新車の「レクサス NX PHEV」購入予算700万円台でポルシェのスポーティSUV「マカン」を買うのはアリ![どっち買う!?]

  • 筆者: 遠藤 イヅル
  • カメラマン:小林 岳夫・和田 清志・MOTA編集部・ポルシェジャパン
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2021年レクサス自らが「次世代モデル」と呼ぶ2代目の新型「NX」は、スタイリッシュかつ骨太なデザイン、シンプルで高品質なインテリア、4種類ものパワートレーンが用意されるなど、気合が入ったモデルとなっている。見所が多い新型NXだが、最大の注目はPHEV版「NX450h+」だ。エコ性能を達成しつつ、エンジン+モーターのシステム最高出力は309psと、スポーツカーのような高出力を持つ。

しかしその分、新車価格は714万円から738万円と、700万円をゆうに超えてくる。「この価格だと、他のクルマが買えないか?」ということで、今回はポルシェのミドルクラスSUV 「マカン」が700万円台で購入できるのか、調べてみることにしよう。

目次[開く][閉じる]
  1. ポルシェのコンパクトスポーティSUV「マカン」
  2. 3年落ち・走行3万キロ以下・700万円台で「ポルシェ マカン」の中古車を検索
  3. 700万円を出せば2018年12月以降〜2021年7月のマイナーチェンジ版モデルも狙える
  4. コーナリングが楽しい、「さすがポルシェ」というSUV

ポルシェのコンパクトスポーティSUV「マカン」

スポーツカーメーカーとして長い歴史を刻むポルシェ。そのポルシェが、2002年に初のSUV「カイエン」をデビューさせた時は、大いに驚かされた。しかし現在では、今回取り上げるマカンとともに、SUVは同社のメイン車種に成長している。しかもマカンは、ポルシェでいちばん売れているモデルとなった。

カイエンよりもひとまわり小さなSUV として2014年に登場したマカンは、ベースを同グループ内のアウディ Q5(初代)としているが、外観はカイエンのイメージを残すポルシェ・オリジナルに。フルタイム4WDを採用するが、通常走行ではリア80%の配分となり、後輪駆動のようなドライブフィールを味わえる。トランスミッションは7速PDKのみだ。

2018年12月のマイナーチェンジでは、内外装の変更・運転支援機能を強化した。2021年7月に再び行われたマイナーチェンジでは、さらに内外装をブラッシュアップ。インテリアでは、シフトノブの小型化・スイッチ類のタッチパネル化などでスッキリした印象となった。

3年落ち・走行3万キロ以下・700万円台で「ポルシェ マカン」の中古車を検索

ポルシェ マカンの中古車検索にあたり、新車でレクサス NX PHEVを購入する際の中心販売価格帯700万台に設定。マカンの年式は3年落ち、走行距離は3万キロ以内としている。

走行距離3万キロ以内、2018年式までの「ポルシェ マカン」の中古車を検索

▼中古車検索条件▼

・メーカー車名: ポルシェ マカン

・モデル:2014年式モデル

・年式:平成30(2018)年~令和3(2021)年

・走行距離:~最大3万キロまで

・価格帯: 700万円台

・修復歴:なし

(2021年12月23日現在 MOTA調べ)

700万円を出せば2018年12月以降〜2021年7月のマイナーチェンジ版モデルも狙える

上記条件での検索で、23台のマカンがヒットした。参考までに、検索範囲を拡大し、5年落ち・5万キロへ条件を変更したところ、47台に増加した。(2021年12月23日現在 MOTA調べ)

では、23台を詳しく見ていこう。

2018年12月までのマカンには、2リッター直4ターボ(252PS)を積む「無印」のベースグレード(検索上では「PDK」と表示される)、3リッターV6ターボの「マカンS」(340PS)、「マカンGTS」(340PS)、そして3.6LV6ツインターボの「マカンターボ」(400PS)と「マカンターボ パフォーマンス」(440PS)という布陣で、2018年12月以降では「S」のパワーが354PSまでアップしている。

そのうち、700万円台で表示されたのは「無印(PDK)」と「GTS」で、後者は2台のみだった。

相場は高くなるが、高価なオプションを搭載するモデルの買い得感にも注目

しかし注目はアップデートが施された2018年12月以降のモデル(外観では、LEDデイライトの位置が低くなっており判断できる)が多数含まれていることで、レクサスNX PHEVの厳密な購入価格帯である約750万円台以内でも、4台がヒットした。年式的には2019年の表示となっているようだ。当時の新車価格は、711.9万円だった。

あれ?新車価格よりも中古のほうが高い? と思うかもしれないが、ポルシェには豊富なオプションが用意されているため、中古車でもそれらを満載していることが多い。

例えば、パフォーマンスを向上する「スポーツクロノパッケージ」(約18万円)、「19インチホイール」(約25〜30万円)、「プライバシーガラス」(約8万円)……などが盛り込まれているのだ。

例えばとある750万円台のマカンでは、なんとオプション代が250万円!も装備されているものも。そう考えると、マカンの中古車は、しっかり探すととてもオトクな物件がある、と言える。

コーナリングが楽しい、「さすがポルシェ」というSUV

購入対象のマカンは、レクサス 新型NX PHEVより最高出力が低く、燃費性能はむろん及ばない。しかし、やはり憧れのポルシェが同じ額で買える……となれば、「ちょっと考えてみよう」と思う人もいるのではないだろうか。

レクサス 新型NXも走りを磨いたSUVだが、スポーツカーだけを作り続けてきたポルシェが生み出しただけあって、マカンのコーナリングの気持ち良さは突出している。

それでいて、車内は広く快適で実用性は高い。品質も極めて良く、ファミリーカー・実用車としての使い勝手も優れている。

しかも2018年頃のモデルともなると、熟成度も高まっているのだ。前述のように、中古車では高価なオプションがたくさん装備されていることも多い。

憧れたメイクスのクルマに、今の予算で手が届くかも……と夢が持てる中古車検索。今後も続けていきたいと思う。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:小林 岳夫・和田 清志・MOTA編集部・ポルシェジャパン]

ポルシェ/マカン
ポルシェ マカンカタログを見る
新車価格:
838万円1,295万円
中古価格:
198万円1,570万円

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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