K4-GP 富士500キロ耐久レース 現地レポート(2/3)
- 筆者: マリオ 二等兵
- カメラマン:マリオ二等兵
気軽に参加しやすい「空気」を感じることができる
参戦するドライバーのタイプもバラエティに富んでいるのが特徴で、元GTレースのドライバーから、免許取り立ての運転初心者まで、様々なドライバーがコース上を駆け巡ります。
ドライバーの運転技量や経験値の格差は激しいですが、速いドライバーたちはその辺の事情をよく理解しており、遅いクルマを上手く避けてくれるので、最低限のマナーさえ守れば、遅いクルマが邪魔者扱いされることはありません。
レースや走行会ではいつもスタート直後から「最遅」のポジションをキープし、「動くパイロン」と化してしまうこのマリオにとっては、ここは重要なポイントです。
いろいろな意味で混戦状態となっているので、レースの初心者でも腰が引けることなく、気軽に参加しやすい空気を感じるレースは極めてまれ(というより他にはない)な存在であるといえるでしょう。
ただし、速いクルマではストレートで時速150キロオーバーに達するので、ナメてかかるのは絶対に禁物。本格的なレースと同様にリスクや緊張感が伴うことを忘れてはいけません。そんなスリリングさを肌で感じられるところも、レース初心者にとってはたいへん刺激的な要素となります。
そして、いよいよ500キロ耐久レースがスタート!
「K4-GP・FUJI500キロ耐久レース」は、8月12日に開催されました(FUJI1,000キロ耐久レースは翌日13日に開催)。
この日は朝から台風の影響で大荒れ模様。午前中の練習走行は土砂降りの大雨の中行われましたが、劣悪なコンディションにもかかわらず、大きなトラブルが発生することもなく無事に終了。午後1時のスタート後には雨も上がり、コースコンディションは徐々に良くなりました。
やはり往年のレースカーデザインをまとった本気モード全開マシンの速さが目立ちます。
これに次いで、ビートやカプチーノ、AZ-1といった、90年代に誕生した軽自動車史に残るスポーツカーをチューンしたマシンたちもいまだ現役バリバリという感じでコース上を席巻。
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