帰りミーティング2017が、2017年11月18日に大磯ロングビーチの駐車場で開催された。
今回で12回目となる湘南里帰りミーティング。回を追うごとに規模は大きくなり、最近では参加希望者が多くて抽選になるほど。結局今回も400台と762名が最終的に参加者名簿に名を連ねることになり、見学者や同行参加の人などを加えると1000人規模のミーティングである。
近年では、セカンドカーもオーテックが手掛けるグレードを選んだり、このイベントに連れてきてもらった人がオーナーとしてエントリーするなど、確実にファンの拡大とリピーターの醸成にもつながっている。
しかし新車を売り込む機会ではなく、あくまで手塩にかけて送り出したクルマが年に一度帰るという位置づけだ。「感謝」を第一に企画運営され、主役は参加者という部分はぶれないのがこのAOG湘南里帰りミーティングの良いところである。
今年はあいにくの雨模様。大幅にプログラムも変更し、屋外のメインステージでのコンテンツはすべてキャンセル。室内でのプログラム中心の内容に切り替えられた。それでも同乗試乗ができるコーナーがあったり、新しい取り組みがある。その一方で、いつも通り核となるモノづくりのクオリティを体感してもらう場も。そうしたことが全方位に渡っているのだ。
きめ細やかなユーザビリティや、深みを持たせたチューニング・・・これらの積み重ねにより研ぎ澄ませたこだわりがオーテック車にはギュッと詰まっている。奥深いオーテックの魅力に触れることのできる展示やプログラムなどで実に盛りだくさんの一日となった。
そんな2017年のAOG湘南里帰りミーティングを振り返りたい。
総生産台数30台のマーチボレロA30のうち11台が里帰り!
AOG湘南里帰りミーティングはクルマのイベントゆえ、やはりどんなクルマが参加していたかは気になるところ。
今年の話題の一つはやはり昨年大変な競争率になったオーテックジャパン30周年を記念して販売された特別なモデル”マーチボレロA30”だろう。
総生産台数30台だけの大変貴重なクルマにもかかわらず、そのうちの11台が里帰りしたというから凄い。
参加者の中には、話には聞いたけどどんな車か見たことないという人もいるこのマーチボレロ A30。
マーチベースのオーテックバージョンである先代のマーチ 12SR/15SR、現行型のマーチ NISMO/NISMO S、新旧のマーチ ボレロなどの参加車と一緒のエリアが割り当てられた。
そんな中、マーチボレロA30はその外観一つとっても手作りでしか出せない強烈なオーラを放つ。ボレロA30の前で、AOG湘南里帰りミーティング参加者たちは、一様に引き寄せられるように立ち止まって見入っていた。
e-POWER追加でさらに大人気! あのクルマが2017年の最多来場車に
AOG湘南里帰りミーティング2017の参加台数一覧を見てみると、やはり台数的には現行型のノートが人気だ。
特にノートNISMOシリーズが登場した後のE12型がかなり多い。適度なサイズと、運転する楽しさが適度にバランスされている点がしっかりとファンの心をつかんでいる事がよくわかる。結果として、新旧併せて日産 ノートが今回車種別での最多台数を記録することとなった。
■関連記事:
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そのほかマーチ、セレナ、エルグランドなどが台数的には多数を占めたが、シルビアやスカイライン、さらにはプリメーラのオーテックバージョンにプレジデントロイヤルリムジンなど、一台のみという貴重な車種もちらほら。
オーナーに大切にされる要素が多くこめられ、また新旧のみならず趣味性の高いクーペやスポーツモデルはもちろんながら、オーテックジャパンが手掛けたミニバン系車種も揃うという顔ぶれはやはりこのイベントならでは。
とかく移動手段に甘んじることの少なくないミニバンモデルのオーナーも、所有する喜びをしっかりとかみしめ、イベントの主役になることができる点も里帰りミーティング、そしてオーテック車の人気の理由かもしれない。
開発者、そしてオーナーたちと共に・・・大いに”夢”を語り合おう
「ユーザーに語るべきことはセールストークではなく作り手の夢」
イベントの開会に先駆けてメディア向けブリーフィングでも出た話だが、オーテックジャパンが目指すのは、単にクルマを製造販売するということだけではなく、そのクルマがあったからこそ体験し・享受される素敵な暮らしの創造だという。そういう姿勢はこのイベントにもしっかり顕われている。
確かにノート C-Gear(シーギア)やNISMOモデルなど、最近オーテックジャパンが手掛けたニューモデルも展示される。しかしそこにあるものは「セールストーク」ではなく「作り手の夢」であり「情熱」である。そしてそれに携わった人々が各々の言葉で語る場になっている、ということである。
おそらくこういう部分は、実はどの自動車メーカーでも本来ある事だと思っている。ただそれほど大きな所帯ではないオーテックジャパンは、その中でレーシングカーのエンジンから福祉車両、特装車など実に幅広い仕事をしているので、一つ一つに会社をあげて取り組み、社員の全員が当事者として参画している。そのため各々が感じ、自分の言葉にしやすい環境が整っている・・・ということなのではないだろうか。
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