カーリースを1年だけ契約したい! 短期間だけ車を持つにはどうする?

  • 筆者: MOTA編集部
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カーリースといえば長期契約のイメージがありますが、なかには1年契約ができるカーリース会社もあります。短期カーリースの特徴やレンタカーやカーシェアとの違いについてもお伝えします。

目次[開く][閉じる]
  1. 1年だけ利用できるカーリースはある?
  2. 短期間での車を利用する選択肢は4つ
  3. それぞれにかかる料金の違い
  4. 1年から利用できるカーリースのデメリット
  5. 長期カーリースならお得に乗れる
  6. 短期利用で車を選ぶ際の注意点
  7. 利用状況をよく検討しよう!

1年だけ利用できるカーリースはある?

一般的には、カーリースの契約期間は短くても3年からとなっているリース会社が多いので、1年だけで利用できるカーリースはないと思っている人もいるでしょう。

しかし、リース会社によっては1年だけ利用できるプランを用意しているところもあります。

長期契約(3年以上から利用可能)のリース会社と比較して、短期でカーリースを利用するにあたって注意する点がいくつかあります。

・中古車をメインで提供するリース会社が多い

・月額料金が長期契約と比べて高い

・保証金や初期費用が必要な場合がある

これらは一般的にいえることなので、リース会社によってプランが異なります。

短期間での車を利用する選択肢は4つ

1年間だけ車が必要になったとき、車をどのように利用するかは選択肢がいろいろあります。

カーリース

リース会社によってプラン内容はさまざまで、新車をリースしている会社もあれば、中古車のみをリースしている会社もあります。

新車リースであれば車種の選択肢が広がり、まだ誰も乗っていない綺麗で清潔感ある車を選べるというメリットがあります。ただし、車種によるものの車の本体価格が高いため、月々の支払金額も高くなるというデメリットがあります。

これに対して、中古車リースだと車の本体価格が安いので、月々の支払金額も安くなるメリットがあります。車の選択肢は狭まっても、高品質な車を提供しているリース会社が多いので、新車でないと乗りたくないというこだわりがなければ中古車リースもおすすめです。

カーシェア

カーシェアとは、登録会員間で車を共同利用するサービスです。1日数時間の利用を目的としたもので、家族や友人と買い物に行くときやちょっとしたドライブのときに気軽に利用できるのがメリットです。

ただし、1年間利用するとなるとデメリットが多いといえます。以下のようなデメリットが想定されるので、カーシェアを長期で利用する場合は気をつけてください。

・ほかの会員も車を利用するため、空いていないと使えないので毎日車を利用する人には不便である

・車を利用したら、同じカーステーションに返却しないといけない

・1年間利用すると費用はカーリースと比べると高くなる

レンタカー

レンタカーは、カーリースと同じように車を有料で借りるサービスです。時間または日数単位で利用できるのが特徴で、利用者が車を管理する必要もなくて税金や維持費の負担もありません。

ただし、時間単位の料金はカーリースよりも高くなることが多く、利用時間が伸びるほど費用がかかってしまいます。1年間借りることもできますが、かなり大きな出費となってしまうでしょう。

また、ナンバープレートの文字が「わ」または「れ」になるので、周囲にレンタカーであることが分かってしまいます。

車を購入する

車を購入して、不要になったら売るということもできます。カーリースやレンタカーなどではその会社が所有している車しか選べませんが、自分で車を購入するなら、好きな車種や仕様のものを自由に選べます。

ただし、車を購入するには高額の初期費用がかかるので、短期間しか車を利用しない場合にはあまりおすすめできません。また、車を売るときにも手続きが発生するため時間がかかります。

それぞれにかかる料金の違い

1年間という短期間だけ車が必要になったとき、カーリースのほかにもレンタカーやカーシェア、車を購入するなどの選択肢がありますが、それぞれにかかる料金の違いを表にして紹介します。

なお、いずれの方法もホンダ「N-BOX」に乗る場合を想定しています。

車の利用方法1年間の利用料(目安)

カーリース

約44万円

レンタカー

約92万円

カーシェア

約104万円

新車購入(一括購入)

約144万円

中古車購入(一括購入)

約123万円

カーリースの料金

車種やリース会社にもよりますが、1年間だけ車を使用するのであればカーリースがもっとも経済的です。

1年間のみの利用であれば、車検も法定点検もありません。走行距離が長くならなければ、メンテナンス費用もかけずに済む可能性もあります。毎月の支払いだけで済み、契約終了後も車をリース会社に返却するのみで効率的です。

レンタカーの料金

レンタカーも短時間の利用を目的としたサービスなので、カーリースと比べたら割高になってしまいます。

利用者が車を管理する必要もなくて税金や維持費の負担もないメリットはありますが、利用料金が高めなのでそこまでおすすめはできません。

カーシェアの料金

カーシェアは短時間の利用を目的としたサービスです。

15分や30分から利用できるメリットがありますが、年間利用するとなるとどうしても値段が高くなってしまいます。短期間といえども、料金の面ではカーリースと比べると割高になってしまうでしょう。

車購入の料金

新車を購入しても、中古車を購入するにしても車を手に入れるためにもっともお金がかかるのが車を購入することです。新車だと100万を超えるものが多く、中古車でも年式が5年以内で走行距離が少ない高品質なものは値段が高くなります。

1年から利用できるカーリースのデメリット

カーリースを1年間利用する場合には、ほかの車の利用方法と比べると料金の安さなどのメリットがある反面、もちろんデメリットもあります。ここからはそんなデメリットについてみていきましょう。

月々の支払いが割高になる

カーリースは契約期間が短くなるほど月々の支払い費用が増えていく傾向があります。とくに新車だと車の本体価格が高いのでその傾向はさらに強まります。

中古車にすれば問題解決できるかといわれたら、かならずしもそうではありません。中古車は利用する車の状態にばらつきがあり、もし状態が悪い格安中古車を利用することになってしまったら、メンテナンス費用がかさんでしまう可能性が出てきます。

1年契約できるリース会社が少ない

そもそも1年契約できるリース会社が少ないという問題もあります。多くのリース会社は3年契約から設定できるプランを用意しています。

それには「モデルチェンジの周期に合わせるため」や「新車の場合だと車検は3年目に受けることになるため、3年契約であれば車検を受ける必要がなくて維持費を抑えられる」などの理由があります。1年契約から利用できるリース会社はありますが、選択肢が少ないのです。

長期カーリースならお得に乗れる

短期で利用するカーリースのデメリットは、長期契約できるカーリースであれば解消できることが多くなります。なぜ長期リースするとお得に車に乗れるのかについて紹介します。

月々の金額が安くなる

一般的に、カーリースは車の本体価格から残価を据え置きにして、そこに税金や維持費、諸経費などを含めて契約月数で割り月々の支払い費用を算出しています。

なので、契約期間が長くなるほど月々の支払い費用を抑えられます。車にかかる毎月の出費を抑えたい人や、長く車に乗りたい人と考えている人には長期契約がおすすめです。

最後に車がもらえる

カーリースは、残価設定して残価を車の本体価格から差し引くことで月々の支払い費用を抑える仕組みになっています。

そのため、契約期間が終了すれば車を返すのが基本です。ただし、短期契約よりも安い費用を毎月払い続けるだけで契約終了したときに車をもらえるプランを用意しているリース会社もあります。

短期利用で車を選ぶ際の注意点

短期間で車を利用するにあたっては、どの方法にもメリットとデメリットどちらもあります。特徴をしっかりと把握して、自分にあった方法を選ぶことが大事です。以下で最適な方法を選ぶポイントを紹介します。

予算内に収まるかどうか

月間、年間でどのくらいの費用に収めたいのかをあらかじめ検討し、それに合った利用方法を選びましょう。カーリースは車の利用頻度が高く、1年とおしての利用が予想されるときおすすめです。

一方、時間や日数単位で車を利用することを想定している場合は、レンタカーやカーシェアがよいでしょう。想定した期間を利用するにあたり、支払い総額を見積もって予算内に収まる方法を選びましょう。

利用状況に合った車の乗り方ができるか

車を利用するにあたって、自分に合った車の乗り方ができるかどうかも大事なポイントです。毎日のように車を使い、いつでも好きなときに利用したいのであれば、カーリースや車を購入したほうがよいでしょう。

一方、車を使うシチュエーションがあらかじめ想定できて、そのとき以外はほぼ使うことはないような場合には、レンタカーやカーシェアがよいでしょう。

スムースなトラブル対応ができるかどうか

車を利用するにあたって、故障が発生しトラブルが生じることもあるでしょう。そんなときにスムースに対応できるかどうかも大事なポイントです。もし、利用者が車についての知識や情報が豊富な人であれば、中古車を購入しても問題がないかもしれません。

ただし、車にあまり詳しくない人であれば、困ったときにいつでも相談可能な信頼に値するスタッフが常駐している会社を選ぶとよいでしょう。

1年以上車が必要になったらどうするか

利用する前に、予算や利用シチュエーションなどを考えたとしても、想定以上に車が必要になることも考えられます。そのような可能性を考慮して、1年経過後も車を利用することを想定しておくとよいでしょう。

この点において、レンタカーやカーシェアだと車を返さないといけない可能性が高いですが、カーリースであれば継続利用できるプランを用意している会社もあります。

利用状況をよく検討しよう!

今回の記事では、1年間という短期で利用できるカーリースについてお伝えしました。

車を短期で利用する場合の選択肢にはレンタカーやカーシェアなどもありますが、経済的な観点からいえばカーリースがおすすめです。

また、月々の支払い費用をさらに抑えたいのであれば、長期のカーリースも視野に入れておくとよいでしょう。カーリースを利用するにあたってメリットやデメリット、注意点などをしっかりと押さえて、自分に合う充実したカーライフを送れるようにしてください。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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