燃費「40km/L」の新型プリウス、TNGA採用で価格“据え置き”か(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:オートックワン編集部
突如、日本で初披露された次期プリウス!売れ行きを決定付ける“価格”について考えてみる
東京モーターショーに出展される次期型プリウスは、12月9日の発売だとウワサされている。
ところが10月13日に突如「プロトタイプの技術発表会」を開いたのだった。すでにラスベガスやフランクフルトで実車展示しているものの、詳細な内容の公表は母国の日本にしたいという配慮か?スペックなど詳細についちゃ「自動車ニュース」のコーナーを御覧頂きたく。
ということで、次期型プリウスの売れ行きを決定づけるポイントになる価格設定について考えてみたい。
現行プリウスの弱点である価格面を克服
まず、クルマ全体の魅力度。アメリカや中国などで指摘されている現行プリウスの弱点と言えば「車格の割に高価なこと」。
トヨタも大きな課題だと考えていたのだろう。次期型プリウスはボディ幅を広げるなど、大きくて存在感のあるクルマに仕立ててきた。けれど、値上げしたのでは意味がない。
トヨタの関係者に聞いてみたら「だからTNGAなんです」。TNGAという設計コンセプト、コストダウンも重視しているそうな。共通設計部分を増やして大量に生産することにより、優れたクルマをリーズナブルに作ることこそ最大の目標らしい。
どうやらアメリカでは現行モデルよりひと回り大きくて立派な次期型を、ほとんど同じ価格で売るようなのだ。
だとしたらニーズあるし、販売も伸びると思う。
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