シボレー ボルト 試乗レポート(2/2)

  • 筆者: 石川 真禧照
  • カメラマン:GM アジア・パシフィック・ジャパン
シボレー ボルト 試乗レポート
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ボルトのメカニズムに関する疑問

シボレー ボルト

試乗は、上海郊外のプライベートリゾート地で行われた。

中国では外国人の運転は禁止されているので、一般公道ではなく、閉鎖されたところでの試乗だ。

しかし、このプライベートリゾートというところが広大で、山が3つに港もある。試乗コースもその山間部を7~10km走行するものだった。

最初はEVモードで走行する。このモードはエアコンの使用状況にもよるが40~60km/hをカバーするという。実際に午前中のセクションではこのコースを7~8回走行していたが、EVモードのみの走行だった。

午後になり、再びボルトに試乗する。今回は電気の貯蔵量も少なくなり、走行中にエンジンがかかる。

シボレー ボルト
シボレー ボルトシボレー ボルト

エンジンの始動は、運転中には音や振動が少ないので、モニター画面を見た方が作動を正確に確認できる。

EVのときと走行フィール自体は変わらない。

スタートからの力強いトルクの立ち上がりや加速時のレスポンスの良さはEVの特徴だ。実際に4人乗車で130km/hまで一気に加速した。

走行モードの選択も可能だ。センターコンソール上にあるスイッチでノーマル/スポーツ/マウンテンのモードが選べる。

マウンテンモードは、同じ車速でもエンジンが高回転になるのがわかる。おそらく、トレーラーなどを索引するときに使用するモードだろう。

インパネのモニターには数々の情報が表示されるが、家庭で充電できる時刻が表示されるのは便利だ。

ボルトのメカニズムが発表されてから疑問に思われているのが、本当にエンジンの力で動くことはないのか、ということだ。今回もその質問に明確には答えてくれなかった。

しかし、エンジンが動き出すと、バッテリーへ電気を供給するが、状況によってはエンジンにも電気を供給することがわかった。やはり、エンジンが直接クルマを動かすことはないようだ。

シボレー ボルト

ボルト方式のEVなら、走行中に電気が不足しても、エンジンが電気を供給するので、走行することができる。ボルトのエンジンはガソリンタンクが10~12ガロン(約38~40L)で、走行中に「あと350km走行可能」と表示された。

これならロングドライブも安心だし、エコ走行もできる。

GMは4万1,000ドル(約350万円)で2011年モデルとして発売を予定している。日本市場への進出も目論んでいるという。

価格しだいでは注目を集めそうなクルマだ。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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