テスラ モデルS 試乗レポート/石川真禧照(2/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:オートックワン編集部/TESLA
200km以上走行しても、使用電地は半分ほど
高速道路に入り、スピードを上げる。100km/hオーバーすると電池のヘリが早くなるというので、80~100km/hで巡航する。スピード感があるので、この車速でも十分に運転を楽しめる。あまり飛ばそうという気にならないのだ。ハンドリングはやや高速での吸い付き感にかける印象があった。しかし、その原因は装着していた21インチタイヤ。本社のデザイナーの指示で、試乗車は見た目重視で21インチホイールを装着させられている。これは明らかにオーバーサイズ。ノーマルの19インチのほうが、乗り心地もハンドリングも良くなるはずだ。
それにしても、航続距離を気にせずにEVを乗り回せるなんて、試乗するまでは想像がつかなかった。ロングドライブでもここまで使えれば十分。試乗は200km近く走ったが、表示には、まだ200km以上も走行できると出ていた。すでに日本での予約も受け付けているが、当初は左ハンドル仕様だけの設定。今冬には右ハンドルも用意されるという。
気になる価格だが、日本での正式な価格は発表されていない。でも、北米の価格表では最上級のシグネチャーで7万9900ドル(1ドル95円計算で759万円)。外国製の大型セダンもちょっと飽きてきた、というクルマ好きのミリオネアに勧めたいクルマだ。
テスラ モデルS 85kWh Performance
全長x全幅x全高:4978x2189x1435mm/ホイールベース:2959mm/NEDCドライブサイクルにおける推定航続距離:500km/0-100km:4.4秒/最高時速212km/h
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