メルセデス・ベンツ、新型Eクラスステーションワゴンを発表

Eクラスワゴンが7年ぶりにフルモデルチェンジ

メルセデス・ベンツは、Eクラスステーションワゴンを7年ぶりにフルモデルチェンジし、本日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ発売する。

Eクラスステーションワゴンは、利便性の高い大容量ラゲッジスペースとセダン同様の快適性を兼ね備えたスタイリッシュなワゴンとして1977年にデビュー、プレミアムステーションワゴンの草分けとして、4世代にわたり世界で累計100万台以上販売され、このセグメントの頂点に立ってきたモデル。

新型Eクラスステーションワゴンは、セダン同様の伝統的かつ革新的なスタイリングをベースに、ステーションワゴンとしての機能を追求したリアデザインを融合するとともに、最新の環境テクノロジー「ブルーエフィシェンシー」を採り入れ燃費経済性を大きく向上したパワートレインの採用、ボディおよびシャーシ構造の改良、機能装備、安全装備の充実によって、「環境適合性」、「安全性」、「快適性」、「実用性」など、あらゆる点において大幅な進化を遂げている。

メルセデス・ベンツ 新型Eクラスステーションワゴンの特長

・デザイン : メルセデスの伝統的なモチーフを採り入れながらシャープで 革新的なフォルムに、ステーションワゴンとしての機能性を追求したリアデザインを融合したエクステリア。厳選された素材と機能性を追求した上質なインテリア。

・安全性 : ステーションワゴン専用に徹底的な強化を図った高剛性ボディ。「アダプティブハイビームアシスト」をはじめとする事故を未然に防ぐ新装備。新開発「SRSぺルビスバッグ」など乗員保護性能をさらに高める最先端の安全装備。

・環境適合性 : 環境を意識した「デザイン」「安全性」「快適性」の開発と、燃費効率改善、CO2排出量を低減するメルセデス独自の環境対応技術 コンセプト「BlueEFFICIENCYテクノロジー」を採用。世界で最もクリーンなディーゼルエンジンを搭載した「E 350 BlueTEC」および小排気量ガソリン直噴ターボエンジン搭載の「E 250 BlueEFFICIENCY」はエコカー減税対象車の認定を取得。

・快適性/実用性:ドライビングコンフォートの向上に貢献するサスペンションシステム、新開発シートの採用およびゆとりを増した空間設計。快適性・ 機能性を高める装備の充実。ラゲッジルーム容量の拡大、後席シートアレンジがワンアクションでできるEASY-PACKクイック フォールドなど、ステーションワゴンとしての機能性を向上。

新型Eクラスステーションワゴン:デザイン

・シャープな印象をもたらすスクエアで多面的なデザインにより、力強い精悍さとワイド感を一層強め視覚的な安定感を創出したフロントマスク。より垂直に近く立ち上げ大型化したフロントグリルが伝統とステータスを表現。

・フロントからリアに向かって上昇するシャープなウエストラインとショルダーラインと、ブラックトリムが一体感を演出し伸びやかなフォルムを強調したウインドウグラフィック、下方へ向け徐々に細くなるDピラーによって、ステーションワゴンとしての機能性とスタイリッシュさを融合したサイドビュー。

・左右リアコンビネーションランプをつなぐクロームトリムがワイド感を強調するとともに、サイドパネルからテールゲートにかけてデザインの連続性を強調し、ステーションワゴンの実用性を表現したリアビュー。

・ボディサイズは従来モデルに比べ全長+15mm(4,900mm)、全幅+35mm (1,855mm)、ホイールベース+20mm(2,875mm)拡大し、一層ゆとりある室内空間とラゲッジスペースを実現。一方、最小回転半径は5.3mを維持*し、先代からの特長である取り回しの良さは健在(*E 350 4MATIC アバンギャルドは5.4m)

・インテリアは、ゆとりを増した空間設計と、人間工学に基づいて新設計されたシート、随所にクロームをあしらったウッドトリム、ダッシュボードやドアトリムにアンビエントライト(間接照明)を採用するなど、エレガントで上質な雰囲気を演出。

新型Eクラスステーションワゴン:安全性

・軽量高剛性の高張力鋼板(ボディ全体の約74%)をはじめ、アルミニウム(同約6%)、樹脂素材など、さまざまな素材を適所に用い、綿密に計算された最新ボディ設計との相乗効果により、衝突時に的確に衝撃吸収をおこなう クラッシャブルゾーンと堅牢なパッセンジャーセルを実現。乗員保護性能をいっそう高めるとともに、ねじれ剛性も従来モデルと比べ約50%も向上し、不快な振動を低減、操縦安定性と乗り心地を向上。

・フロントガラスに設置されたマルチファンクションカメラが、先行車や対向車を検知しヘッドライトの照射範囲を自動的かつ連続的に調整することにより、対向車を眩惑することなく夜間の最大の視界を確保するアダプティブハイビームアシスト(照射可変範囲:65m~300m)を全車標準装備。

・居眠り運転による事故を未然に防ぐため、ドライバーの運転特性を解析し、 長時間走行時のドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシストを全車に標準装備。さらに、走行中に脇見運転などドライバーの不注意で車線を逸脱した場合、ステアリングが振動し、ドライバーに注意を促すレーンキーピングアシストをオプション設定。

・夜間走行時に赤外線カメラを用いて車両前方90mまでの範囲の画像をダッシュボード中央の7インチワイドディスプレイに表示し、夜間走行時の安全性を向上するナイトビューアシストプラスを全車にオプション設定。新機能として、画面内の歩行者を認識しフレームで強調する歩行者検知機能を搭載。

・停止時にブレーキ力を保持するホールド機能や、上り坂での発進でブレーキを踏み変えた際の後退を防ぐ「ヒルスタートアシスト」、雨天走行時にブレーキディスクの水膜を除去し制動距離が伸びることを防ぐ「ドライブレーキ」、アクセルペダルから急に足を離した場合など急ブレーキを想定し制動距離を短縮 するプライミングなど、高度な機能を備える「アダプティブブレーキ」を標準装備。50km/h以上で走行中の急ブレーキ時にブレーキライトを自動的に点滅させ、後続車両にすばやく危険を知らせる「アダプティブブレーキライト」を標準装備。

・運転席・助手席エアバッグ、前席・後席サイドバッグ、ウィンドウバッグに加え、衝突時にドライバーの膝部を保護し前方への移動を抑えるSRSニーバッグや、側面衝突の際に運転席や助手席の乗員の胴や骨盤周辺にかかる負担を 軽減するSRSぺルビスバッグを新たに採用。合計11個のエアバッグにより、 さまざまな衝突事故における乗員保護機能を向上。

・衝突の際にシートベルトの巻き上げ機能を乗員の体型に合わせて2段階に調整する「アダプティブベルトフォースリミッター」を、運転席・助手席・左右後席に標準装備。また、後方からの衝突時に前席ヘッドレストを前方および上方に移動し、頭部や頚部への衝撃を緩和するNECK PRO(ネックプロ)アクティブヘッドレストも標準装備。

・歩行者との衝突をフロントバンパー内のセンサーが感知すると、瞬時にボンネット後端を約50mm持ち上げ、エンジンとの間に空間を拡げ歩行者が受ける衝撃を緩和するアクティブボンネットを全車に標準装備。

新型Eクラスステーションワゴン:環境適合性

・環境を意識した「デザイン」「安全性」「快適性」の開発と、燃費効率改善、CO2排出量を低減するメルセデス独自の環境対応技術コンセプト「BlueEFFICIENCYテクノロジー」を採用。

・バッテリーが80%以上充電されている場合に作動を休止する省エネルギータイプのオルタネータや、運転状況に応じた動力を制御するECOパワー ステアリングポンプを全車に標準装備し、補器類の駆動ロスを軽減することにより燃費を改善。

・運転状況に応じて効率的にガソリン供給量を調整する燃料ポンプを採用。

・転がり抵抗を最大17%低減した新開発タイヤを標準装備。(16インチ及び 17インチタイヤ装着車)

・エアロダイナミクスの大幅な改善により燃費向上に貢献する優れた空力特性

・「BlueEFFICIENCYパワートレイン」として開発された、世界で最もクリーンなディーゼルエンジン搭載の「E 350 BlueTEC」

・世界で最もクリーンな排出ガス処理システム「BlueTEC(ブルーテック)」により、排出ガス中の有害物質を大幅に低減。世界で最も厳しいとされる日本の 「ポスト新長期規制」と欧州の「EURO6(2014年9月施行予定)」に適合

・平成17年度燃費基準(10・15モード)+20%達成および平成27年度燃費基準(JC08モード)もクリアする優れた燃費経済性を実現。輸入車初(AT車としては日本初)の環境対応車としてクリーンディーゼルエコカー免税(自動車取得税/重量税100%免税)の認定を取得。さらに新車購入補助金対象の認定も取得。

・「BlueEFFICIENCYパワートレイン」として開発された1.8リッター直列4気筒 ガソリン直噴ターボエンジン搭載の「E 250 BlueEFFICIENCY」

・新開発1.8リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジンは、燃料をシリンダー内に高圧で直接噴射し理想的な燃焼をもたらすマルチホールソレノイドインジェクターや、可変カムシャフト/バルブコントロール、ターボチャージャーなどにより燃焼効率を高め低燃費化と豊かなトルク特性、高出力を実現。小排気量ながらも、先代E 250の2.5リッターV6エンジンと同等の出力と、 最大トルク約26%の増加を実現。

・最大約22%の大幅な燃費向上と排出ガスのクリーン化を実現。平成22年度燃費基準+20%を達成するとともに、国土交通省による「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」認定を取得し、エコカー減税(自動車取得税・重量税・翌年度の自動車税が一部免除)および新車購入補助金対象の認定を取得。

新型Eクラスステーションワゴン:快適性/実用性

・走行状況に応じて減衰力を自動調節するセレクティブダンピングシステムを搭載したDIRECT CONTROL(ダイレクトコントロール)サスペンションにより、優れた操縦性と快適な乗り心地を高次元で両立。また、リアサスペンションには積載重量に関わらず車高を一定に維持するセルフレベリング機能付きエアサスペンションを標準装備。

・速度や走行状態に応じてパワーアシスト量を調整するパラメーターステア リングに、ステアリングの舵角に応じてギア比が変化する機能を追加した 「ダイレクトステアリング」を全車に標準装備。優れた直進安定性と俊敏な ハンドリング、低速走行時の取り回しのよさをを両立。

・HDDナビゲーション、地上デジタル放送対応テレビ、音楽CDを録音する ミュージックレジスターや全キャリア対応のBluetooth®による携帯電話ハンズ フリー機能等を統合し、COMANDコントローラーやマルチファンクションステアリングに備えられたスイッチによって簡単に操作ができるCOMANDシステムを全車に標準装備。オーディオ機能には携帯用音楽プレイヤーやUSBスティックなど外部オーディオ機器を車両に接続し、曲名等をCOMANDディスプレイやマルチファンクションディスプレイに表示が可能なメディアインターフェースを搭載。

・駐車など後退時に、車両後方の映像と、ステアリング操作に連動する予測進路をCOMANDディスプレイに表示する「パーキングアシストリアビューカメラ」を全車に標準装備

・立体裁断したシート表皮と独立したクッションパッドにより適切な圧力分散と、脊髄にかかる力を軽減することにより長時間走行においても快適で疲れない新設計シートを採用。

・新機能としてテールゲートまたは後席横のレバーを操作することによりワンアクションで後席バックレストを倒すことができるEASY-PACKクイックフォールドを採用し、ラゲッジルームの利便性を向上。

・ラゲッジルームは、ステーションワゴンとして最大の1,910リットルの積載容量を備えるとともに、内部の形状を最適化することによりスペース効率を向上

・駐車スペースの天井の高さに合わせて開口角度を設定できるEASY-PACK 自動開閉テールゲートや、ラゲッジルーム床下に92リッターの収納スペースや、アンダーラゲッジルームトレー、組立式ボックス(E 350 BlueTECを除く)を 備えるEASY-PACKフロアボードなど利便性や実用性をいっそう向上させる アイテムを標準装備。

・フロアボード両端のカーゴレールに、伸縮式ポールやベルトを取り付け、様々な形状の荷物を保持することが可能なEASY-PACKフィックスキットを全車に オプション設定。

新型Eクラスステーションワゴン 価格

新型Eクラスステーションワゴン新型Eクラスワゴン

・E250 CGI ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン(右ハンドル、1.8L、 直列4気筒直噴ターボ) ¥6,690,000

・E300 ステーションワゴン(右ハンドル、3L、V6) ¥7,650,000

・E 350 BlueTEC ステーションワゴン アバンギャルド (右ハンドル、3L、V6 直噴ターボディーゼル) ¥8,330,000

・E350 ステーションワゴン アバンギャルド(右ハンドル、3.5L、V6) ¥8,850,000

・E350 4MATIC ステーションワゴン アバンギャルド(左ハンドル、3.5L、V6) ¥9,300,000

・E550 ステーションワゴン アバンギャルド(左ハンドル、5.5L、V8) ¥11,150,000

・E63 AMG ステーションワゴン(左ハンドル、6.3L、V8) ¥15,300,000

* 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要。 なお、新型Eクラス ステーションワゴンにも、メルセデス・ケア(3年間走行距離無制限の無料修理・無料メンテナンスと24時間ツーリングサポート)が適用される。また、 メルセデス・ケアの一般保証および24時間ツーリングサポートを有償にて最大2年間延長するプログラム「My Mercedes サポート」も用意されている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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