【ジュネーブショー2014】VW、新型ポロのラインアップを一挙公開
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フォルクスワーゲンは、「ジュネーブモーターショー2014」で「ポロ TSI ブルーモーション」、「ポロ TDI ブルーモーション」、「ポロブルーGT、クロスポロ」の4モデルを発表。さらにフォルクスワーゲンは、ポロシリーズのために、新しい「Rライン」のエクステリア・インテリアパッケージも併せて発表した。
ポロ ブルーモーション~95PSの1.0TSIエンジンを初導入~
5人乗り乗用車として世界で最も燃費に優れた「ポロブルーモーション」は、これまでディーゼルターボとの組み合わせでのみ提供されてきた。しかし、今年後半から、「ポロ TSI ブルーモーション」という名称で、ターボ付ガソリンエンジン(66kW/90PS)でも選択可能となる。同モデルには、フォルクスワーゲンが新たに開発し燃料消費率4.1L/100kmを達成した、直噴ターボ付3気筒エンジンが初めて搭載される。
一方、新しい「ポロ TDI ブルーモーション」も、新開発の3気筒直噴ターボディーゼル(55kW/ 75PS)を搭載し、燃料消費はわずか3.1L/100kmと、5人乗りの市販モデルの新たな燃費記録を打ち立てている。
ポロ ブルーGT~EU走行サイクルで0.4L/100km~
このエンジンにのみ採用しているシリンダー休止システム(ACTもしくはアクティブシリンダーマネジメント)により、優れたダイナミック性能と燃費効率を両立している。そのうちダイナミック性能については、従来103kW/140PSだった最高出力を110kW/150PSまで増強させ、燃料消費はそのままに出力を10PS向上させている。
クロスポロ~エクステリアの一部が刷新~
クロスポは、オフローダー風の際立った外観と、他のポロと遜色ないオンロード性能、そうしたキャラクターを好むすべてのユーザーに向けて開発されたモデル。ボディは従来通り4ドアのみで、この2014年モデルでは、2種類のメタリックカラー(ハニーオレンジ・チタニウムベージュ)、シート素材、ホイールおよびスモーク仕様になったテールランプなどが刷新された。
ポロ R ライン パッケージ~専用アイテムを開発~
「Rライン」のプログラムでは、よりダイナミックなイメージを訴求している。Rライン パッケージは、コンフォートラインとハイラインの2つの装備バージョンが選択可能で、エクステリア及びインテリアパッケージとして最新のポロのために、バンパー、スポーツシート、ステアリングホイールなどが開発されている。
さらにレベルアップした燃費性能、快適性、安全性
「ポロ TSI ブルーモーション」、「ポロ TDI ブルーモーション」、「ポロブルーGT」、「クロスポロ」を含め、すべての新型ポロがこのクラスでは卓越した走行性能、快適性、安全性の持ち主に仕上っている。
新型 ポロでは、新採用の『エレクトロ メカニカル パワーステアリング』により、ステアリングの正確性がさらに向上。さらに、新開発のメカニズムとして、ドライバーがボタンを押すだけで、足回りのチューニングの切り替えができる電子制御式ダンパーを使った「スポーツセレクト」サスペンションが新型ポロで初採用となる(ポロブルーモーションおよびクロスポロには設定なし)。
それと並行して、ドライバーアシスタンスシステムを複数追加設定。たとえば、全車に標準装備された新世代のマルチコリジョンブレーキやオプション装備のドライバー警告システム、シティエマージェンシーブレーキとアダプティブクルーズコントロール(ACC)の機能を備えたフロントアシストなどがある。
さらに、オプションのリアアシスト(リアビューカメラ)を装着すれば、よりシャープな後方視界を得ることが可能。また、空調の操作パネルも今回デザインが一新されている。
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