三菱自、専用開発マシン『i-MiEV Evolution』でヒルクライムレースに参戦
パイクスピーク用に開発されたマシン『i-MiEV Evolution』
『i-MiEV Evolution』は、「明電舎」や「GS YUASA」などパートナー企業の協力の下、開発された。
『i-MiEV』市販車の部品をベースに、モーターは80キロワットにチューンアップされた物をフロントとリアに搭載し、4WD化。バッテリーを車両中心部に配置し、重量配分を最適化している。
三菱自動車の益子修社長は、「今後三菱自動車は、ラリーからEVレースにステージを変えチャレンジしていき、『i-MiEV Evolution』開発で得られた技術的ノウハウを市販する車両の開発にフィードバックし、EV制御やEVコンポーネントの高い技術力をアピールしていく」と述べている。
90年の歴史を誇る、パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム
アメリカ・コロラド州の国立公園で毎年、独立記念日(7月4日)前後に開催。初開催は1916年。
世界で最も有名なヒルクライムレース。山頂を目指し一気に駆け上がり、走行タイムを競う欧米ではポピューラーなモータースポーツである。
風光明媚な山岳道路で繰り広げられることが多く、アウトドア気分で観戦できることから人気となっている。予選から決勝まで開催期間中の1週間で、3万5000人以上の観戦客が訪れる。
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