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自動車購入ノウハウ 2018/6/22 00:42

エンスト(エンジンストール)はオートマ車にも起こる!?発生原因や対処方法を徹底解説

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エンスト(エンジンストール)ってどんな現象?

発進時や走行中にエンジンが停止し、走行できなくなる現象

エンストとは、エンジンの回転が何らかの理由で停止してしまい、十分な駆動力を発揮できなくなる現象を指します。

よくエンジンストップ(Engine Stop)と思われていますが、正しくはエンジンストール(Engine Stall)です。意図的に停止するニュアンスを持つストップに対し、ストールという言葉には、段々と勢いを失って停止するという意味が込められています。航空機の失速もストールと表現されます。

ここでは、エンストの発生原因や対処方法を、詳しく解説します。

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一般的には、MT(マニュアルトランスミッション)車で半クラッチが足りない際に起こる現象

エンジンが発生する力には、馬力とトルクがあり、これらは、エンジンの回転数が上がれば増加します。

車を停止状態から発進させるために必要なのは主にトルクですが、アイドリングの回転数だけでは不十分です。そのためにアクセルを踏んでエンジンの回転数を上げ、トルクを増加させなければなりません。

AT(オートマチックトランスミッション)車ではこれらを自動的に行ってくれますが、MT(マニュアルトランスミッション)車ではドライバーがクラッチを踏み、ギアを1速に入れつつアクセルを踏んで回転数を上げ、半クラッチを経てクラッチを繋ぎ、車両を発進させなければなりません。それが上手にできないと、ガクンというショックと共にエンジンも車も止まってしまいます。バイクでも同じです。

これは一人で運転していても不快ですし、同乗者も体に軽い衝撃を受けます。また、坂道発進の場合、エンストして後退し、後ろの車にぶつかってしまうリスクもあります。

急激にクラッチを繋いだり、いきなり2速以上に入れたりした場合もエンストが起こる

またエンジンの回転数が十分でも、急激にクラッチをつないだ場合はエンストしやすくなります。1速でなく2速で発進しようとした場合も、エンストが発生する確率が上がります。

逆に言えば車をスムーズに発進させることは、エンジンの回転数を上昇させて十分なトルクを発生させ、低いギアでタイヤに伝えるという作業の連続です。これらのうちどれか一つでも欠けると、発進時にギクシャクしたり、エンストする確率が上がったりします。

AT車でもエンストはする!どんな原因がある?

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燃料供給や燃焼制御関連のトラブルの可能性がある

エンストと言えばMT車に特有と思われがちですが、実はAT車でもエンストは起きるのです。頻度としては多くはありませんが、燃料制御周りのトラブルが原因で起こる場合もあるので、万が一発生したらその原因をちゃんと調べる必要があります。ここでは考えられる原因をご紹介します。

発進時にエンストが起こる場合

▼アイドリングの回転数が低すぎてトルクが足りない

ATでは、シフトレバーをN(ニュートラル)あるいはP(パーキング)からD(ドライブ)に入れると、エンジンにトルコン(トルクコンバーター)の負荷がかかります。その際アイドリングの回転が低すぎると、エンジンの回転がトルコンの負荷に耐えきれずエンストしてしまいます。これは、MT車で十分に回転を上げずに発進しようとしてエンストが起こるのと似た原理です。

▼急過ぎる上り坂で発信しようとしたらトルクが足りなかった

また、あまりにも急な上り坂でDレンジに入れた場合も、MT車で急激にクラッチをつないだのと同じようにトルクが足りず、エンストすることがあります。

走行中にエンストが起こる場合

▼ポンプの詰まりや燃料制御など、燃料系のトラブル

燃料ポンプやキャブレターが詰まっている、アクセル開度に比例して開いていない、燃料噴射プログラムにトラブルが起きているなど、最適量の燃料を噴射できないと、エンジンが十分なパワーを発生できず、エンストにつながります。

▼点火プラグなど、点火系のトラブル

エンジンは、クランクシャフトの回転にきっちりシンクロして点火プラグをスパークさせなければなりません。しかしこのタイミングが狂うと、エンジンの回転がばらついたり、回転が上昇しなくなったりしてしまいます。

回転がばらつく、4気筒のうち1気筒が爆発しないという場合のほとんどは、燃料か点火いずれかのトラブルが起きています。その結果、パワーが出ず、エンストしてしまいます。

▼違う燃料を入れてしまった

ガソリン車に軽油を入れた場合、ディーゼル車にガソリンを入れた場合も、エンストします。また最悪の場合、エンジンが壊れてしまいます。

▼アクセル開度センサーや燃料ポンプへのエアー混入

他にも、スロットルバルブのバキュームセンサー(アクセルの動きを検知するセンサー)異常、燃料ポンプひび割れによるエアー混入等が考えられます。

走行中にエンストしたらどうする?対処法を徹底解説

まずは再始動を試みて、安全な場所まで移動する

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さて、通常はエンストしないオートマでエンストしてしまうと、誰もが慌ててしまいます。しかしそこは冷静になり、まずはエンジンを再始動しましょう。シフトレバーをPに入れ、セルモーターを回します。(プッシュスタート式の場合はボタンを押す)

DレンジからPレンジに切り替えるのを忘れずに

こういうとき、慌ててDレンジのままエンジンの再始動を試みてしまいがちですが、Pに入れないとエンジンはかかりません。この過程さえ間違わなければ、燃料ポンプによほど致命的トラブルがない限り、エンジンは再始動できます。回転がばらつくこともありますが、復活する可能性はあるので、何よりも慌てないようにしましょう。

エンジンがかかったら、あまりアクセルは踏み込まず、アイドリングのままDレンジに入れ、そっとアクセルを踏んで危険でない場所まで移動しましょう。アクセルを急に踏み込むと、急発進して事故を起こす可能性があります。

走行中にエンストすると、正常な運転操作ができず非常に危険

走行中のエンストには、もうひとつ大きな問題があります。それは、ハンドルとブレーキが極端に重くなることです。通常の車についているパワーステアリングとブレーキブースターは、エンジンのアシストによって操作が軽くなっています。エンジンが止まると、これら補助力がなくなってしまいます。すると、ハンドルもブレーキも、驚くほど重くなります。一度体感すれば分かりますが、この時のハンドルの重さときたら、回すと途中のシャフトがどこか折れるのではないかと思うぐらいの重さです。ブレーキに至っても、全く効いていないかのようにペダルが重くなります。

そうなると正常な操作ができないので、安全な停車も非常に困難になります。そのため、まず最初にすべきはエンジンの再始動です。

エンジンの再始動ができなければ、とにかく停車させることを最優先

エンジンが停止した状態だと、ハンドルは非常に重くなりますが、無理に回してシャフトが折れることはありません。またブレーキも、本気で踏めば効力は発揮されます。

ギアをPに入れて無理に停車させようとするのは非常に危険、絶対にNG

車を停止させるためにシフトをP(パーキング)に入れれば良いのではないかと思ってしまいそうですが、これは機械的にギアをロックさせるもので、非常に危険です。走行中にギアをPレンジに入れると、たとえ時速60キロや100キロでもタイヤにロックが掛かってしまいます。すると、壁に激突したかのように衝撃がかかり、その後、車体のコントロールはほぼ不可能になります

サイドブレーキを引くのも同様です。後輪が急にロックされるとトラクションを失い、あらぬ方向に車両が向きを変える可能性が高く非常に危険です。

エンスト後にエンジンが再始動ができないなら、安全に停車した状態でレッカーを待つ

※写真はイメージです

エンジンが再始動できない場合は、ギアをPに入れ、停車した状態でレッカーを待ちましょう。そこで必要なのは、ハザードランプをつける、車後方に三角板を設置する、JAF等に連絡するなどです。肝心なのは停車中であることを周囲の車にアピールし、二次被害を未然に防ぐ事です。

高速道路を走行中にエンジンが停止した場合はどうすればいい?

高速道路の場合は、車の50m以上後方に三角板を置きます。発炎筒を焚くのも効果的です。

そして故障を知らせる専用電話を探します。通常は約1km間隔(首都高速では500m)、トンネル内では約200m間隔(同じく100m)で設置されており、通話料はかかりません。連絡をしたら、速やかに車外に出て、ガードレールのさらに外側、車の後方で待機します。

高速道路の車線は、実は非常に危険な場所です。路側帯で止まっていて、追突される事故が頻繁に起きています。間違っても車内にとどまってはいけません。

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