三菱 新型eK スペース/eK クロス スペース 新型車徹底解説 Vol.2|動力性能&先進安全機能・運転支援技術編

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:森山 良雄・MOTA編集部・三菱自動車工業
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2020年2月6日に発表され、3月19日に発売予定の新型軽スーパーハイトワゴン「三菱 eKスペース/eK X(クロス)スペース」徹底解説。前回のデザイン&使い勝手・居住性編に続き、第二弾は動力性能&先進安全機能・運転支援技術編をお届けする。レポートするのは、国内外のあらゆる新車情報に精通するカーライフジャーナリスト、渡辺 陽一郎氏だ。

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新型eKスペース/eKクロススペースの動力性能&燃費性能

三菱 新型eKスペース/eKクロススペースに搭載されるエンジンは直列3気筒659ccで、先行して2019年に発売された軽ハイトワゴンの新型eKワゴン&eKクロスと同じだ。最高出力が2.7馬力のモーターとリチウムイオン電池を組み合わせて、マイルドハイブリッドシステムを構成している。

ノーマル(ノンターボ)エンジンの動力性能は、最高出力が52馬力(6400回転)、最大トルクは6.1kg-m(3600回転)。ターボエンジンは64馬力(5600回転)・10.2kg-m(2400~4000回転)に向上する。

トランスミッションはCVT(無段変速AT)で、基本的にはeKクロスと同じだが、最終減速比は車両重量の増加に応じてローギヤード化された。

WLTCモード燃費は、ノーマルエンジンが20.8km/L、ターボは18.8km/Lになる。eKスペース/eKクロススペース共にノーマルとターボから選ぶことが可能だ。FFのほか、4WDモデルも設定される。

前回の新型車徹底解説 Vol.1「デザイン&使い勝手・居住性編」はこちらから

最新モデルらしく先進安全機能・運転支援技術も充実

衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)は、歩行者と車両の両方に対応する。対象物を検知するセンサーは、従来の単眼カメラに加えてミリ波レーダーも装着した。車両については、ミリ波レーダーが2台先を走る車両も検知できるから、衝突被害軽減ブレーキや警報を早期に作動できるようになった。この2台先の車両を検知する機能(前方衝突予測警報・PFCW)は、日産がスカイラインやフーガで先行採用している。

停車や徐行時にペダルを踏み間違えたことで発生する事故を防ぐ誤発進抑制機能(踏み間違い衝突防止アシスト)は、前後両方向に作動してブレーキの制御も行う。前方については誤発進抑制機能についても歩行者検知を可能にした。

車線逸脱警報システム(LDW)は、ブレーキの作動により元の車線に戻す制御(車線逸脱防止支援機能・LDP)も行う。車線逸脱の予兆として、ふらつき警報(DAA)も採用した。運転中のハンドル操作を検知して、ドライバーの疲労が高まったと判断した時には休憩などを促す。このほか標識の表示機能(TSR)も、一時停止、車両の進入禁止、最高速度(制限速度)など充実している。

高速道路が快適に…“マイパイロット”の性能もさらにアップ

メーカーオプションの先進快適パッケージ(7万1500円)を装着すると、運転支援機能のマイパイロットが備わり、設定速度を上限に車間距離を自動制御しながら先行車に追従走行できる(アダプティブクルーズコントロール・ACC)。追従は停車まで行われ、停車時間が長引くと、自動的に電動パーキングブレーキを作動させる。車線の中央を走れるように、パワーステアリングを制御する機能(車線維持支援機能・LKA)も備わり、ドライバーの疲労を軽減する。

マイパイロットは衝突被害軽減ブレーキのセンサーを使うため、従来の単眼カメラにミリ波レーダーも加えたことで、作動精度がeKワゴン&eKクロスのマイパイロットよりも向上した。

このほかサイド&カーテンエアバッグも標準装着する。運転席のニーエアバッグと後席のシートベルトプリテンショナーは、eKクロスには標準装着され、eKワゴンではメーカーオプションの安心パッケージ(4万4000円)に含まれる。これらはぜひ積極的に選択しておきたい。

[筆者:渡辺 陽一郎/森山 良雄・MOTA編集部・三菱自動車工業]

>>三菱 新型eK スペース/eK クロス スペース 新型車解説 Vol.1|デザイン&使い勝手・居住性編

>>三菱 新型eK スペース/eK クロス スペース 新型車徹底解説 Vol.3|グレード選び・オススメグレード・ライバル比較編

三菱 eKスペース G[FF] / eKクロススペース T[4WD] 主要スペック比較
車種名eKスペースeKクロススペース
グレード名660 G[FF]660 T[4WD]
価格(消費税込み)154万円199万円
全長×全幅×全高3395mm×1475mm×1780mm3395mm×1475mm×1800mm
ホイールベース2495mm2495mm
駆動方式FF4WD
車両重量950kg1030kg
乗車定員4名4名
エンジン種類直列 3気筒 DOHC直列 3気筒 DOHC
総排気量659cc659cc
エンジン最高出力38kW(52PS)/6400rpm47kW(64PS)/5600rpm
エンジン最大トルク60Nm(6.1kg・m)/3600rpm100Nm(10.2kg・m)/2400rpm
トランスミッションCVTCVT
使用燃料レギュラーレギュラー
燃料消費率(JC08モード燃費)27.2km/L21.2km/L
燃料消費率(WLTCモード燃費)20.8km/L16.4km/L
燃料消費率(WLTC:市街地/郊外/高速道路モード)18.5km/L/22.3km/L/21.0km/L15.2km/L/17.2km/L/16.5km/L
タイヤサイズ155/65R14165/55R15

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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