リーフって実際使えるの?オーナーに充電回数や使用頻度を聞いてみた

  • 筆者: オートックワン 編集部

日産 リーフオーナー489人にアンケート!みんなどのくらい使ってる?

日産自動車は、新型リーフオーナー489人を対象に「実際にEVを試用した感想」に関するアンケート調査を実施した。アンケート項目は多岐にわたるが、その中からいくつか抜粋して調査結果をお伝えする。「電気自動車ってどうなの?」と疑問に思っている方はぜひ参考にしてほしい。

アンケート実施概要

調査方法:インターネットによるSA・FA形式のアンケート調査

調査対象:新型日産 リーフのオーナー

回答期間:2018年1月19日~2018年1月25日

有効回答:489名

[調査主体:日産自動車]

リーフオーナーってどんな人?

アンケートに回答した489人のリーフオーナーの属性分布は下記のようになった。

大きな特徴は、月間走行距離と使用頻度で、ほぼ毎日使う人は全体の74.8%を占めており、月間走行距離のボリュームゾーンは500~1000kmと少し長め()の結果となっていることだ。

自宅に充電設備がある割合(戸建てと集合住宅の割合、充電設備の規模は未調査)が多いことからも、リーフオーナーの多くは車の使用目的が明白で、通勤をはじめとする短距離の移動を頻繁に行うユーザーであることが読み取れる。

ちなみに自宅に充電設備が無いユーザーの使用頻度も、全体の割合と大きく変わることはなく、ほぼ毎日使うユーザーが72.4%だった。

ソニー損保の『2017年 全国カーライフ実態調査』によると、年間走行距離は平均6,018km。これを月間に直すと約500km/月であることから、アンケートに答えたリーフオーナーの過半数は、平均より多く車に乗るユーザーであることが判る。

>>ソニー損保、「2017年 全国カーライフ実態調査」

回答者の年代割合

■20代:1%

■30代:7%

■40代:18%

■50代:29%

■60代:34%

■70歳以上:11%

回答者の性別割合

■女性:10%

■男性:90%

自宅に充電設備がある?ない?

■ある:366人(75.8%)

■ない:123人(25.1%)

月間使用頻度

■ほぼ毎日:366人(74.8%)

■週末中心:57人(11.7%)

■平日中心:26人(5.3%)

■不定期 :40人(8.2%)

月間走行距離

■500km未満 :143人(29.2%)

■500km以上1000km未満 :195人(39.9%)

■1000km以上2000km未満:116人(23.7%)

■2000km以上 :35人(7.2%)

▼下図はソニー損保の調査結果

1週間にどれくらい充電するの?

ガソリン車と電気自動車の燃料は、言わずもがなガソリン(単位:L)と電気(単位:kWh)だ。リーフの実電費レポートでも紹介したが、単位が違うので自分のクルマと比較しようにもなかなか想像がつかない。

>>日産 新型リーフ 電費レポート|2代目リーフを街乗りから高速道路まで徹底検証!

そこで、『ご自宅のみに限らず、充電を行う機会は週に何回ありますか?』という質問に対する回答を見てみよう。

※回答は、「0~2回」「3~5回」「6回以上」の3つから1つを選ぶ選択式

1週間の充電回数人数割合

0~2回

361人

73.8%

3~5回

102人

20.9%

6回以上

26人

5.3%

過半数は週に多くて2回の充電で済んでいるようだ。これは必ずしも空の状態から満充電ではないだろうし、個人的な要素が多いと思われるが、それでもスマホのように毎日充電する必要はないようだ。

また、利用頻度別の月間走行距離と1週間の充電回数の関係を見ると、「ほぼ毎日」の利用頻度で「500~1000km/月」の走行距離のユーザーが最も多いが、その区分けでも週に0~2回の充電回数で済んでいる人が最多なので、思っているよりも充電にとられる時間は少ない。

しかし、当然ながら走行距離が増えると充電頻度は増えるので、単純な充電回数だけで考えると、月に500~1000kmの走行距離がリーフを使う上では適しているようだ。

※中には月間2000km以上走る人でも週に0~2回で済んでいる人もいれば、月間500km未満でも週に6回以上充電している人もいるので、住環境や運転の仕方によって如実に電力消費量が変わるようだ。

充電し放題!のプログラム「ZESP2」は加入したほうがよさそう

ところでZESP2(日産ゼロエミッションサポートプログラム)はご存じだろうか。日々お財布を気にしながら給油するガソリン車・ディーゼル車ユーザーからすると、とんでもなく羨ましい内容のサポートプログラムだ。

ZESP2は「充電サービス」「ITサポート」「日産レンタカー割引」「エマージェンシーサポート」の4つから成り立っており、特に「充電サポート」がお得過ぎる。月2000円の定額制プランに加入すると、日産販売店舗や高速道路・商業施設・コンビニなどに設置されている急速充電器を無料で使用することが出来る。何度充電しても電気代が月に2000円を超えないのだ。ランニングコストの面では日産 リーフは圧倒的に優れていることになる。キャンペーンの対象となる充電設備は全国で5500基以上あるので、ご自宅周辺の充電設備を確認してみてほしい。

月間の走行距離別に加入状況を見ると圧倒的に使いホーダイプラン(月額2000円)加入率が高いことから、リーフを買うなら入っておいた方が良いことが分かる。

>>ZESP2の詳細は日産公式HPへ

月間走行距離とZESP2加入状況の関係
月間走行距離使いホーダイプランつど課金プラン加入していない

500km未満

122

11

10

500km以上1000km未満

171

13

11

1000km以上2000km未満

107

4

5

2000km以上

33

1

1

おすすめのツールは『EV smart』

『電気自動車(EV)でお出かけの際におすすめの"ツール"や"アプリ"などはありますか?』という問いに対して、半数の245人が“ある”と回答。具体的なアプリ名を聞くと、EV/PHEV向けの車種を指定して充電スポットを検索できるアプリの『EV smart』が1位という結果になった。

他には、『EV充電サーチ』と『GoGOEV』という、どちらも充電スポットを都道府県別に探すことが出来るサービスで、どちらもアプリ版がリリースされている。

新型リーフの良い点・悪い点、オーナーの評価は?

片道100km以上の遠出をしたことがある256人に対して、「ガソリン車に比べて新型リーフは快適でしたか?」と質問したところ、「快適」「とても快適」と答えた人は79%を占めた。また、快適だったと回答した人の多くは“e-pedal”の使い心地を評価するコメントが多く見られた。

一方、快適ではなかったと答えた人の多くは航続距離やエアコンを試用したときの電費について疑問をもっており、今後の課題も見られた。

とはいえ、短距離を頻繁に移動する使い方であればEVを積極的に選ぶ理由になることがこのアンケートから浮かび上がってきた。残念ながら、すべての自動車ユーザーにEVをおススメできる段階では未だないようだが、実は生活スタイルにEVの使い方が最適だというユーザーも少なからずいるということだろう。この機会に、ご自身のクルマの使い方を改めて振り返り、EVという選択肢も改めて考えてみてはいかがだろうか。

快適だった

・燃料代がかからない

・高速で静かだった。また、プロパイロットで運転が楽になった

・プロパイロットの走りがとても興味深かったから

・思っていた以上に静粛性が高かった。ワンペダルが想像以上によかった。停車中のブレーキ保持は意外と体力を使うことだったのだと感じた。

どちらも変わらない

・走行距離がもう少しほしい

・走行性能や静音性、自動運転など走りやすく疲れづらかったが、充電の減りが早く、充電時間が多くとられていたため

まったく快適ではなかった

・高速道路では電気消費量が多く、SAで充電装置を他車が使用していたため、充電できず。静かで加速が優れていても、まったく帰りは快適ではなかった

・航続距離が心配、エアコンの節約など、寒い思いと、気にすることが多い。

・目的地まではとどくのだけれども、翌日そこから充電場所までとどくのかどうか不安だった。

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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