新型レガシィツーリングワゴン、B4、アウトバックの改善点

スバルは、新型レガシィ ツーリングワゴン、B4、アウトバックを ともにフルモデルチェンジした。全国のスバル特約店を通じ発売する。価格は、ツーリングワゴンが236.2万円から343.8万円、B4が220.5万円から328.6万円、アウトバックが267.7万円から370.1万円となる。(いずれも税込)

今回のフルモデルに際しての改良点は、以下のとおり。

【商品コンセプト】

<ドライバーズファン>従来からレガシィが追求してきた、運転する愉しさやクルマを操る悦びを実現する質の高い走り。

<パッセンジャーズファン>助手席や後席に座る方々も、クルマで移動する悦びを感じられる快適さや居心地の良さ。

<エコパフォーマンス>時代が求める環境性能に応えつつ、クルマに乗ることの悦びを味わえる安心、信頼の走り。

【商品の主な特徴】

<パッケージ>

・従来型に対して室内長、室内幅、室内高を拡大し、すべての席で十分なゆとりを感じられる室内空間を実現。また、リヤトランク、リヤゲート開口部の拡大などにより、使い勝手に優れる荷室スペースを確保。

・サッシュ付ドアの採用によりドア開口部を拡大し、特に後席への乗降性を向上。

・各ピラーの最適配置による視界設定や5.5mの最小回転半径などにより、優れた取り回し性を実現。

・電動パーキングブレーキの採用により、ハンドブレーキレバーをなくし開放的な前席空間を創出。また前席シート背面の形状を工夫し、ゆとりの後席足元スペースを実現している。

<エクステリア>

・「力強さ」「存在感」をテーマに、快適な居住空間を想起させ、レガシィらしいスポーティさや機能性の高さとともに、新しさを感じさせるデザインとした。

・ツーリングワゴンでは、快適な室内空間と優れた機能性を表現。B4では、従来のモチーフを踏襲したスポーティさを継承。アウトバックでは、力強くタフなイメージを強調。

・ツーリングワゴン、アウトバックは、Dピラーをしっかり見せるデザインとし、レガシィらしさを保ちながら変化を感じさせるものとした。

・良質な光輝感を持つクロームパーツを各所に採用し存在感を強調している。

<インテリア>

・室内空間の広さや快適さを感じさせる「ゆとり」と、陰影や素材の質感によって機能性を感じさせる「品格」を表現。

・シートは、座面の広さやクッション性の高さなどにより快適な座り心地とホールド性を両立。またシートスライドなどの調整幅を大きくとることで最適なポジションが得られる。

・内装色は、上質感とスポーティさを表現したオフブラック内装と、開放感を演出するアイボリー内装を設定した。

<ユーティリティ>

・前席左右間に並列に配置されたフロントカップホルダー、アームレスト機能を備えるフロアコンソールボックス、大型のドアポケットなど、使い勝手に優れる収納スペースを装備している。

・運転席にランバーサポートを含めた10ウェイパワーシートを採用し(2.5i、2.5GTを除く)、快適性を向上させている。

<オーディオ&ナビゲーションシステム>

・オーディオは、臨場感あふれる音場を作り出すLEGACYマッキントッシュサウンドシステムと、広がりのあるサウンドが愉しめるLEGACYプレミアムサウンドシステムの2種類を設定した。

・ナビゲーションは、8インチの高精細VGAワイドモニターやリヤビューカメラを装備したG-BOOK ALPHA対応のHDDナビゲーションシステムを設定した。

<エンジン&トランスミッション>

~エンジン~

全車に、インテリジェント/スポーツ/スポーツ・シャープの3つのモードを切り替えることで、走行状況に応じて走り味を選択できるSI-DRIVEを採用した。

[2.5L 水平対向4気筒 SOHCエンジン]

・従来型の2.0Lエンジンから排気量を500cc拡大し、低回転から発生するトルクによりスムーズでゆとりのある走行性能を実現した。

・樹脂製インテークマニホールドの採用やピストン形状の最適化などにより、軽量化とフリクション低減を図った。

・伝達効率に優れるリニアトロニックとの組み合わせにより、走行性能と燃費性能を両立している。

[2.5L 水平対向4気筒 DOHCターボエンジン]

・従来型の2.0Lターボエンジンから排気量を500cc拡大し、最大トルクを2,000rpmからフラットに持続させ、優れた走行性能と扱い易さを実現した。

・ターボユニットをエンジン前方下部に配置する「直下置きターボ」を採用し、応答性の良い加速性により、優れた走行性能と実用燃費を実現した。

・触媒などのエキゾーストシステムのレイアウトを最適化し、排出ガス浄化性能を高めている。

[3.6L 水平対向6気筒 DOHCエンジン]

・従来の3.0Lエンジンから外寸を大きく変えることなく排気量を600cc拡大し、低回転から力強いスムーズなトルク特性による上質な走行性能と優れた環境性能を実現しました。また、レギュラーガソリン仕様とし経済性にも配慮している。

~トランスミッション~

[リニアトロニック]

・バリエーター(主変速機機構)にチェーン式を採用。コンパクトな設計により、前席の足元スペースを確保するとともに、優れた伝達効率によって、特にオーバードライブ領域での燃費向上を図っている。

・チェーン式の利点を活かし、コンパクトでありながらプーリーの最小径と最大径の差を大きくすることで広いレシオカバレージを実現。優れた伝達効率と相まって、全速度域でのゆとり走行性能と燃費性能を実現している。

・車速とエンジン回転上昇に一体感をもたせることで、一般的なCVTにある違和感を払拭し、ドライバーの意思に対しリニアな加速を実現した。

・パドルシフトの操作により0.1秒以下の素早い変速を実現しました。6速MTの採用によって、スポーティなドライビングを可能としている。

[5AT]

・緻密な制御とスムーズな変速フィーリングを持つ5ATを採用しました。フリクションの低減と軽量化を図り、燃費性能を向上。

・ダウンシフトブリッピングコントロールの改良により、マニュアルモードの変速レスポンスを向上。また、スムーズなシフトダウンにより変速時のショックを軽減。

[6速マニュアルトランスミッション]

・軽量、コンパクトの新設計6速マニュアルトランスミッションを採用。専用のギヤ比により動力性能と燃費性能をともに向上させた。

<シャシー>

・スバル独自の「SIシャシー・コンセプト」に沿って、シャシー&ボディをさらに進化させました。優れた操縦安定性としなやかな乗り心地により、快適で信頼感のある乗り味を実現。

・クレードル(ゆりかご)状のフレームに、パワーユニットを搭載する「クレードル構造マウント」を採用し、静粛性、乗り心地、衝突安全性、操縦安定性などを高めている。

・サスペンションは、フロントにストラット式、リヤにダブルウィッシュボーン式を採用。ダンパー構造の変更やジオメトリーの最適化などにより優れた操縦安定性を実現している。

・全車に電動パワーステアリングを採用し、燃費向上を図り、リニアな操舵感を実現している。

・全車に電動パーキングブレーキを標準装備。5%以上の登坂路で車両を停車させた場合に自動で作動するヒルホールド機能も備えている。

・全車にVDC(横滑り防止装置)を採用。さらに、2.5Lターボの5AT車には、電動パワーステアリングのセンサーなどを活用したスリップを予測制御する機能を装備した。

<ボディ>

・要所に超高張力鋼板を採用し、必要に応じた剛性確保と軽量化を両立させる合理的なボディ構造をつくり上げた。

・クレードル構造マウントの特長を活かし、フロントまわりを中心に軽量化を図るとともに、サスペンション取付け部の剛性を確保するなど、優れた操縦安定性を実現した。

<環境性能>

・全車、国土交通省「平成17年度排出ガス基準75%低減レベル」(SU-LEV)を達成。

・ゆとりのトルクを持つ2.5L SOHCエンジンとコンパクトで伝達効率に優れる「リニアトロニック」との組み合わせにより、優れた走行性能と燃費性能を実現。

・ターボエンジンは、「クレードル構造マウント」によるターボシステムの大幅変更により、出力性能と環境性能を両立。

・エンジン各部のフリクションロス低減、軽量化や重量増を抑制したボディ構造など、クルマ全体として効率化を図り環境性能を向上。

・メーター内のECOゲージ、シフトアップインジケーター(6MT車)などにより、ドライバーに燃費の良い走りを促す。

<安全>

・前面衝突対応には、衝突時にクレードルフレームを折り曲げることでパワーユニットを斜め下方向へ後退させキャビンを守るとともに、効率的にメインフレームで衝撃を吸収する構造とした。 ・側面衝突対応には、Bピラー内側、サイドシルへの超高張力鋼板の採用。また後面衝突対応には、リヤフレーム構造の最適化などにより、衝突エネルギーを効率的に吸収するボディ構造とした。

・SRSサイドエアバッグ+SRS カーテンエアバッグを標準装備。(一部オプション設定)

・シートは、フレームの剛性向上やエネルギー吸収に優れるヘッドレストの採用など、シート全体で衝突時の衝撃を抑制、吸収する構造としている。

<その他機能/装備>

・全車速追従機能など優れた機能を備えるSIレーダークルーズコントロールを採用したグレードを設定。新たに停止保持機能を追加し、頻繁な発進停車時のドライバーの負荷を軽減。

・ヘッドランプウォッシャー、およびオートライト、オートワイパーをメーカー装着オプションで設定。

・キーレスアクセス&プッシュスタートを装備。(一部オプション設定)

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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