AOG湘南里帰りミーティング2016 イベントレポート(1/2)

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  • カメラマン:ダブルクラッチ/Text:ダブルクラッチ
AOG湘南里帰りミーティング2016 イベントレポート
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例年通り今年も開催された、AOG湘南里帰りミーティング!

AOG湘南里帰りミーティング2016が今年も11月19日、神奈川県の大磯ロングビーチ駐車場で開催されました。

オーテックオーナーズグループ(AOG)は、オーテックジャパンの手掛けるクルマを愛用するオーナーのための招待制コミュニティです。

この湘南里帰りミーティングは、湘南茅ケ崎に本社のあるオーテックジャパンが、全国に嫁いでいったクルマたちに対して年に一度、ふるさとの湘南に集まろうというオーテックジャパン主催のイベントで、AOGのオフ会も兼ねています。

2004年にイベントがスタートしたこの集いも、今回で早11回目。申し込みは460台に上り、来場者もおよそ1,000人というレベルにまで年々回を追うごとに盛況を増しています。

限定生産モデルからセレナ・エルグランド・キューブ・ノートなどのオーテックバージョン、そして車いす仕様などのライフケアビークル、さらにはどこから見つけてきたのか、はたらくくるまを払い下げで乗っているオーナーまで、参加車両の顔ぶれは実に多岐にわたっています。

また、メーカー主催ながら新車を売らんがためのプロモーションに時間を割くこともなく、絶版車、中古車で購入した人も分け隔てなく楽しむことのできるイベントである点には、イベントとしてのおおらかさを感じるのみならず、自動車メーカーとして歴史を重ねる過程でファンを育て、文化の醸成へと結果的に繋がっているように感じるのです。

オーテック車はファクトリーカスタムという、市販車でありながら少し拘りを持たせたモデルや扱いやすさを犠牲にせずよりクルマとしてのパフォーマンスを高めたモデル、また福祉車両のように多くの人がクルマで出かけることができるようにする機能を持たせたクルマなどを手掛けています。

一言でいえば簡単なようですが、全国の日産ディーラーで普通の日産車と同じ保証を付与されて販売されるクルマです。運転するための特別なライセンスもありません。

普通のベース車では物足りない、かといって自分で仕上げていくのもお金がかかるし、というかゆいところに手を届くようにしたクルマこそがオーテック車。ミニバン、スポーツカー、コンパクトカーとジャンルこそ異なりますが、それぞれのオーナーの境遇に置いて「もう一歩こだわった」に応えるクルマの集い。湘南里帰りミーティングはそういう集まりなのかもしれません。

今年のAOGは・・・あいにくの雨!

今年は、あいにくとなる終日の雨予報もあって、イベント当日は雨天進行の内容へ変更となりました。

メインステージでのイベントやユーザー・社員などと一緒に行う玉入れなど屋外におけるイベントは中止され、大磯プリンスホテル屋内でのプログラムに変更となりました。

例年はエリアごとに車種を分けて駐車することになっていますが、それも無くなりランダムに順番に駐車するスタイルに。それでも大磯ロングビーチの駐車場は、かなり後ろのほうまで参加者のクルマで一杯となりました。

エルグランドライダーの内装素材で作られたてるてる坊主「エルテル坊主」は、今回も晴天を祈念し、この日全国から参加者とともに里帰りしてきたクルマたちの到着を受付の横で待っていました。

雨天進行にはなったものの、このご利益あって、ということもないのでしょうが、開会式から最後の記念の集合写真撮影の間はほぼ傘のいらない曇り空。すっかり参加者おなじみのエルテル坊主とあって参加者からは「さすがですね!」などという言葉が数多く聞かれました。

今年創立30周年という節目を迎えたオーテックジャパン。4月から片桐社長がNISMOと兼務という形で交代しています。

実は片桐社長、オーテックジャパンのリーダーを務めるのは今回で二回目。しかも2004年にユーザーとのコミュニケーションを密にすべく、この「里帰りミーティング」の前身ともいうべきイベントをスタートさせた時に社長を務められていたまさにご本人なのです。

そんなこともあってか、自動車メーカーのトップとして、ラインオフしたクルマの里帰りのみならずイベントに対しても特別な思いがあったようで「毎年こうして続いていることもうれしい限り。最近大変ご好評いただいているNISMOシリーズもさることながら、オーテックジャパン、オーテック車としてもしっかりとより明確なキャラクターを与え、いいクルマをたくさんお客様にお届けしていきたい」と、参加者を前に、開会式でのメッセージでは熱い意欲を込めて語りました。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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