autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート ボルボ XC70 試乗レポート

試乗レポート 2007/12/05 11:59

ボルボ XC70 試乗レポート

関連: ボルボ XC70 Text: 岡本 幸一郎 Photo: 島村栄二
ボルボ XC70 試乗レポート

プラットフォームの変更が進化の証

試乗
フロントスタイリングリアスタイリング

近年、ドイツ列強をはじめとするプレミアムブランド各社は、以前にも増してラインアップを拡充するなどして勢力を拡大しているが、ボルボもその良い流れに上手く乗ったブランドのひとつといえる。

フォードグループの一員となって久しいボルボだが、その中でもレッキとしたプレミアムブランドとして位置付けられたボルボは、自身の持つブランド力を生かしたラインアップの拡充を図っているように見える。先代XC70(V70XC)のようなモデルや、XC90のような本格的SUVもそうだし、ここ 1年内にも、上級サルーンの新型S80、クーペカブリオレとなった新型C70、プレミアムコンパクトカーを手がけたC30のような意欲作までをも矢継ぎ早に世に送り出してきたくらいである。

とはいうものの、ワゴンに特化したイメージが強いのがボルボ。やはり本命はV70系であろう。そのV70をベースに、SUVとの融合を図ったのがXC70である。ごく普通の高級ワゴンに飽き足らない人、こういうテイストが好きな人、しかし本格的SUVでは荷が重い人……、そうしたプチ富裕層のユーザーに向けて、XC70は大いに魅力的に目に映るはずだ。

そして、7年ぶりにフルモデルチェンジを迎えた。最大のポイントというと、プラットフォームを従来のS60系から上級のS80系としたことだろう。これにより、あらゆる要素が大きく進化を遂げた。先代XC70と比べるという行為が意味をなさないほど、すべてが向上したのである。

よりクロスカントリーの魅力を放つ存在感あるデザインへ

サイドビュー
インパネフロントシート

実寸もほぼS80と同等となったから当然のことではあるのだが、実車を前にすると「70」というわりにはずいぶん大柄なクルマになったことに少々の戸惑いを覚える。全体のシルエットは、より流麗かつシャープな印象となったボディパネルや、水平基調からいくらか変化を持たせたラインの構成などにより、従来モデルに比べて確実に新しさを感じさせるクルマとなった。

ボディサイドは、特徴的なワイドショルダーの「いかり肩」形状が少々なりを潜めた。こちらのほうがより全体のフォルムに溶け込んでいるように思える。

先代がいわばV70の中の1グレード的な成り立ちだったのに対し、新型ではV70とXC70のお互いが、それぞれの持ち味を深化させたことで、結果的により明確に差別化されたように思える。

同じくS80譲りのインテリアも、視覚的にも触感においてもわかりやすい高級感があり、居心地もよい。ボルボの新しい手法であるフリーフローティングセンタースタックは、このXC70にももちろん採用された。ボルボらしくたっぷりとしたシートは、標準ではテキスタイルのファブリックと人工皮革の組み合わせとなり、パッケージオプションでレザー仕様を選ぶことがでぢ状㷨パ/photo