【2024年】おすすめ人気のガソリン添加剤10選！ 正しい使い方や商品の選び方を解説

そもそもガソリン添加剤とは？ 効果はある？

ガソリン添加剤とは、読んで字のごとく、ガソリンに混ぜる添加剤です。ガソリンに混ぜてエンジン内部を洗浄し、エンジン本来の力を取り戻すことを目的としています。

エンジンの内部は、燃焼によって発生した燃えカス（カーボン）やチリなどのゴミが溜まりがちです。

このような汚れが蓄積されると、エンジンの出力が低下したり、アイドリングが不安定になったりします。

ガソリン添加剤には清浄剤が含まれており、ガソリンに混ぜることでエンジン内部の燃えカスを分解してくれます。

また、清浄剤が表面に付着することで、燃えカスが表面に付きづらくなる効果も期待できます。

ガソリン添加剤は、車の心臓であるエンジンを良好な状態に保つために欠かせないアイテムなのです。

ガソリン添加剤のメリット・デメリット

ガソリン添加剤を使用してエンジン内部をキレイにすることで、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。注意したいデメリットと一緒にご紹介します。

ガソリン添加剤のメリット｜エンジン性能が回復する

ガソリン添加剤のもっとも大きなメリットが、エンジン機能の回復です。

どれだけ丁寧に車に乗っていても、車を走らせれば自然とエンジン内部に汚れが蓄積されてしまいます。そのため、エンジンが持つ本来の性能は、車に乗っているだけで低下してしまうのです。

ガソリン添加剤は、普通では掃除できないエンジン内部の汚れを取り除き、エンジンの性能を回復させる効果があります。

エンジンの性能が回復することで、燃費向上や排気ガスのクリーン化、スムーズな加速を蘇らせることができるかもしれません。

ガソリン添加剤のデメリット｜効果を実感できるとは限らない

ガソリン添加剤のデメリットは、すべての車で効果を実感できるとはいいきれないこと。

先ほどご紹介した通り、ガソリン添加剤はあくまでもエンジンの性能を回復させるためのものです。

そのため、走行距離が少ない車や新車など、もともとエンジンに汚れが溜まっていない車では、十分な効果を感じられない場合があります。

また、ガソリンに混ぜるときは、使用方法をしっかり確認することも大切です。入れる量や入れる前に振るべきなのか、使用頻度はどのくらいかなどをチェックしてから使用しましょう。

ガソリン添加剤の選び方

ガソリン添加剤を初めて購入する方は、何が違うのかわからず、どれを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。

車に詳しくない方のなかには「さっぱりわからない」という方もいるでしょう。ここからは、ガソリン添加剤の選び方をわかりやすく解説します。

適合車かチェック

ガソリン添加剤はどれも同じわけではなく、それぞれに適合する車があります。製品の注意書きをよく読み、自分の車と適合しているかを確認しましょう。

まずチェックしたいのが、ガゾリン車かディーゼル車かです。ガソリン車とディーゼル車では、使用する燃料が異なります。

ガソリン車はガソリンですが、ディーゼル車には軽油が用いられるからです。

万が一ガソリン車用の添加剤をディーゼル車に入れてしまうと、最悪の場合エンジン本体を壊してしまいます。同じように、ディーゼル車用の添加剤をガゾリン車に入れてはいけません。

また、商品の中には、二輪車用として販売されている添加剤もあります。ガソリン車であれば成分はほとんど同じですが、特性や容量が異なるため、思ったような効果が得られません。購入する際は、自分の車が適合しているかしっかりと確認しましょう。

求める効果に合わせて選ぶ

ガソリン添加剤は大きく「洗浄力がメインの製品」と「燃焼力向上がメインの製品」に分かれます。

ざっくり紹介すると、燃費向上効果を求める方は洗浄力メインのガソリン添加剤、加速性能を向上させたい方は燃焼力向上メインのガソリン添加剤がおすすめです。

ほかにも、金属摩耗を減らす「潤滑剤」、汚れが付着するのを防ぐ「防汚コート剤」などの副剤が添加されているものもあります。キレイなエンジンをキープしたいときは、成分にも目を向けてみましょう。

使いやすさも考慮する

ガソリン添加剤は1回使い切りのものから、大容量タイプのものまでさまざま。大容量タイプはコストパフォーマンスに優れていますが、注ぎづらかったり、漏れないように保管しなければならなかったりします。

初めて使用する方は、使い切りタイプが向いています。片手で注げて、使い終わったら捨てるだけ。注ぎ口が細くなっているものは注ぐときにこぼれにくいため、扱いやすくて初心者にもおすすめです。

慣れてきたら、大容量タイプの製品にシフトしてもよいでしょう。

おすすめ人気のガソリン添加剤10選

ガソリン添加剤は、車の「元気」をサポートするアイテムです。

しかし、専門的なイメージが強く、何を選べばよいか迷ってしまう方もいるでしょう。ここでは、人気のガソリン添加剤10選をご紹介します。

ラインナップは以下の10点です。ガソリン添加剤選びの参考にしてみてください。

■1：F-1 フューエルワン

■2：TAKUMIモーターオイル ガソリン燃料専用添加剤 F.S.R

■3：AZ FCR-062 燃料添加剤 1L ガソリン添加剤

■4：シュアラスター ガソリン添加剤 ループ パワーショット

■5：ワコーズ CORE601 究極のガソリン燃料添加剤

■6：ヤマハ ヤマルーブ ガソリン添加剤 PEAカーボンクリーナー

■7：ピットワーク 燃料系洗浄剤 F-ZERO レッドキャップ

■8：TOYOTA GAZOO Racing GR インジェクタクリーナー ガソリン燃料添加剤

■9：タービュランス GA-01 Fuel Additive 燃料添加剤

■10：アイシン ディーゼルフューエルシステムクリーナー ADEAZ-9002

1：ワコーズ F-1 フューエルワン

ワコーズ F-1 フューエルワンは、最高純度のPEA（ポリエーテルアミン）とIVD（インテークバルブデポジット）清浄剤を贅沢に配合した高濃度ガソリン添加剤です。

清浄だけでなく、防サビ・潤滑剤の効果もあるため、エンジンをクリーンに保ちたい方にぴったり。使い切りタイプなので、ガソリン添加剤を初めて使用する方にもぴったりです。

本製品は、ガソリン・ディーゼル兼用。従来エンジンはもちろん、ハイブリッドやプラグインハイブリッド（PHEV）などの省燃費エンジンにも使用できます。

汎用性の高いガソリン添加剤を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

2：TAKUMIモーターオイル ガソリン燃料専用添加剤 F.S.R

TAKUMIモーターオイル ガソリン燃料専用添加剤 F.S.Rは、世界25ヵ国以上への販売実績がある日本メーカー・TAKUMIモーターオイルが手がけるガソリン添加剤です。

洗浄成分のなかでも洗浄力が高いPEA（ポリエーテルアミン）を100％配合しているのが特徴。とにかくエンジンの燃焼室内部をキレイにしたい方におすすめです。

本製品は、ガソリン30～60リットルに対し1本を使用する使い切りタイプ。30リットル以下に使用するときは半量の150mLを使用してください。初めて使用するときは、2～3回の連続使用が推奨されています。

3：AZ FCR-062 燃料添加剤 1L ガソリン添加剤

AZ FCR-062 燃料添加剤 1L ガソリン添加剤は、内容量1Lでたっぷり使える大容量ガソリン添加剤。ガソリン40～60Lに対し約150mlで十分のため、1本で車6～7台に使用可能とコスパも抜群です。

バイクやディーゼル車にも使用できるため、複数台メンテナンスしたい方におすすめ。ポンプ付きなので、使いやすい容器に移し替えて使用しましょう。

4：シュアラスター ガソリン添加剤 ループ パワーショット

シュアラスター ガソリン添加剤 ループ パワーショットは、高純度PEA（ポリエーテルアミン）とPIBA（ポリイソブテンアミン）をダブル配合したガソリン添加剤です。

ハードな汚れを分解し、燃焼室・インジェクター・吸気バルブをクリーンな状態へ導きます。

コーティング効果もあるので、キレイな状態をキープできるのもメリット。240mLの使い切りタイプです。給油3回につき1回の使用を目安に使用してみてください。

5：ワコーズ CORE601 究極のガソリン燃料添加剤

ワコーズ CORE601 究極のガソリン燃料添加剤は、プロの整備士も認めるブランド・ワコーズが「よりよい燃料」を追及して開発したこだわりのガソリン添加剤です。

ガソリンの燃焼力向上を目的にしている方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。

本製品の内容量は305mLで、使い切りタイプ。扱いやすいよう注ぎ口が細くなっているため、初めて使用する方にもおすすめです。

6：ヤマハ ヤマルーブ ガソリン添加剤 PEAカーボンクリーナー

ヤマハ(YAMAHA) ヤマルーブ ガソリン添加剤 PEAカーボンクリーナーは、特殊PEA（ポリエーテルアミン）を使用した高純度ガソリン添加剤です。

エンジン内部を強力洗浄し、エンジン本来の性能を復活させます。

本製品は、ガソリン5リットルに対し15ccの使用と決められています。そのため、タンク容量が少ないバイクにも使いやすいでしょう。計量カップ付きなのもうれしいポイントです。

7：ピットワーク 燃料系洗浄剤 F-ZERO レッドキャップ

ピットワーク 燃料系洗浄剤 F-ZERO レッドキャップは、日産向けOEM商品として製造されたガソリン添加剤です。

白と赤のスタイリッシュなボトルがポイント。スリムで注ぎやすい、使い切りタイプの製品です。

洗浄だけでなく、排気ガスの低減、燃料タンクの腐食防止、潤滑性の向上などの副効果が期待できるのもうれしいポイント。高品質な製品で愛車のメンテナンスをおこないたい方におすすめです。

8：TOYOTA GAZOO Racing GR インジェクタクリーナー ガソリン燃料添加剤

TOYOTA GAZOO Racing GR インジェクタクリーナー ガソリン燃料添加剤は、日本を代表する車メーカー・トヨタのレーシングブランドが手がけたガソリン添加剤です。

エンジンを知りつくしたブランドがプロデュースした製品は「高品質なものを使用したい」というニーズを叶えてくれるでしょう。

本製品は40～60Lを目安に1本を注入する使い切りタイプ。軽自動車のタンク容量は30Lの場合が多いので、使用量を考えながら使いましょう。

9：タービュランス GA-01 Fuel Additive 燃料添加剤

タービュランス GA-01 Fuel Additive 燃料添加剤は、口コミで人気を集めたガソリン添加剤。雑誌にも掲載されるなど、注目度は抜群です。

洗浄剤の純度100％で石油系溶剤やアルコールは不使用していないため、エンジンオイルに与える影響が少なく高濃度での連続使用が可能です。

また、清浄効果だけでなく、有害排気ガスの低減や始動性アップの効果が期待できるのも魅力。1本あたり150mLが2本セットになっているので、コストパフォーマンスにも優れています。

純度が高く、エンジンへの負荷を考慮したガソリン添加剤を探している方におすすめです。

10：アイシン ディーゼルフューエルシステムクリーナー ADEAZ-9002

アイシン ディーゼルフューエルシステムクリーナー ADEAZ-9002は、トヨタグループ・アイシンが手がけるディーゼル専用燃料添加剤です。

PEA（ポリエーテルアミン）と界面活性剤が燃焼室に付着したカーボンやスラッジなどの蓄積物を分解し、新たな付着を防止。

ディーゼル車専用の燃料添加剤を探している方は、チェックしてみてください。

本製品は燃料75L以下に対して1本使用が目安です。使い切りタイプなので、残さず使用しましょう。なお、使い過ぎによる悪影響はないとうたわれています。

ガソリン添加剤に関するよくある質問

最後に、ガソリン添加剤に関するよくある質問をピックアップしました。おもに使い方に関するものばかりなので、購入の際にはチェックしてみてください。

ガソリン添加剤の使い方は？

ガソリン添加剤の使い方は、給油口を開けてガソリンの入っている燃料タンクに注ぐだけと、非常に簡単です。入れるタイミングは、ガソリンスタンドで給油する前がおすすめです。

ガソリン添加剤はガソリンの量に対して使用する量が決まっているから、という理由もありますが、給油直前に入れておくと、給油の勢いで添加剤がガソリン全体に行き渡りやすいためです。

ただ、ガソリンスタンドが混み合っているとつい焦ってしまいがち。初めて使用するときは、ガソリンスタンドが混んでいない給油のタイミングで使用すると安心です。

ガソリン添加剤は給油のたびに使用するべき？

ガソリン添加物は給油のたびに使用する必要はありません。

一般的には、5,000km走行ごと、もしくは半年ごとの使用が推奨されています。「エンジンの調子が悪いかな？」と感じたときも使用するタイミングです。

ガソリン添加剤を使用するときの注意点は？

ガソリン添加剤を使用する前に、製品の使い方をよく確認しましょう。「よく振ってから」と記載されているものはしっかり振ってから使用します。

また、使用量にも注意しましょう。使い切りタイプではないガソリン添加剤の場合、中身が見えないとどのくらい注いだかわかりにくいものです。

あらかじめ容量を測っておく、詰め替えをしておくなどの対策をたてましょう。

まとめ

車のボディやインテリアなど、目に見えるところは丁寧にケアをおこなっていても、見えない部分はおろそかになりがちです。

車の心臓であるエンジンの内部には、見えない汚れが想像以上に溜まっています。

ガソリン添加剤は、給油タンクに注ぐだけでエンジンのケアができる優れものです。まだ試していない方は、この機会にぜひチャレンジしてみてください。