[「ル・マン24」開幕直前]WEC史上最多4メーカーがバトル!歴史的勝利を掴むのはどのチームか ~アウディ・ポルシェ・トヨタ・日産~
6月13日(土)、24時間の戦いがいよいよスタート!
今年で83回目を迎える『ル・マン24時間レース』が、6月13日(土)現地時間15時(日本時間22時)にスタートする。
最高峰クラスとされる“LM P1”クラスでは、今年度より 日産が16年ぶりに復活 。これによりWEC史上初となる4メーカー、日産、トヨタ、ポルシェ、アウディの4大マニュファクチャラーがLM P1クラスで戦うことになる。
予選結果は日産と同じように、昨年16年ぶりにトップカテゴリーへ復活したポルシェが1-2-3を獲得。その後に王者アウディが続く形となっている。日本勢の最上位はトヨタの7位で、日産は12位が最上位という厳しい結果となった。
しかし、なんと言ってもル・マンは24時間を走り抜くレース。予選から全力できているチームもあれば、決勝を見据えて走行しているチームもあるのだという。予選順位が低くても挽回のチャンスは幾らでもあるのだ。
スタートから24時間後の14日、あの表彰台の頂点に立っているのはどのメーカーなのか。世界3大レース(F1、インディ500、ル・マン)のうちの1つ、世界が注目する伝統のル・マン24時間レースがついにスタートの時を迎える。
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▼『LM P1クラス』ラインナップ
王者アウディ
2014年度のル・マン総合優勝を果たしたアウディ。近年では2010年~2014年まで連続でタイトルを獲得するなど、ル・マン王者の常連だ。また、今シーズン既に2戦行われたWECでは、 初戦シルバーストーン 、第2戦スパ・フランコルシャン共に優勝を飾り、シリーズタイトル獲得に向けて邁進している。
【予選順位】
4位:8号車
5位:7号車
6位:9号車
予選トップ1-2-3のポルシェ
2014年に16年ぶりにトップカテゴリーに復活したポルシェ。2014年の決勝レースでは、レース終盤にパワートレインの問題によりリタイヤしたものの、中盤から後半にかけてトップを走行し力強いパフォーマンスを発揮していた。1年経ったポルシェは見事に予選で力を発揮し、なんとトップ1-2-3を独占。
【予選順位】
ポールポジション:18号車
2位:17号車
3位:19号車
悲願の初優勝を狙うトヨタ
2014年のWEC年間世界チャンピオンであるトヨタは、これまでル・マンへの挑戦を16回行っているが、最高位フィニッシュは4度の2位となっており、未だ優勝経験がない。悲願のル・マン初勝利となるか注目が集まる。
ドライバーの中嶋一貴は昨年のル・マン24時間レースの予選で最速タイムを記録し、ポールポジションを獲得。5月初めに行われた第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースの練習走行のクラッシュにより背中を痛めたが、著しい回復を果たし参戦が実現した。
【予選順位】
7位:2号車
8位:1号車
16年ぶりにトップカテゴリー復活の日産
1999年が最後となっており、2015年は“GT-R”の名を冠した「Nissan GT-R LM NISMO」の3台体制でル・マンに帰ってくる。
なんと言っても注目すべきは“フロントエンジン・前輪駆動(FF)”というレイアウトを採用したマシン「Nissan GT-R LM NISMO」だ。前代未聞の日産のチャレンジに注目したい。
【予選順位】
12位:22号車
13位:23号車
15位:21号車
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