フォルクスワーゲン パサート オールトラック 海外試乗レポート/桂伸一(1/2)
- 筆者: 桂 伸一
- カメラマン:オートックワン編集部
オールトラックは、日本のVWのトップレンジであるパサートをベースにヴァリアントらしいゆとりの室内空間と利便性にSUVやクロスオーバーの要素で、あらゆる路面に対する走破性を引き上げ、そこにセダン/ヴァリアントとして豪華な室内と快適な乗り味を含む走行性能を持ち合わせている。
クロスオーバーを連想させるスタイリングのため、パサートヴァリアントとの違いは一目瞭然の堂々の出で立ち。アンダーガードの類とフェンダーカバーを加えることで、ヘビーデューティーな印象を与えている。地上高を165mmと標準のヴァリアントから30mm高め、駆動システムはトルクスプリット式4WDシステムの、4 MOTIONを採用。
エンジンはガソリン/ディーゼル共に2種類用意されるが、日本へはガソリン1種類のみ。211ps/28.6kgmのパフォーマンスで勝り燃費にも優れている2.0TSIと6速DSGの組み合わせで上陸する。
このエンジン、すでにゴルフGTIでお馴染みの2L直噴ターボ。オールトラックの1.7トンの車重を感じさせない駆動力を誇るほか、キャンピングハウスやボートトレーラーを牽引するため、28.6kgmの最大トルクを1700から5200rpmの広域で発生し続けるトルク重視のエンジン特性がGTI以上に活きる。
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