トヨタ グランエース、じゃなくて「メルセデス・ベンツ Vクラス」|あえて選ぶ外車のススメ Vol.12

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あえて選ぶガイシャのススメ。この企画では「国産車、じゃなくて輸入車」をテーマに、様々なカテゴリーの車種を比較検討します。第12回のテーマは前回に引き続き後席に乗せてもらうならどっち、ミニバン編。「トヨタ グランエース」と、「メルセデス・ベンツ Vクラス」を徹底比較してみます!

>>乗り心地の良さを写真で比べよう! メルセデス・ベンツ Vクラスとトヨタ グランエースの内装をチェック!

目次[開く][閉じる]
  1. ギラギラしないグランエース
  2. Vクラスは累計3万台のロングセラー
  3. サイズはほぼ一緒ながら、エンジンはグランエースが大きい
  4. シートの使い勝手の良さはグランエースの勝利!
  5. 多人数乗車で疲れないのはVクラス

ギラギラしないグランエース

昨年末に発売が開始されたトヨタ グランエースは、ASEANなどに向けて作られている商用車のハイエース(日本国内向けとは異なる)をベースに開発されました。従ってアルファードやヴェルファイアのようなFFではなくFRとなります。

ただし、商用車ベースとはいえその存在感は十分。アルファードなどのギラギラ感が薄れており、こちらの方が好ましく感じる方も多いでしょう。

室内のレイアウトは、3列シート6人乗りに加え、4列シート8人乗りの2タイプを設定。3列シートの「Premium」は、2列目ならびに3列目の4席それぞれに、ゆったりとくつろげる専用のエクゼクティブパワーシートを採用し、座り心地の良さに加えて、ロングスライド機構やパワーリクライニング機構、パワーオットマン、快適温熱シート、格納式テーブルなどを装備し利便性や快適性の良さも追求しています。

また、4列シートの「G」は、2列目にエグゼクティブパワーシート、3列目にレバー操作でシート調整可能なリラックスキャプテンシートを設定。4列目には、ワンタッチで座面が跳ね上がる6:4分割チップアップシートを採用するなど、乗車人数や手荷物の量にフレキシブルに対応しています。

トヨタ/グランエース
トヨタ グランエースカタログを見る
新車価格:
620万円650万円
中古価格:
570.4万円680万円

Vクラスは累計3万台のロングセラー

一方のメルセデス・ベンツ Vクラスも、商用車ヴィートをもとに作られています。

1998年に欧州のミニバンとして初めて日本に導入された「Vクラス」は、ワイドでスクエアなスタイリングと広く上質な室内空間にアレンジ自在なシートを備え、プレミアムミニバンというセグメントを創出しました。

その後も、2003年、2015年のフルモデルチェンジを経ながら、7名乗車のシートレイアウトや左右両側の電動スライドドア、リアエンターテインメントシステムなど日本のユーザーニーズにあわせて装備や専用アクセサリーの拡充を図ってきたことで、累計販売台数約3万台となるロングセラーモデルとなりました。

現行Vクラスは、全ての乗員が快適に過ごすことが出来、3点式シートベルト一体型のシートや多彩なシートアレンジが可能なシートレイアウト、FRレイアウトなどこれまでのVクラスのコンセプトを継承しながらも、安全性、快適性や質感などあらゆる面で進化しています。

なおグランエースはディーゼルエンジンのみですが、Vクラスはディーゼルとともにガソリンエンジンもラインナップしていることも大きな特徴といえるでしょう。

メルセデス・ベンツ/Vクラス
メルセデス・ベンツ Vクラスカタログを見る
新車価格:
740万円950万円
中古価格:
39.9万円1,190万円

サイズはほぼ一緒ながら、エンジンはグランエースが大きい

では諸元表をベースにサイズなどを比較してみましょう。

メルセデス・ベンツ Vクラス V220 d アバンギャルド エクストラロング / トヨタ グランエース 2.8 プレミアム 主要スペック比較表
車種名Vクラスグランエース
グレード名V220 d アバンギャルド エクストラロング2.8 プレミアム
価格(消費税込み)790万円650万円
全長×全幅×全高5370mm×1928mm×1909mm5300mm×1970mm×1990mm
ホイールベース3430mm3210mm
駆動方式FRFR
車両重量2177kg2740kg
乗車定員7名6名
エンジン種類直列 4気筒 DOHC直列 4気筒 DOHC
総排気量2142cc2754cc
エンジン最高出力120kW(163PS)/3800rpm130kW(177PS)/3400rpm
エンジン最大トルク380Nm(38.7kg・m)/1400rpm450Nm(46.1kg・m)/1600rpm
トランスミッション7速AT6速AT
使用燃料軽油軽油
燃料消費率(WLTCモード燃費)16.7km/L10.0km/L

グランエースのサイズに合わせてVクラスは注文生産のエクストラロングを選びましたが、全長5,140mmのロングであれば764万円、同じく4,895mmのアバンギャルドであれば740万円という値付けとなっています。

ボディサイズはほぼ一緒ですが、Vクラスのホイールベースが210mm長いのは注目すべき点です。つまり、室内がそれだけ広くなっていると捉えられるからです。

一方、エンジンに関しては排気量が約600cc少ない分、Vクラスの方が出力、トルクとも小さくなっています。ただし、トランスミッションは1速Vクラスの方が多いので、その分きめ細かい制御が可能となっています。

シートの使い勝手の良さはグランエースの勝利!

さて、3列、グランエースでは4列仕様もあるシートレイアウトのやりやすさですが、これは圧倒的にグランエースです。とにかく操作がしやすく軽いのですが、Vクラスは全てが重い。まず非力な女性には操作は不可能と思ったほうがいいでしょう。

多人数乗車で疲れないのはVクラス

では、運転支援システムはどうでしょう。どちらも必要にして十分な装備が搭載されていますが、アクティブクルーズコントロールが完全停止維持まで出来ないのはグランエースの惜しいところです。

Vクラスは0-200km/hまで対応可能ですから、高速の渋滞時でも疲労の軽減には貢献しますし、更にその精度もメルセデスならでは。不満はほとんどないといっていいレベルです。

こういったクルマは多くの場合、多人数での移動で使われることが多いでしょう。都内などでの移動以外に、空港までの送迎や中、長距離の高速移動も考えられます。

そういったシーンで輝くのはVクラスです。ミニバンのように背が高いクルマでは、どうしても横風に弱くなるもの。それに対してVクラスは強い横風を検知すると、その強さと方向に応じて車両がコースから外れないように自動的にサポートする、クロスウインドウアシスト機能があるので安心です。特にこういったシチュエーションでは細かいステアリングの修正舵が入るので、後席住人は妙にゆすられてクルマ酔いを誘発してしまうことが多いのですが、それを防いでもくれます。

また、直進安定性が非常に高いので、同じ理由で後席は快適に過ごすことが出来るでしょう。そういったことを踏まえると、同じ商用車出身とはいえ、明らかにVクラスの方が、後席でも快適に過ごすことが出来るといえるのです。

[筆者:内田 俊一]

毎週火曜日は「あえて選ぶ外車のススメ」

毎週火曜日は「国産車、じゃなくて輸入車」をテーマに、様々なカテゴリーの車種をご紹介しています。次回は4月28日火曜日の予定です! お楽しみに!

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内田 俊一
筆者内田 俊一

1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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