パナソニック、眠気を検知・予測し、快適に覚醒状態を維持させる眠気制御技術を開発

コックピット搭載イメージ

パナソニックは7月27日(木)、新たに開発した、人の眠気を検知・予測し、覚醒状態を維持させるための眠気制御技術を発表した。

この技術は、カメラ画像から測定した、瞬目(瞬き)、表情などをAI処理することにより、初期段階の浅い眠気を非接触で高精度に検知するというもの。また、人の放熱量や照度といった車室内環境の計測データを用いて、以後の眠気推移の予測にも成功。さらに人の温熱快適性のモニタリングを併用することで、目的地まで快適に覚醒状態を維持させる眠気制御が可能となる。

これまでの眠気検知システムでは、眠気推移の予測は困難で、従来の覚醒刺激システムはアラート音や振動などを用いており、使用者の快適性を損なうものだった。

新技術では、ドライバーの眠気を検知するドライバーモニタリングシステム、車室内環境から以後の眠気推移を予測する眠気予測システム、快適にドライバーの覚醒状態を維持させるための眠気制御システムを実現。

今後は、これらを通じて、居眠り運転の抑制含め、一般・業務用車両やオフィス・教育機関向けの人・環境モニタリングシステム、眠気予測システム、覚醒状態を維持させるための眠気制御システムなどを用いて貢献していく構え。

眠気制御技術の概念図

【特長】

・非接触で瞬目、表情などを計測し、無自覚の浅い眠気を検知

・車室内環境を計測し、以後の眠気の推移を予測

・人の温冷感、温熱快適性を計測し、快適に覚醒状態を維持

【実用化】

2017年10月サンプル対応開始

【特許】

22件

【開発品 問い合わせ先】

オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 技術本部/drowsiness@ml.jp.panasonic.com

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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