六本木をF1マシンが疾走!?ルノーがニュル最速の血統を受け継ぐモデル「メガーヌ R.S. 273/トロフィーS」を発表
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F1日本GPが六本木で開幕!?
「3・・・2・・・1・・・START」
フォーミュラマシンでお馴染みの甲高いエキゾーストノートを発し、テレビ朝日の横・国道319号をスタートする“F1 ROPPONGI GRAND PRIX”。夜の六本木の街を疾走するそれは、10月6日~9日に開催されるF1日本GP。
・・・ではなく、これはルノー・ジャポンが本家・鈴鹿サーキットのレイアウトを模して、六本木を中心にコース化し、 F1マシンで夜の六本木の街をフォーミュラマシンが時速300キロで疾走するとどうなるかを再現したバーチャルF1走行映像である。
ルノー・ジャポンは10月5日(水)、ニュルブルクリンク最速の血統を受けつぐ新型「メガーヌ」の最上級スポーツモデル、『メガーヌ ルノー・スポール 273』と、その限定モデル『メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー S (LHD)』を発売開始した。同日行われた発表会には、ルノー・スポールF1チームドライバーのジョリオン・パーマー選手も駆けつけた。
「鈴鹿はレジェンド」
フォーミュラマシン(ショーカー)のコックピットに収まり、バーチャルF1走行映像を見たジョリオン・パーマー選手は、「すごく良いトラックだと思います。とてもクール。トンネルがあったり、信号があったり、すごくクレイジーだなと思いました(笑)本当にレースをするとしたら、タクシーとか歩行者を通行止めしたほうが良いかなと思います(笑)」と、楽しんだ様子。
実際にF1日本GPが行われる鈴鹿サーキットについては、そこまで詳しくないとしながらも、「F1の中ではレジェンドと言える場所。レースをしたことがある人に意見を聞くと、まさにベストなサーキットの一つだと言っていますし、F1の中でも様々な歴史的瞬間が生まれた場所だと感じています。」と印象を語った。
また、パフォーマンスや心地よさの両方を兼ね備えた良い車だと、自身もメガーヌ RSを所有するジョリオン・パーマー選手は、今回発表された『メガーヌ ルノー・スポール 273』、『メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー S (LHD)』を既にドライブしたそうで、「本当に素晴らしいノウハウが詰まった車です。ハンドルを切るときにすごくサスペンションが良い印象ですが、なによりエンジンが素晴らしいと感じています。」とコメントした。
最後に、いよいよ開幕するF1日本GPへの抱負を訊かれると、「今年、チームはタフな戦いが強いられている厳しい年ですが、前戦のマレーシアGPで自身初のポイントを獲得できました。チームの皆もとてもエキサイティングな気持ちで、先週に引き続き今回もポイントを取りたいと思っています。そしてチームとしては、同僚のケビン(・マグヌッセン)もシンガポールでポイントを取り、私もマレーシアで取れたので、やはりチーム両方で頑張りたいと思います。」と熱くコメントした。
ニュルでFF最速の血統を受け継ぐモデル
そんな、ルノー・スポールF1チームドライバーのジョリオン・パーマー選手も絶賛する『メガーヌ ルノー・スポール 273』は、2014年にニュルブルクリンク北コースで、当時、FF車最速レコードとなる7分54秒36をマークした「メガーヌ R.S. トロフィーR」の血統を受け継ぐモデル。
販売価格(消費税込)は399万円で、「メガーヌ R.S. トロフィーR」と同じ273馬力を発揮する2.0リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、レカロ製バケットシートやブレンボ製フロントキャリパーを採用する本格スポーツ走行が楽しめる。
さらに、『メガーヌ ルノー・スポール 273』の限定モデルである『メガーヌ ルノー・スポール 273 トロフィー S (LHD)』では、同パワートレインに、オーリンズ製ダンパーやアクラポビッチ製チタンマフラー、レザーやアルカンターラを用いたレカロ製バケットシートなどが装備されている。ニュルブルクリンクでタイムアタックしたモデルが左ハンドルであったことから、こちらのモデルも同様に左ハンドルの設定とされ、よりレーシーな雰囲気を纏っている。販売価格(消費税込)は456万円で、50台限定で販売される。
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