テスラ モデルS 試乗レポート/石川真禧照(1/2)

  • 筆者: 石川 真禧照
  • カメラマン:オートックワン編集部/TESLA
テスラ モデルS 試乗レポート/石川真禧照
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一充電で東京から京都までひとっ走り!

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EV=電気自動車というと、実走航続距離が100~150kmのシティコミューター的乗り物というイメージがある。だから遠出しようとすると、途中で充電しながらのドライブになる。これまでは充電ポイントで行動範囲が限られてしまっていた。

しかし、アメリカからやってきたテスラ モデル Sというセダンは違う。最上級モデルは、約90km/h平均なら一回の充電で480km走行できるというのだ。試乗したモデルはテスラ モデル S シグニチャー。85kwh(ハイパフォーマンス版)のモーターを搭載する最上級モデルだ。このほかに85kwh(ノーマル版)と60kwhを搭載するモデルも選ぶことができる。

それにしても、航続距離が500km近いということは、東京からなら軽井沢や箱根を無給電で往復できる。片道なら仙台や京都だって無給電で行ける。これならかなり実用的だ。

テスラ モデル Sのボディサイズは全長4978mm、全幅1964mm、全高1435mmというビッグサイズ。トヨタ クラウンアスリートよりも長さは約10cm、幅は16cm大きく、高さは25mm低いというプロポーションなのだ。後輪駆動で、ホイールベースは2959mm、クラウンよりも実に11cmも長い。

室内はとても広い。特にリアシートは床がフラットで、大人3人掛けでも窮屈でないほど。足元も、頭上のスペースもタップリとしている。ラゲッジスペースも大きい。リアは大きく開くゲートだが、幅、奥行きともにあり、ゴルフバッグなら4バッグ入る。さらに、フロントにも深さ1000mm、左右幅720~900mmのスペースがある。

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センターコンソールには17インチのタッチスクリーンが鎮座

テスラ モデルS シグネチャー パフォーマンス

いよいよ試乗開始。リアランプ横の給電口からケーブルを外す。充電は100V/200Vのどちらでもできる。日本の規格にも合致している。フル充電は5時間。オプションのデュアルチャージャーを搭載すると45分だ。

準備完了。ドアの前に立つとドアハンドルがせり出す。それを引いてドアを開ける。シートはクッションが薄いが、座り心地は良い。セミスポーツな感じ。

テスラ モデルS シグネチャー パフォーマンス

フロントシートに座って目につくのは、センターコンソールの大型モニター。そのサイズは17インチスクリーン。ボクが普段使っているノートパソコンよりも大きい画面だ。

スターターボタンを押すと、起動。スクリーンには地図、ブラウザー、コントロールの各画面が表示できる。地図はグーグルマップも出る。コントロール画面で回生レベルやサスペンション、パワーステアリングの硬さや重さを調節できる。

スタートするために、Dレンジにシフト。シフトはコラムから出ているが、そのレバーはメルセデス・ベンツの乗用車と共通の部品を用いている。そういえば、パワーウィンドウスイッチも同様だ。テスラはダイムラー、トヨタ、パナソニックから出資を受けているので、その繋がりからだろう。

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テスラ モデルS シグネチャー パフォーマンス

スタートからの加速は静かで、速い。ブレーキは4輪個々に装備されている。回生は2段階に調節できるが、回生音は全く聞こえない。

高速道路に入るために街中を走る。大柄な白色の4ドアセダンはかなり注目度が高い。営業用のバンの男の子からマイバッハを運転しているミリオネアまで、じっと見ている。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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