クルマでしか味わえない!辺境グルメ旅Vol.5「静岡・由比/駿河湾に春を告げる桜海老尽くしの旅」(1/2)
- 筆者: Art- Foods
- カメラマン:Art-Foods
東海道十六番目の宿場町で「桜海老」に溺れる、はずが・・・
やはり日ごろの行いが良くないからに違いない、目覚めると雨音がガラス窓越しに聞こえていた。う~む、前回の辺境ドライブは好天に恵まれたのに…と平素の愚行を悔いるばかりではあるものの、いつまでもクサクサしていても仕方がないので予定していたコースに繰り出すことにした。
目指すは、間もなく春漁が解禁となる駿河湾奥の名産・桜海老で賑わいを見せてくれる由比(ゆい)の漁港だ。
そして気軽にその名物を食すことの出来るお店として行列必至な由比漁協直営「浜のかきあげ屋」だけに、開店直後を狙って…などと云うのは甘いのである。その美味しさのウワサを聞きつけ県外もかなり遠くからヒトが押し寄せるのであって、誰しも同じことを考えるものだから漁港の駐車場は開店1時間以上前から満車に近い状態になっている。開店時刻には既に長蛇の列、ボクもそれで何度あきらめたことか。
ところが到着してみると何だか様子がヘンなのである。みょ~にヒトもクルマも少ないではないか。不審に思いながら行ってみると「臨時休業」の貼り紙が…なんてこったい!
漁協直営とは言ってもキチンとした建物ではなく、簡易テキなイートインスペースを設置してあるだけなので、ちょっと雨が強かったりするとお休みにしてしまうらしい。ますます自らの平素の不貞行為をハンセーしなければならないではないか。
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