三菱 デリカ D:5 新旧比較│唯一無二のオフローダーミニバン、12年分の進化を検証(5/5)

  • 筆者: 小鮒 康一
  • カメラマン:茂呂 幸正・和田 清志
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普段はフォーマルに、週末はアクティブに使いたいオールラウンドミニバン

登場が2007年1月ということで、すでに12年が経過していたデリカD:5。

圧倒的な悪路走破性などは今でも一線級の実力を持っていたが、それ以外の部分では古さを隠せなかったというのもまた事実。しかし、今回の新型では、フロントセクションを作り替え、エンジンやミッション、ドライブトレインにまで手を入れる大掛かりな改良で、一気に12年のタイムラグを埋めた形となった。

どうしてもその強烈なルックスに注目が集まりがちではあるが、実際に乗ってみるとすべての部分で大幅に性能が向上していることが実感でき、これならば従来のデリカファン以外の客層も取り込めるのではないかと思えるほどだった。

今となってはセダンよりもミニバンの方が快適な移動手段として選ばれることが多くなってきているが、新型デリカD:5はそんなプレミアムミニバンの中に入っても十分戦える力を備えたモデルとなったというのが正直な感想だ。

当然、このジャンルには絶対王者のトヨタ アルファード/ヴェルファイアが存在しており、さすがにそこに迫る高級感とまでは言えないが、悪路走破性も含めた動力性能に関してはデリカD:5の方が上回っている印象であり、普段はフォーマルに、週末はアクティブに使いたい人にとっては1台ですべてをこなせる、まさにオールラウンドミニバンと言えるのではないだろうか。

[筆者:小鮒康一/撮影:茂呂 幸正・和田 清志]

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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