日産 新型エルグランド 新型車解説(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:島村栄二
また、新型エルグランドの最大の飛び道具は、助手席と2列目シート(コンフォタブルキャプテンシート)計3席で同時に使える「トリプルオットマンシート」を採用したことだ。
このトリプルオットマンとは、
・クッション一体型オットマン
・シートバック中折れ機能
・3層構造パッド
という3つのアイテムが備わったもので、3機能同時に採用するという点では、なんとこの新型エルグランドが世界初という。
トリプルオットマンシートの利点は、オットマンとシートクッション全体で身体を支える働きをするため、体圧が分散されて長時間のドライブも快適に過ごせる点だ。試さずにはいられない、自動車史上まさに究極のシートといえよう。
さて、最後に動力面について。 まず、新型エルグランドは7人乗りと8人乗りがある。
エンジンは2.5リッター(170ps/245Nm)と、3.5リッター(280ps/344Nm)の2機を用意しており、 トランスミッションは全車6速MTモード付のCVTを採用。それぞれに2WDと4WDを設定している。燃費に関しては平均で2.5リッター車が11.5㎞/L。3.5リッター車が9.5㎞/Lとし、 全体的に20%~30%の燃費向上を実現している。
価格は以下の通り。
250XG(8人乗り)/307万6500円(2WD)・336万円(4WD)
250ハイウェイスター(7/8人乗り)/338万1,000円(2WD)・366万4,500円(4WD)
350ハイウェイスター(7/8人乗り)/385万3,500円(2WD)・413万7,000円(4WD)
350ハイウェイスタープレミアム(7人乗り)/435万7500円(2WD)・464万1,000円(4WD)
「プレミアム」というグレードが新設されるほか、7人乗りと8人乗りが同価格という点も見逃せない。9月終了のエコカー補助金の最後の恩恵に肖るべく、早急な検討をおすすめしたい。
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