売れ筋エアロ系ミニバン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
近年、販売が好調なカテゴリーというと、ミニバン全般と、軽自動車を含むコンパクトカーだが、どちらにも共通していえるのは、エアロ系モデルの人気が非常に高いことだ。 今回はミニバンの中でのカテゴリーを超えて、マイナーチェンジしてまもないエスティマのアエラスと、フルモデルチェンジしたオデッセイのアブソルート、セレナに追加された特別仕様車「ハイウェイスターVセレクション」という、人気車種のエアロ系モデルを取り上げたいと思う。
2006年1月にデビューしたエスティマは、3年後の2008年12月にマイナーチェンジを実施。アエラスは、月販の比率の半分から8割以上を占めるほどの人気ぶり。今回のマイナーチェンジでは、内外装の小変更、アエラスへの本革シート仕様の設定のほか、快適性・安全性の向上に直結する装備類の大幅な充実が図られた。
オデッセイは、エスティマと直接的なライバルではないはずだが、何かと引き合いに出されることが多い。そのオデッセイは、ひと足早い2008年10月にフルモデルチェンジ。標準モデルに対し、エアロフォルムをまとうだけでなく、エンジンやトランスミッション、足まわりも専用に用意されたアブソルートが存在するのはご存知のとおり。スポーティミニバンの急先鋒である。発売1ヵ月後の広報発表では、受注の約半分がアブソルートだったというほどで、人気の高さをうかがわせる。
セレナは、エスティマに比べるとクラス下となり、価格も控えめとなるが、エスティマよりも広い室内を持ち、姉妹モデルを除く単一車種として「ミニバン販売ナンバーワン」を謳うほど販売は好調だ。2005年5月の登場からそれなりに時間が経過しているが、安定した人気を誇っている。約1年後の2006年6月にハイウェイスターが追加されてからは、販売の過半数を占めるようになった。今回は、2008年12月に追加された特別仕様車「ハイウェイスターVセレクション」を持ち込んだ。
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