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試乗レポート 2014/3/10 16:47

ポルシェ 新型SUV「マカン」海外試乗レポート/清水和夫(2/2)

関連: ポルシェ マカン Text: 清水 和夫 Photo: ポルシェジャパン
ポルシェ 新型SUV「マカン」海外試乗レポート/清水和夫

日本で走るなら、シャープに吹き上がる「マカンS」が向いている

ポルシェ 新型マカンS

ここで読者の皆さんに確認しておきたいことがあるが、馬力とトルクの違いを理解できているかどうか。

トルクはクランクシャフトに発生する回転力、つまり力なので時間とは無縁だ。一方馬力はワット(W)でも表示できる仕事の効率なので、時間とは密接な関係にある。エンジンには力と効率を示す二種類の単位があるので違いを知っておくといいだろう。「マカンターボ」と「マカンS」の馬力の違いは60馬力。これは仕事率の差を意味するから、大きな仕事をする時は60馬力の差は効いてくる。

つまり馬力の差は最高速の差となって表れる。速度の低い日本では馬力よりもトルクを重視した性能が向いているわけだ。

ポルシェ 新型マカンSポルシェ 新型マカンS

実際に試乗してみると、マカンターボとマカンSの違いは町中ではあまり感じられないが、アウトバーンに入り、スロットルを床まで踏み込むと「その差」を感じることができた。400馬力のターボはやはり凄い!と思った瞬間だった。

ところでハイスピードでは物理の法則により空気の壁が邪魔になるが、マカンターボはその壁を切り裂きながらさらに突き進む。タイヤの速度限界の250キロまでは時間がかからない。

だが、ワインディングや町中ではマカンSの3リッターV6ターボのほうがエンジンはシャープに吹き上がる。日本で使うならマカンSが向いている。むしろエンジンにお金をかけるよりもPCCBと呼ばれるカーボンコンポジットのブレーキに予算を使いたいというのが清水流ポルシェの買い方だ。

2リッターターボモデルも登場する? かもしれない

ポルシェ 新型マカンS

試乗会の基地は、ポルシェ マカンが生産されるドイツのライプツィヒだったので、量産が始まったばかりのマカンの生産工場の一部を見学することができた。

感心したのはボディ工程だ。適材適所で軽量高剛性なスティールとアルミが使われているが、接着剤と溶接を組み合わせて剛性の高いボディが作られている。モノコックボディを除くと、部分的にはアウディのマークが入った部品が使われているが、組み立てる段階ではポルシェの独自技術で生産される。

ポルシェ 新型マカンSとモータージャーナリストの清水和夫氏

しかもエンジンもAWDシステムも,

アウディとは異なるポルシェの独自技術だ。ギアボックスはポルシェのPDK(ツインクラッチトランスミッション)を採用しているから、スポーツカーメーカーのDNAを踏襲している。

今回はシリーズ最強の「マカンターボ」と「マカンS」をテストドライブできたが、噂では素の「マカン」が後から登場するらしい。エンジンはもしかしたらダウンサイジングの2リッターターボが搭載されるかもしれない。必死で貯金すれば手が届くポルシェになるかもしれない、と期待したい。

[ Text:清水和夫 ]

筆者: 清水 和夫

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