アルピーヌがついに日本復活!ミッドシップフレンチスポーツカー「新型A110 プルミエール・エディション」を50台限定で発売

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  1. 現代的でありながらアルピーヌらしいデザイン
  2. 軽量で、俊敏で、運転して楽しいスポーツカーが日本に登場!
  3. 優れたパワーウェイトレシオ
  4. レースで培ったエアロダイナミクス
  5. 高い走行性能と快適性を日々の生活の中に
  6. アルピーヌとは
  7. 関連記事

アルピーヌ・ジャポンは、フレンチスポーツカー「アルピーヌ 新型A110 プルミエール・エディション」を50台限定で販売する。2018年6月22日(金)よりオフィシャルサイトでの購入申込み受付を開始し、購入希望が販売台数を上回った場合には、抽選により購入者を決定する。価格は790万円(消費税込)。

新型A110 プルミエール・エディションには、アルミ製の軽量でコンパクトなボディ、ミッドシップ・エンジンレイアウト、前後ダブルウィッシュボーンサスペンション、エアロダイナミクスを駆使したフラットアンダーボディとディフューザーなどが採用されている。

なお、本国フランスでは1955台の限定販売となったが、わずか5日で完売している。

フォトギャラリー>>フランスで即完売の「新型A110 プルミエール・エディション」の内外装デザインを隅々までチェック!

主な特長は以下の通り。

現代的でありながらアルピーヌらしいデザイン

エクステリア

新型A110のデザインは、現代的なデザイン、素材、そして技術を、オリジナルのA110ベルリネットのサイズやプロポーションといった要素に取り込んでいるため、現代的でありながらもアルピーヌらしさを全く失っていない。

フロントは、4つの独立したフルLEDヘッドランプと、ボンネットの中央に走る“スパイン(脊柱)”が、アルピーヌのDNAを明確に表している。サイドから見た形からは、このモデルがボディを最小限の大きさに抑えながらもパフォーマンスを最大化するために、全ての機器類の周りをボディワークが張り付くように覆っているかのような、効率的なデザインとされていることがわかる。

リアの「X」字型のシーケンシャルウィンカー付LEDランプも、新型A110に現代的な印象を与える一方で、傾斜し、かつ湾曲したリアウィンドウは、過去のアルピーヌを思い起こさせる。

インテリア

新型A110の室内は、ミニマルなデザインの中に、ドライバーのための快適で心地よいシートが備わっている。なめらかな天然皮革、車体を形作るアルミニウム、カーボンファイバーといった最高品質の素材が、ドライバーと同乗者に新型A110のドライビング体験を深く印象付けるだろう。

マルチメディアシステムには、アルピーヌテレメトリーが備わっている。アルピーヌテレメトリーは、リアルタイムの走行データ(エンジン出力/トルク、過給圧、クラッチ/トランスミッションオイル温度など)を測定し、表示する。

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軽量で、俊敏で、運転して楽しいスポーツカーが日本に登場!

特別装備を含めても1110kgという軽さを実現

新型A110は、ドライバーをどんなスピードでも興奮させ魅了するドライビングプレジャーを目指し、全くの白紙から設計された。

新型A110のアルミ製プラットフォームとアルミボディは、リベットと接着と溶接により接合され、強固かつ軽量な構造を作っている。その結果、新型A110プルミエール・エディションは、わずか1110kgという軽さを実現した。この重量には、プルミエール・エディション専用の特別装備23kgが含まれている。

加えて、アルミ製サスペンション、1脚わずか13.1kgの非常に軽量なサベルト製スポーツシート、世界初のパーキングブレーキアクチュエーターが内蔵されたリアブレーキキャリパーにより、さらなる軽量化が達成されている。パーキングブレーキアクチュエーター内蔵リアキャリパーは、通常のリアキャリパーに対し2.5kg軽量となっている。

ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用

軽量な車体に加え、新型A110の敏捷性は、前後ダブルウィッシュボーンサスペンションレイアウトによってもたらされている。プレミアムスポーツカーセグメントの多くのモデルが、よりシンプルなストラットサスペンションを採用する中、アルピーヌのエンジニアは、乗り心地とハンドリングの性能を飛躍的に高めるため、ダブルウィッシュボーンサスペンションを採用した。

ダブルウィッシュボーンサスペンションは、コーナリングの最中に車体がロールした際、タイヤの接地面をフラットなまま保つことができるため、タイヤのグリップ力を高い状態で維持することができる。よりハードなコーナリング時には、タイヤはさらにしっかりと地面に押し付けられるため、より高いグリップを得ることができる。

ダブルウィッシュボーンサスペンションによって、ホイールの正確なキャンバーコントロールができるようになり、車体のロールを抑える必要性が低くなったため、エンジニアは軽量なパイプ状のアンチロールバーを採用することができたのである。また、ホイールの上下方向の可動範囲が大きくなり、車両重量が軽いため、コイルスプリングも適度に柔らかくすることができた。

乗り心地が良くなり、路面からの衝撃吸収性が高まったものの、特徴的な敏捷性や入力に対する反応の良さはそのままであるため、アダプティブダンパーを搭載する必要はなかった。ダンパーには、バンプストップラバーを廃した、ハイドロリック・コンプレッション・ストップを採用した。

装着タイヤにもこだわり「ミシュラン パイロットスポーツ4」を採用

装着されるタイヤは、ミシュラン パイロットスポーツ4で、サイズはフロントが205/40R18、リアが235/40R18。ホイールは、軽量なFuchs製の鍛造ホイールで、ばね下重量の軽減に寄与する。パイロットスポーツ4の適度なグリップ性能が、積極的にスライドさせて走らせるという新型A110の特性を際立たせている。この特性によって、たとえ中低速の速度域で走行していても、どんなレベルのドライバーでも運転を楽しむことが可能となった。

ボディの前後重量配分はミッドシップスポーツクーペとして完璧!

全長4205mm、全幅1800mm、全高1250mmと非常にコンパクトなボディで、前後重量配分はフロント44%、リア56%と、ミッドシップスポーツクーペとしては完ぺきな配分となっている。加えて低い重心高が、新型A110 プルミエール・エディションの敏捷性に寄与している。

新型A110の重心は、ガソリンタンクを前車軸後方に、エンジンを後車軸前方に配することで、車体中央付近に集められている。これにより、ドライバーはクルマとの一体感を感じることができる。

また、ブレンボ製のオールアルミニウムモノブロックブレーキキャリパーを採用。世界で初めてパーキングブレーキアクチュエーターを内蔵したリアブレーキシステムは、アルピーヌのために開発されたものである。このブレーキシステムで、2.5kgの軽量化に成功した。

フロントのブレーキディスクは直径320mmで、4ピストンアルミキャリパーが組み合わされる。ハブは前後ともアルミ製となっている。

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優れたパワーウェイトレシオ

1.8リッター直噴4気筒ターボエンジンを搭載

新型A110 には、ルノー・日産アライアンスが開発した新しい1.8リッター直噴4気筒ターボエンジンがミッドに搭載されている。アルピーヌのエンジニアは、ルノー・スポールとともにこのエンジンのエアインテーク、ターボチャージャー、エキゾーストシステム、エンジン制御系に手を加え、アルピーヌ専用の仕様に作り替えた。

エンジンは、252ps(185kW)/6000rpmの最高出力と、320N・m(32.6kg/2000rpm)の最大トルクを発揮する。車両重量が1110kgと軽量なため、パワーウェイトレシオは4.4kg/psとなり、優れた加速性能を実現した。

組み合わされるトランスミッションは、アルピーヌ用にギア比を最適化したゲトラグ製の電子制御湿式7速AT(7DCT)で、素早いギアチェンジを実現。マニュアルモードを搭載し、ステアリングポストに装備されたアルミパドルで変速が可能だ。

ブレーキシステムを利用した電子デファレンシャルシステムによって、滑りやすい路面でもトラクションを失うことはない。エキゾーストシステムの徹底した排気流のシミュレーションにより、新型A110の軽量センターエキゾーストは、排気性能の向上とスポーツモデルにふさわしい排気音とすることに成功した。

3つの走行モード

新型A110には、ノーマル、スポーツ、トラックの3つの走行モードが設定されている。これらモードの切り替えにより、選択したモードに応じてスロットルレスポンス、ステアリングのアシスト、ギアシフトスピード、ESCの設定、フルカラーTFTメーターの表示が切り替わる。モード選択は、ステアリングホイールにあるボタンで行う。ローンチコントロール機能により、最適な発進加速を得ることができる。

レースで培ったエアロダイナミクス

新型A110のエアロダイナミクスを最適化し、流れるようなボディラインと最高の性能を両立させるため、アルピーヌのエンジニアはレースカーやスーパーカーの世界に目を向けた。

完全なフラットアンダーボディと、後部バンパーの下に設けられた機能的なディフューザーにより、新型A110は低ドラッグ(空気抵抗)と大きなダウンフォースを得ることに成功した。これにより、新型A110は、リアスポイラーなどでアルピーヌらしいプロポーションを台無しにすることなく、リミッターが作動する250km/hの最高速度を達成した。

フロントバンパーに設けられたエアインテークから取り入れられた空気は、フロントホイール周りに空気のカーテンを作り、フロントホイール周りの空気をスムースに流すほか、空気抵抗も低減する。

わずか0.32という新型A110の空気抵抗係数の値は、スポーツカーセグメントで最も低いレベルである。

□フラットアンダーボディが発生するダウンフォース値:190kg(250km/h時)

□リアディフューザーが発生するダウンフォース値:85kg(250km/h時)

高い走行性能と快適性を日々の生活の中に

新型A110の車体の軽さと、ダブルウィッシュボーンサスペンションの組み合わせは、優れたハンドリングと高い走行性能に加え、快適な乗り心地と日常の使いやすさを実現。日々使用しても苦にならない、乗り降りのしやすさも備えている。また、ほぼすべての体型に合うよう、運転席及び助手席が設計されている。

100リットルの容量を持つフロントラゲッジルームには、機内持ち込みサイズのスーツケースを並べて2つ入れることが可能。96リットルの容量を持つリアラゲッジルームには、フルフェイスヘルメットを2つと、1泊用のカバンをひとつ入れることができる。

アルピーヌとは

アルピーヌは、1955年に創設されたスポーツカーメーカー。70年代には、軽量、敏捷性が特長のアルピーヌを代表するモデル「A110」が、ラリー世界選手権でチャンピオンを獲得するなど活躍し、その名が広く知られることとなった。ルノー車をベースにスポーツモデルを作るなど、

ルノーとの関係が深かったアルピーヌは、その後ルノーの傘下に入り、引き続きスポーツモデルの生産、ル・マン24時間レースでの優勝など活躍を続けたが、1995年にその活動を休止した。

そのアルピーヌが2016年に復活し、2017年に新型A110の限定車プルミエール・エディションが発表された。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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